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昨日は、「奥玉地域づくり講演会」に家内と出かけてきました。
講師は、「里山資本主義」で有名な藻谷浩介氏です。私は、これで
盛岡、住田町、盛岡、奥玉と4回目の聴講となりますが、
地域や聴講者に合わせた講演は、飽きることなく聞くことができます。
人口減少と少子化、高齢者の増加を基本として講演を行いますが、
増田前岩手県知事の「地方消滅」が発売される数年前から、この人口問題を
「デフレの正体」で書いた藻谷さんの、人口減少の話は説得力があります。
藻谷さんとは、住田町の講演以降、会うたびに声をおかけするので、顔を
覚えてくださったようで、今日の講演内容について少しだけ話すことができました。
合併前の3200市町村を回り、日本国内のほとんどの鉄道を完乗したという経歴と
毎日暮らしている、自分たちの地域の足元の事をまるでここで暮らしているかのように
感じさせる情報の多さと確かさに毎回驚かされます。
藻谷さんは、時々ニュースステーションで見かけますが、アンテナを高くしていると
テレビで見るより、頻繁に岩手県内を訪れているような気がします。
昨日の講演で話された、
・同じ80歳のおじいいちゃんは、ここで暮らしているのと東京で暮らしているのと
どちらが幸せか?
・東京で暮らし、時々地方に遊びに行くのと、地方で暮らし、時々東京に遊びに
行くのとどちらがいいのか?
など、私が常々思っていることも話されていました。
私は、一時期一関を離れていた期間もありますが、この一関で暮らして間もなく
半世紀(50年)となります。かつて、5、6時間かかった東京へもわずか2時間で
行けるようになりました。また、インターネットの普及により、ほとんどの商品が
大都市に暮らす人と同じような条件で購入できるようにもなりました。
お米は、安くて美味しい、農業祭に行けば安くて最高級の牛肉を手軽に購入できますし、
六本木で有名な某店には、並ばずにランチもディナーも食べれます。
夏には、渓流・鮎釣り、冬にはスキー、近くには全国屈指の温泉がたくさんあります。
もう一度、一関の素晴らしいさと暮らしやすさを見直してみます。