2人の大学生が帰省して、家族5人の生活となりましたが、
なかなか全員が揃って食卓を囲む事がありません。
3人の子育てをしてきましたが、やはり基本は家庭教育なのかもしれません。
食事のマナーや人への思いやり、学ぶ事、社会の一員として行動する事。
そして、人を大切にして人を愛する事、できれば多くの子孫を残す事。
まだまだ、いろいろ子供たちと話をしたいと思っていますが・・・・・。
大学生2人の息子は、出掛ける事が多く、妻は残業、娘はクラブ活動・・・
一人寂しく、7時のNHKニュースを見る事は珍しい事では無く、日課となりそうです。
教育の基本は家庭にあるのかもしれませんが、学校で学ぶ事はそれ以上にあります。
その一つが、学校給食での「食育」やみんなで食事する楽しさやマナーを学ぶ事です。
9月議会で、学校給食の米飯の拡充を強く求めました。
以前からこの問題に関しては、他の議員さんも取り上げていますが、未だに実現していません。
答弁では、西磐井地区で週4回となっているものの、東磐井地区では、未だに週3回だそうです。
給食に対する考え方はいろいろありますが、食糧難、財政難の時代に(アメリカの助言?)により
パンの給食が普及しました。悪い事ではなかったのかもしれませんが、その世代(50歳以下位)は、
60代以上の人に比べ、パンに対する考え方が全く違い、パンや麺類、肉類を主食とする事は珍しくありません。
給食がもたらした功罪は多々あると思いますが、今では、小中の学校給食は当たり前の時代となりました。
給食時間や給食の食材による「食育」は、重要だと私は考えています。
教育委員会がよく答弁する、パンや麺類など多様な食べものを子供たちが求める(アンケート等)と
言いますが、そこまで子供たちや親の機嫌を取る必要はないと思っています。
以下、一般質問より抜粋
「日本人は、お米を何千年も前から主食としてきました。お米は、日本人の主食であり、
国内自給率100%と言ってもよい食べ物です。
このお米を主食とした学校給食を提供することで、子供たちが生涯健康で暮らすための
食習慣の定着につながると私は思います。
また、食育白書によりますと、米飯給食の推進について、週3回以上の地域、学校については
週4回程度など新たな目標を設定し、実施回数の増加を促すとあります。
学校給食の子供達の食事における給食の割合は、15~16%程度です。
子供たちが望む、多様な食生活は、各家庭、外食等で充分拡充されています。
何よりも、一関の基幹産業である農業のその中心となる稲作の重要性、そして、これから迎えると思われる、
食糧危機の問題をしっかりと学校教育の場で教えていく事が重要だと思います。
教育長は、花泉町にお住まいです。花泉を中心とした一関市のお米、主品種である「ひとめぼれ」は、
お米の食味ランキングで、確か17回連続だと思いましたが、「特A」と評価されている日本一のお米です。
小学校の授業では、一関の農業についても勉強すると思いますが、この素晴らしい一関の農産物を誇りとして、
給食の場で今以上に提供すべきと考えます。
後継者不足や担い手不足、高齢化で非常に一関の農業事情は苦し状況が続いています。
自分たちの住む町に誇りを持つ事、一関の農業が素晴らしい事をもっと給食の場で子供達に食育の一環、
また、キャリア教育の一環としても、農業の大切さを次代の子供達に教える絶好の機会だと思います。」
私は、思想に大きな偏りはないと思っていますが、私は歴史や地域を学ぶ時、もう少し日本人という国に
誇りを持つような場があってもよいと思っています。
その一つが、何千年も前から食べ続けてきたお米であり、稲作文化だと思っています。
農業による地方の再生は、近いうちに必ずあると思います。