一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

地方消滅論が見落とした、農山村の可能性

2015-01-27 07:28:21 | 日記

議員になってから、本を読む事が非常に多くなりました。

これまでも新聞は、かかさず読んでいましたが、議員となって、

様々な政策を検討するときは、「本」が中心になります。

先日、小原書店の店頭に、増田さんの「地方消滅」、藻谷浩介さんの

「里山資本主義」の脇に、明大教授 小田切徳美先生の新著

「農山村は消滅しない」が並んでいましたので、早速購入してきました。

一昨年の夏、地ビール祭りが開催されている時、小田切先生は一関市で、

地元出身大学生が主催する「まち会議」で講師として、一関市で講演を行いました。

その時の様子はブログにもアップしていますが、とても素晴らしいものでした。

「街頭演説、グループホーム、まち会議、そして地ビール祭りへ」

 

藻谷浩介さんや小田切教授のお話は、常に農山村を元気にしてくれる、

そして、農山村の持つ可能性を大きく評価してくださる内容であり、現実的な数字で

厳しい人口問題を評価する「増田レポート」とともに読むことで、非常にその現実と

これからの課題が浮き彫りになっていきます。

「まち会議」を主催したのは、大東町出身の大学生が中心となって、地域おこしを

本気で考えているグループでした。残念ながら、当時、これだけ著名な先生が

わずか、10数名の聴講者に対して熱心に講演してくださった事が記憶に残ります。

 

やはり、地域の基本は人であり、輝くまちづくりは、やはり地域を愛する人たち、

地域に誇りを持つ人たちによって素晴らしいまちづくりが進むのだと思います。

先日、「一関市総合計画基本構想」についての意見交換がありました。

私は、次世代の子供たちが郷土に誇りを持ってもらう事の重要さについて、意見を

のべさせていただきました。

一関で学びたい、一関で教育を受けさせたい、一関で暮らしたい、一関で・・・

農業、文化、教育、そしてなにものにも代えがたい美しい自然環境・・・

4月から、市民センター条例がスタートします。

あらためて、この問題について考えます。

このまちの素晴らしさを活かしたまちづくりを進めていきたい

 


中心市街地の活性化(図書館を活かそう)

2015-01-19 16:29:35 | 日記

一昨年の12月議会において、「中心市街地で商工祭開催」を提言しました。

その中で、7月にオープンする「新一関図書館」、「東日本合唱祭」との連携による

中心市街地の活性化に取り組むことについても強調しました。

 

最近は、時間に余裕があると図書館に出かけます。かつての一関図書館とは、

全く別の施設といっても過言ではないと思っています。それだけ素晴らしい施設が、

中心市街地の真ん中に完成しました。それでも、開館して半年が経過した図書館の

入場者数が少し気になります。

先日の12月議会では、「100万人、100万冊の図書館を目指そう」と意見提案させていただきましたが、

現在の利用者数では少し厳しい数字です。それでも、花泉図書館の素晴らしい利用者数の増え方を見ると

可能性は大いにありますし、目標に無理はないと思っています。

利用者数が大きく増えない理由の一つに、私自身でもそうですが、かつての図書館が身近では

なかった事があると思っています。私の家族もそうですが、以前の図書館に足を運ぶことはほとんど

ありませんでした。一度も利用したことのない図書館初心者やその便利さ、快適さに気づいていない、

市民の皆さんがたくさんいると思っています。

今、こうして図書館に足を運ぶたびに思うのは、多くの市民の皆さんにこの素晴らしい図書館を

利用していただきたいと思うことです。

 

昨日は、「消防出初め式」が行われました。大町商店街を会場に分列行進が行われ、一関地域全域から、消防団員、

婦人消防協力隊、あわせて約1300人ほどが参加しました。その後、文化センターで式典や消防功労表彰、意見発表

が行われました。

 

私は、毎年参加していますが、残念なのは、消防団員の皆さんの素晴らしい分列行進の見学者がいないこと、

そして、商店街の多くがシャッターを閉めたまま行われていることです。

旧一関地域以外の議員さんからは、厳しい意見もいただきます。

今後は、出初め式に合わせた、大町商店街、銀座会、地元小学校との連携ができないものかと思ってしまいます。

 

今年は、商工祭の中心市街地での開催も検討されています。

また、行政は、市営西口駐車場の拡張や移転する保健センターの跡地を駐車場として利用する予定です。

なのはなプラザ、図書館、釣山公園の整備、そして、まもなく着工される歴史の小道事業、ハードは

揃いました、今後はこれを活かしたまちづくりが重要となってきます。

「知と緑あふれる中心市街地の活性化」は、私の大きな公約の一つですが、その実現と新しい商店街、

そして新しい一関市のまちづくりに取り組んでいきたいと思っています。

 


行政ってなんだろう

2015-01-05 08:53:29 | 日記

明けましておめでとうございます。

遅くなりましたが、新年最初のブログをアップします。

残念ながら、希望に満ち溢れた最初のブログとならなかったことを残念に思いながら

言葉をつづります。

 

年末に厳しい一年を振り返ってブログを書きました。

元日から、地元の神社や毛越寺に出向き、新年会に足を運び、いつもと同じように

多忙な年始が始まりました。そして、新年を、新たな気持ちでスタートしたかったのですが、

残念ながら想像もできない悲しい出来事で一年が、始まりました。

厳しい一年となりそうです。

 

 今年は、若い頃から何度も読んだ「竜馬がゆく」を読み返して、新たな気持ちで

信念を持ち、スタートしたいと考えていましたが、本棚から引き出したのは、いつか、

古本屋で見つけた5年ぐらい前の岩波ジュニア文庫「行政ってなんだろう」でした。

ジュニア文庫だけあって、非常に読みやすい内容となっています。

プロローグで、ひとつの寓話が書かれ、あたりまえに日常の行政サービスについて

「日常生活の行政」として紹介されています。

蛇口をひねって出る安心安全な水、排水を衛生的に処理する下水処理、そして、

道路、ゴミの収集、治安、教育・・・

限りない行政サービスによって、社会生活が営まれています。

そして、その形は時代とともに変化していきます。

そして、その仕組みの原点は、・・・

議会の役割とは、・・・

当たり前のことが、重くのしかかるスタートとなりました。