一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

前例より前進。代表質問導入で市議会は変わるか。

2019-02-25 07:48:14 | 日記

第69回一関市議会定例会において、初めて導入された「代表質問」に清和会を

代表して登壇しました。議会改革の議論が続く中、議長、各会派、各議員の協力、

当局との協議が円滑に進み協議が始まって1年余りで、導入にこぎつけられた事は

一定の評価ができると思っています。

内容については、各会派それぞれが中身について検討をしたものと思いますが、

今後検証を行い、より良い形にしていきたいと思っています。

私自身は、先日お会いした犬山市議会・議長のビアンキ・アンソニーさんの名刺に

大きく刷り込まれた「前例より前進」をキーワードに質問を行いました。

特にも、商業振興に関して

「市内各地域の商店街は、長い歴史と伝統により、そこに

暮らす住民を支え、まちの活気を担ってきた地域のまさに

「宝」であり、この宝を生かしていく取り組みが重要で

あると考え以下質問します。・・・」

として進めた質問に対して、市長の答弁がまさに「官僚答弁」であったため、

予定にしていなかった案件ですが、一問一答でその答弁に対して、あらためて、

市長の考え方を伺いました。

 

私自身は、一定の納得のいく「代表質問」を行うことができたと思っていますが、

なお一層、二元代表制の一翼を担う「議会」としての役割を市民の皆さんに

わかりやすく示し、政策論争が進むことを期待しています。

  

今月は、地元の「サケの稚魚放流(滝沢川)」、大原水掛まつり、千厩ひな祭り、

等々、議会中に重なる日程が多かったのですが、ますますがんばっていきたい

と思っています。

 


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明日、一関市議会最初の代表質問

2019-02-19 21:06:04 | 日記

今日から(2月19日)、市議会定例会が始まりました。

今日は、先議案の議決や予算審査特別委員会の設置などがありました。

先議案で出された、「スポーツ施設及び観光バス待機場の整備」を目的とする、

駅東口NECプラットホームズ(株)が有する財産取得の議案について、質問が

相次ぎ、休憩をはさみ、議案審議中に議会運営委員会が開かれる事態となりました。

結果としては、先議による議決で、賛成多数で議案は可決されました。

また、明日の休会(議案審議)をはさみ、21日には、市議会初の代表質問が行われます。

代表質問は、議会運営委員会が進めている16項目の議会改革のひとつであり、各会派、

各議員、そして執行部との協議が円滑に進み、今議会から代表質問が市議会に導入され

たことは、会派制をとる当市議会にとって、新たな一歩であり、二元代表性の一翼を

担う議会としての役割をより一層市民にわかりやすく示し、政策議論がなお一層進む事が

期待されます。

また、今議会には「ICT化、タブレットの導入」に関しての1項目も議会の承認を経て、

予算議案として上程されました。

私の当初からの大きな公約である「市議会を変える」に向けて、3期目の今、議会改革を

進める委員長として重要な役割を担うことができています。

一歩ずつ「前進」していきたいと思います。

また、今回私が行う清和会・代表としての質問は以下の通りです。

質問件名1

市政運営の基本(財政運営の健全化)について

(1)市政運営において、財政の健全性の確保が基本と考えるが、勝部市政がスタートして10年が経過しようとしている。この10年において、進められてきた行財政改革の取り組みの進捗状況に関して伺う。

(2)その取り組みによる、財政運営の健全化の成果を伺う。

 

質問件名2

新たな可能性を拓く新時代のまちづくりについて

・資源・エネルギー循環型まちづくりは、東日本大震災・福島原発事故において大きな被害を受けた当市にとって、重要な施策と認識する。新エネルギーを活用した「エネルギーの地産地消」の取り組みは、今後の重要な施策である。大きな課題である廃棄物の減量化とともに、市長が目指す廃棄物をエネルギーと捉えた世界に誇れるエネルギー活用型施設整備の概要の具体、新しい時代のエネルギー活用策を一日も早く示すべきと考えるが市長の考えを伺う。

 

