本日は、長崎くんち(今年は10月7日から9日まで)
の前に行われる「庭見世」を見に行きました。
尚、文中でもちょいちょい説明しますが、
長崎くんちの詳しい説明については、
「長崎くんち」公式HP(長崎伝統芸能振興会)を
ご覧になってください。
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まず行ったのは、鍛冶屋町。
ここは七福神の宝船(一番上の写真)と、
傘鉾のからくり人形の舞が奉納
(長崎の諏訪神社の前で、くんち当日に
踊りを「奉納」するのです)されます。
次に油屋町の川船(二番目の写真)、
そして今籠町の傘鉾(かさぼこ、三番目の写真)
を見ることが出来ました。
飾りが実に細かく、そして派手で好いです。
踊り町は他にもあるのですが、
都合この3町だけしか回れませんでした。
しかしながら大変多くの人(地元の関係者や
県内外の観光客)で、凄い混雑でした。
くんち本番前から、大変盛り上がっております。
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ところで「庭見世」の「庭」とは、
長屋の中にある開けた空間のことです。
長屋といえば、京都もしくは小京都
(例えば近江八幡や飛騨高山ですね)と
呼ばれる町にある細長い店舗兼住居です。
江戸で言う「ウナギの寝床」です。
ベトナムのホイアン(日本人町があった)でも
見ることが出来ます。
その庭をこの日だけはオープンにして、
出し物の衣装や山車、もしくは
祝いの寄贈品などが展示されるのです。
しかしながら最近は長屋の古民家が
珍しくなってしまいました。
(むしろ長崎に未だ長屋があったことが
大変驚きでしたし、実に嬉しい事と思いました。)
そのため最近では、店舗やガレージを
使って展示する所が多いようです。
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展示されている贈り物は、
「栗饅頭」や「桃カステラ」といった
長崎名産のお菓子と、
柘榴や柿などの果物が一般的です。
特に柿は「とんご柿」もしくは「ゴマ柿」
といって、長崎近郊でしか栽培していない
小ぶりでとても甘いものです。
ググっても分かりませんでした。
あんまし庭見せのことは、
ネットに出ていないものですね。