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蚊焼です。日記です。
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【探険ロ】分かち合う

2007年12月15日 | テレビ

 今回「探険ロマン世界遺産」(NHK)で取り上げられた遺産は、オマーンの「アフラージ灌漑施設」(2006年登録)。

 灌漑施設など水利施設の世界遺産は他にも色々とありますけれども、その利用の仕方や、自治管理については、フィリピンのイフガオの棚田(「コルディリェーラの棚田群」)のような感じに見受けられました。
 灌漑施設の規模の大きさや、高度な土木技術につい目がいきがちなのですが、それらを人々が長い間管理してきた継続力や補修技術、そして知恵というものこそ、世界遺産の価値そのものではないだろうかと思いました。

 平等に、不公平の無い、労働力と対価となるように、争いの起こらないように。
 日本の棚田だって、そうではございませんか。かつて日本の農村にあった、「コモンズ」という考え方そのものではございませんか。


 ちなみに「アフラージ」とは「ファラジ」の単数形、「ファラジ」とは「分かち合う」という意味を持つのだそうです。
 地理の授業で習いましたよね、砂漠に点々と、一直線に並ぶ「穴」。「フォガラ」とか「カナート」という別の呼び方を思い出しました。

 参考:ミツカン水の文化センター「貴重な水を運ぶカナート」



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