一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

次世代エネルギーパークを一関に造ろう

2014-09-21 16:17:09 | 日記

経済産業省は、地球環境と調和したエネルギーの在り方に関する国民の理解の増進を図るため、

太陽光等の再生可能エネルギー設備や体験施設等を整備した「次世代エネルギーパーク

の取組を推進しています。

一関市は、今回の新清掃センター建設にあっては、新たな視点で廃棄物の処理を市民とともに

考える絶好の機会であると私は思っています。9月議会では、多くの同僚議員が、一関市の

広大な山林を活かした「里山資本主義」をモデルとした「木質バイオマス発電」について、

その導入を検討すべきとの意見提案がありました。

私は、昨年の12月議会で同様の質問を行い、農林部長から国の補助制度について回答を

得ています。

今、国は新エネルギーの取組みを推進し、様々な補助制度を構築し、自治体にその活用を

働きかけています。

   

 

私は、9月30日に開かれる「広域行政組合議会・定例会」において、改めて「次世代エネルギパーク」

認定を目指した施設建設の意見提案を行う予定です。主な項目としては、

「・・ 今、環境先進地ではエネルギー革命が進み、「エネルギーの地産地消」の考え方のもと、

廃棄物を発電のための燃料として捉え、活用しています。私は、今回の新清掃センター建設に

あたっては、焼却施設を建設するのではなく、新たな視点で、発電施設を中心としたエネルギー

基地施設建設を目指すべきと考えます。さらに、その施設は、経済産業省が進める

「次世代エネルギパーク」の認定を目指したものとすべきであると考えます。管理者の目指す、

世界に誇れる環境都市の構築には、これまでにないゴミの分別収集や廃棄物の再利用を新たな

視点で捉え検討する必要があると考えます。・・・」


また、現在考えられる、廃棄物処理の理想が「エコセメント」の製造であると考えます。

東京の日の出町では、400万人超のゴミ処理が、既存の最終処分場では間に合わなくなり、

清掃センターに「エコセメント工場」を建築し、最終処分場に埋め立てていた「焼却灰」を

セメントの原料とする事に成功しました。

一関市は、市内にそのセメント工場を有する貴重な自治体です。

その連携についても質問を行います。

「・・・清掃センターから排出される、焼却灰、し尿、下水汚泥等、多くの廃棄

  物はセメント工場で燃料や原料としてリサイクルする事が可能と考え

  る。一関市は、そのセメント工場を市内に有する貴重な自治体である。

  これまで、どのような連携を図ってきたのか、また、今後どのような連

  携を考えているのか伺う。また、説明会では、新最終処分場については、

  従来のゴミ処理の考え方の元で説明を進めていたが、焼却灰、資源ゴミ

  をセメントに再利用する事で、その説明の中身は非常に大きく変わると

  考える。十分な検討のもと説明を進めたのか伺う。・・・」


9月30日に開かれる行政組合議会は、新清掃センターの建設問題で、市民の

大きな関心が集まると思っています。

緊張の日々が続きます。

 



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平泉町議会を傍聴

2014-09-10 19:21:02 | 日記

今日は、議会が休会のため、思わぬチャンスを活かし、昨日始まった

平泉町議会・定例会「一般質問」の傍聴に出かけてきました。

県議会は、同級生で友人の飯沢君と神崎君が県議として活躍しているので

何度か傍聴していますが、他市町の一般質問を聞くのは今回が初めてです。

10時過ぎに平泉町役場に着くと既に議会は始まっていて、庁内に議場の

音声が流れています。一関市役所ではありませんが、旧大東町議会と同様の

システムで、少し懐かしい感じがしました。

議場のある3Fにあがりましたが、議会事務局がどこで、どこに受付があるか

わからないままうろうろして、何とか近くの職員に声をかけ記名して、いざ議場に

向かいました。

議場に入って、まず驚いたのは、傍聴者の人数の多い事でした。

ほぼ、8割の席が埋まっていました。空いている傍聴席は奥の方でしたが、

答弁中の町長の真っ正面に座る、菅原前町長の前を通るのも気が引け、

席が空いている手前の「記者席」に席をおろしました。

私が席に着いたときは、升沢博子さんの一般質問の最中でした。升沢さんとは、

今月25日、盛岡のアイーナで、「男女共同参画」についてのパネリストを一緒に

行う予定でしたので、終了後名刺交換を行い顔を覚えていただきました。

その後、補選で当選した佐々木議員の質問後昼食休憩となりました。

午後1時からは、修紅短大名誉教授の小梨先生との約束があるため、

午後の議場到着は、2時過ぎとなってしまいました。

午後は、千葉議員、新人の鈴木議員の質問を聞き議場を後にしました。

 

初当選した青木町長の最初の議会のため、一般質問には緊張感が漂い、

青木町長の今後の町政運営が気にかかります。

町長席の正面に座る、傍聴席の前菅原町長を前に、スマートインターチェンジ、

道の駅平泉、町営体育館建設問題が質問されると、張りつめたような空気と

緊張感に包まれました。

 

ところで、

平泉町役場には、数名の同級生が勤務しているため、とても助かりました。

升沢さんには、議会事務局に席をおく友人に紹介していただきましたが、その友人

を含め、同級生が役場で重要な役割を担っている事は、その議員さんの対応で

容易に想像がつきます。

同級生が学校や役所、様々な職場で重要な仕事をしている事を知るたび、

とてもうれしくて、友人を誇りに思います。

彼らに恥じないような活動をしていかなければと本気で思った一日でした。

 

 


