議会を前に示された「先導的な取り組みによる施設保有の見直し方針」において、「譲渡」
と方針が示された「まつるべスノーランド」、そして奥州市においても厳しい財政事情から
閉鎖が噂される「国見、ひめかゆ、越路スキー場」の3スキー場の一つ「ひめかゆ健康の森」
の様子を見てきました。ひめかゆスキー場は、多くのスキー、スノーボード、親子雪遊び
の人たちで賑わっていました。「本当に次年度閉鎖されるのか?」と非常に疑問を持ち帰って
きました。
まつるべスノーランドは、ゲレンデの一部ともいうべき「いちのせき健康の森セミナーハウス」が
ワーケーションの拠点となる整備をした事を受け、「活用」と示されましたが、スノーランドは「譲渡」・・・。
一関市のホームページに「・・・スキーやスノーボードなども楽しめる環境を活かし、休暇を楽しみ
ながら仕事を行うワーケーションの拠点となる場所を提供します。」と紹介しています。
大きな疑問を抱えつつ3月議会を迎えます。議会は、
通年議会が導入されてから1ヶ月余りが過ぎ、臨時議会の開催に続き今月23日から
「2月通常会議」が始まります。これまでは、3月定例会と称していましたが、今回の
通年議会導入に伴い、ほぼ毎年2月から議会が始まるため「2月通常会議」とする事と
なりました。今議会においては、新型コロナウイルス感染症、国保税の値上げ、公共施設
等総合管理計画、県が示した県立高校の見直し案等喫緊の課題に加え、令和3年度予算案
が提示される事から、非常に密度の濃い議会となります。
議会は、代表質問、一般質問、予算審査特別委員会、本会議と続く予定ですが、今議会では、
私の所属する会派「清和会」から5人の議員が登壇するため、事前に質問内容の打ち合わせを
行いました。
沼倉憲二さん
4名の会派同僚議員が、市政全般の課題に質問を行うため、私は勝部市長の施政方針、
3期目の任期満了を半年後に控える政治姿勢に関して質問を行います。
通告内容は
質問項目1 (1)市長就任後まもなく3期12年が経過するが、勝部市長はこれまで3つの「きょうせい」を掲げてまちづくりを進めてきました。市民に示された3つの「競成」「共生」「協生」を柱に10の政策を掲げて市政運営を担ってきたが、どこまで達成したと認識しているのか、また、いまだ課題があるとすればそれはどこにあるのか伺う (2)中東北の拠点都市一関の形成について伺う ・市長の政策の柱として掲げてきた「中東北の拠点都市一関」は実現したのか伺う。 ・下水道事業の経営管理においては、人口減少に伴う利用者の減少、施設の老朽化により経営環境はより厳しさが増すと考える。特にも下水道整備においては課題が多い。下水道の接続率の向上や浄化槽の設置を進めるためには、公共施設の水洗化の取り組みが重要である。現状について伺う。今後の汚水処理事業の進め方について伺う (3)市政運営の基本について伺う ・今後の一関市を形成していく上で重要となるのは「定住自立圏構想」の協定を結ぶ平泉町との連携が重要と考える。人口減少が急激に進み自治体間競争が激しくなる事を見据え、行政サービスの向上、観光振興や企業誘致において、より結びつきを強めていくことが、この地域に暮らす住民の幸せにつながると考える。今後、合併を見据えた連携強化の取り組みを進めるべきと思うが考えを伺う。 ・市政運営の基本は財政運営と認識する。新型コロナウイルス感染症の影響により、当市の経済活動が低迷し税収が大幅に落ち込むと想定される。今後の厳しい財政事情を考えると、なお一層の行財政改革を進めることが必要である。示された財政見通しを見る限り、財政再建に直ちに取り組む必要がある。令和3年度を初年度とする第4次行政改革の推進においては、これまで以上の強い決意を持って臨み、身を切る改革が必要となることも想定されるが市長の決意を伺う。 質問項目2 (1)教育環境の充実について伺う。児童生徒数の減少により小中学校の統合が進み、学校整備はある程度進んだと認識しているが、花泉地域統合小学校以後の学校規模の適正化、改築計画について伺う。 |
代表質問は、2月25日(木)に5名の各会派代表が質問を行います。
一般質問は、2月26日(金)3月1日(月)に15名の議員が順次質問を行います。