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【情熱】オシム氏が尊重するもの

2006年07月24日 | テレビ

 昨晩、「情熱大陸」(MBS)を見ました。いつもは「世界遺産」を見る時間でしたが、前の野球が押して、放送時間が繰り上がっていたので、たまたま見ることになったのです。

 今回は、イビチャ・オシム氏。サッカー日本代表の監督として、最近(6月下旬ごろの「史上最大の失言」から)はすっかり知られる人となってしまいました。
 しかし番組はすでに5月から、取材を開始していたのですね。番組の先見の眼が凄いというか、それだけサッカー界では次期監督候補として有力視されていたのか。

 頭脳明晰で、数学的な理論でサッカーを展開する、バリバリの理系の頭の持ち主のようです。しかしその一方で、他国の文化を尊重するという観点も持ち合わせているのだなぁとおもいました。
 「日本人は日本人であることに意識を持つべきだ─」
 いくら理論的なサッカーをしようとも、日本人が、ヨーロッパやブラジルのプレーを真似したところで、強くなれるわけが無い。日本人らしさを生かした、プレーをするべきである。その答えも、実に明快で、説得力があるように思えました。
 選手への指示は具体的で、信念を通す。オシム氏が「名将」と呼ばれるのは、人間性の崇高さがあるのだなと感じずにいられませんでした。

 オシム氏の出身地・サラエボで、悲劇的な内戦を、言ってみれば戦争を経験した人物です。他国の歴史や文化を尊重することの大切さや必要さを、誰よりも心得ている所以なのでしょう。
 もっともっと、オシム氏の過去や、その国の歴史についてを、知りたくなってきました。それにしても放送時間30分は、充実していたが短すぎる。



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