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話題の本を開く

2014-09-09 18:46:33 | 日記

最近いつも思うのは、「もっと早く本が読めたら」と言う事です。

議員になって、様々な資料や本を読む事が多くなりました。

それでなくても、議会中は膨大な資料に目を通さなければなりませんし、

気になる事案があれば、それに関連する資料を探し、目を通すのはなかなか大変です。

先般、一関図書館が完成しました。先日初めて数冊の本を借りてきましたが、

返却が容易なのが大変気に入っています。さらなる、貸し出し数の増加と

入館者数を増やすにはさらなる工夫が必要と感じていますし、個人的にはコミックコーナー

がないのが気になっています。

先ほど、ネットを開いたら、「アメリカでは、図書館サービスが担う役割の中で、

施設が5%、資料が20%、職員がなんと75%だと言われているそうです。」

と言うような記事が目につきました。

図書館司書の重要な役割として、レファレンスサービスがありますが、私は

これに関しては一関図書館はこれからだな・・・と思っています。

私をはじめとして、司書さんと仲良くなっていませんし、様々な相談をあまり

していません。素晴らしい施設ができました。次は、

サービスの充実と市民の図書館の利用率を上げていく事が求められます。


数日前、大東町で「小原書店」を営む、玉義君から、お待ちかねの本が入荷しました。

と連絡がありました。今話題の「里山資本主義」も最初の発売の時に教えていただきましたし、

、彼なしには様々な政策提言はできないのかもしれません。

その本が、先日大きな話題となった増田寛也さんの

「地方消滅」~東京一極集中が招く人口急減~です。

今回は、中央公論に発表した論文を再構築したものであり、加筆もされています。

また、藻谷浩介氏や小泉進次郎氏との対談も載る貴重な一冊です。

 

中身については、様々な折にブログで書きたいと思いますが、基本的には

地方消滅は大変な事態だから、東京の一極集中を是正する大きな政策が必要。

・・・地方が元気になる事を考えよう・・・というものが基本にあるようです。

地方消滅という、ショッキングな言葉ばかりが先行していますが、

このような形で多くの人が生き方や子育て、人口減について真剣に考える事は、

私たちにとって、地方再生に取組む絶好のチャンスだと私は思っています。

 


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新一関清掃センターは、新たな視点で取組むべき

2014-09-02 18:55:31 | 日記

昨日の9月議会において一般質問を行いました。

私の質問について、今日の岩手日日に記事として紹介されましたが、

財政問題、教育、環境問題について質問を行いました。具体には、

・水道・下水道事業の今後の経営見通し、老朽施設の財政的な負担

・ILC実現に向けた教育環境の整備

・廃棄物(燃えるごみ)と木質バイオマスを利用した発電施設の建設

勝部市長からは、すべてにおいて具体的な回答をいただきましたが、

特にも、新エネルギー基地の建設に関して、以前提案した、

新エネルギー発電施設の整備に関して、世界最先端の技術を取り入れ、

水素を取り出せる施設を目指し、ILCのまちとして、いち早く水素自動車

が活用できるまちづくりを検討していく事について、前向きな答弁を

いただきました。また、教育問題に関しては、3年前に提案した

「国際バカロレア認定校」の誘致に関して、以前では考えられない程

前向きな取組みを行っている事が確認できました。

以前のブログでは、

「国際バカロレア認定校を一関に」では、以下のような事を書きましたが、

・グローバル人材育成推進のための初等中等教育の充実等として、15億円の予算が組まれています。その内容は、「高校生の海外留学・外国人高校生の招致を促進するとともに、英語力の検証と指導改善を図るための英語力等外国語能力強化地域の形成や国際バカロレアの趣旨を踏まえた教育を推進する」とあります。これは、具体的に言うと、「国際バカロレアの趣旨を踏まえた教育の推進」事業を盛り込み、日本の高校で認定校を増やすための指定の取り組みをスタートさせる事です。12年度には、10校程度の研究校を指定する予定です。と解説されています。また、将来的には、同様の形の指定教育機関を200校程度まで増やす事も検討されています。この国際バカロレアですが、この認定校となり、高校生を対象としたDP(ディプロマ資格プログラム)を履修し、国際バカロレア統一試験に合格することにより、ディプロマ資格が授与されます。ハーバード大学、エール大学、ケンブリッジ大学など、世界トップクラスの大学をはじめ、海外の多くの大学がこのディプロマ資格を入学許可、あるいは進学許可として認定しています。この、世界のトップレベルの学生が取得するDPの資格を取ることが可能となる国際バカロレア認定校を一関の高校に指定していただく事を検討してはいかがでしょうか?

最近は、大変忙しくブログのアップも遅れがちです。

以前のブログを読むと、結構マメに書いていた事がわかります。

さて、タイトルに関してですが、

市議会終了後には、広域行政組合議会が開かれます。

仮設焼却炉、新焼却施設の課題が大きな議論になると思います。

私は、最初から「新焼却施設」と説明されているのか疑問があります。

新たな清掃センターを建設するにあたり、その中身については、未だ何の説明も

無い状態です。焼却するのか、分別して資源として活用するのか・・・

議論はこれからです。

最終処分場にしても、焼却を前提として検討するにしても、東山町にある

セメント工場を活用する事により、焼却灰を埋め立てる必要はなくなります。

新たな施設を焼却施設を前提とする説明会には少し違和感を感じています。

焼却施設なのか、廃棄物を活用した発電所の建設も提案しています。

新一関清掃センターの建設は、環境問題を前向きに検討するチャンスであると

認識します。

9月広域行政組合議会において、様々な議論をしていきたいと思います。

 


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