質問件名3

地域資源をみがき生かせる魅力あるまち(商業・観光振興)について

・商業振興は、これまでの取り組みに加え、新たな支援が必要と考える。インバウンドによる外国人観光客や国内旅行者の増加、国の取り組みにより、急激に進むキャッシュレス化やモバイル決済システムの導入、また、市民・観光客が安心してまちを散策できる安心安全な商店街が求められる。商店におけるキャッシュレス化、全国各地の商店街で進む防犯カメラ設置の支援策について伺う。

・観光情報を国内外に発信するとあるが、観光ホームページやイベントの活用等、これまでの取り組みにより、大きな成果が出ていない。海外・国内観光客対応は重要であるが、先ずは、一関に来ていただく仕組みを進めるため、世界遺産を有する「平泉」との連携強化を進め、ラグビーワールドカップ、東京オリンピックという千載一遇の絶好の機会を生かす取り組みを進めるべきと考えるが、市長の考えを伺う。

・国際交流事業は、今後非常に重要な役割を果たすと考える。一日も早く、全市的国際交流組織設立が必要と考えるが、その進め方について伺う。

質問件名4

郷土の恵みを未来へ引き継ぐ自然豊かなまち(上下水道・汚水処理事業)について

(1)全国、県内においても普及率が大きく遅れている、水道事業、汚水処理事業について、市長の大きな決断の時期がきていると考える。水道事業の広域化に向けた基本的な考え方について伺う。

(2)汚水処理事業は、今後の人口減少、財政状況、施設の整備が完成しないまま進む老朽施設の改修等の現状を見る限り、早期概成の取り組みはスタートしたが、これまでの取り組みの遅れにより、今後なお一層厳しい財政状況に影響を及ぼすと考えるが、市長の見解を伺う。

質問件名5

まち・ひと・しごとの創生について

・雇用の場の確保のために、企業誘致や事業誘致に取り組むことは重要であるが、持続可能なまちづくりを進めるためには、地域・地場産業の支援は重要である。市内企業の育成を念頭に、市内業者優先での発注・入札制度の導入を推進するとともに、今後増加する委託業務においては、市の主導により市内業者が受注できる仕組みに取り組む必要があると考えるが、市長の考えを伺う。

 


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議会から地方を変える

2019-02-08 08:33:21 | 日記

昨日は、

「議会改革第2ステージ 東北からチーム議会を目指して」の地方議会研修会に

参加してきました。

北川正恭(早稲田名誉教授)氏の「地方議会から地域を変え、地域から日本を変える」

という、基調講演から始まり、先進事例報告、議長セッション、議会事務局セッションと

続きましたが、非常に内容が充実しており4時間が短く感じられる研修会でした。

私は特にも、元ニューヨーカーと紹介されました、犬山市議会議長のビアンキ・アンソニー

さんの発言を楽しみにしていたのですが、期待通りであっただけでなく、可児市の

川上前議長、取手市の岩崎事務局員の発言などは、非常に興味深いものであり、

非常に参考になりました。

 

今回の研修を聞き、今私たちが取り組んでいる議会改革は、スタートに過ぎず、

さらなる前進が必要であることを実感しました。

ビアンキ議長の名刺に大きく印刷されている

「前例より前進」というメッセージは、私の心に大きく響きました。前例主義が尊重される

議会において、北川先生によると「特にも議運の委員長や事務局がこれまでの慣習を

守り、議会運営をスムーズに進める事に重きを置き、議長選出まで決まっている議会もある」

というような事を話されました。まさにその通りであり、「前例より前進」という言葉にこめられた

ビアンキ議長の熱い想いと決意が私の心を熱くしてくださいました。

選挙で選らばれた議員によって、また、議会で選挙によって選ばれる議長の立場は重要であり、

覚悟を持って議長を選出していくことの重要性を認識しました。

 

「チーム議会」を目指す取り組みは、まさにこれからの議会が目指す形であり、特にも市議会

という地方議会においては、国政政党の考え方に左右されない、市民のための政治を

進めていくために必要な考え方であると思います。

先進議会では、会派代表による代表質問から、議員間討議を経て、常任委員会の委員長が

行う代表質問を導入している議会もあるとの発表を聞き、私たちは一歩も二歩も遅れている

という感じを抱きました。

私は、「市議会を変える」を公約に毎回選挙戦を行ってきました。まさに絶好の機会となった

今期は、思い切った改革ができるように「前進」していきたいと思います。

 

 

 


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