一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

食から考える復興教育の日 ~3.11を忘れない~

2015-03-26 21:59:39 | 日記

3月12日に定例会が終わり、その後、卒業式、卒業式、行政組合議会、

「山林活用と地域振興を考える」シンポジウム、高校送別会、中里、山目閉校式、

そして、大変御世話になった方の葬儀・・・とブログの更新もままならない日が続きます。

  

一関小学校の卒業式では、関小PTAの歴史と伝統とも言える、「しかってくれてありがとう」

の6年間使い込んだボロボロのワッペンを見て、関小PTAの親御さんの思いが伝わってきて

うれしくなりました。ブログに書きたい事が山ほどありますが、少しづつ紹介していきたいと

思います。

今日は、とても忙しい3月のある日、今年退職となる校長先生に、「勝浦くん遊びに来て」と

誘われ、時間を見つけて市内の小学校に出かけてきました。

先生が私に紹介してくださったのが、「食から考える復興教育の日」~3.11~を忘れねいという、

おにぎり持参昼食の取り組みでした。

「東日本大震災では、普通に生活するために必要な電気、水道、ガス、電話、ガソリン、道路

の設備などの全部または一部が使えなくなり、生活が困るという経験をしました。米はあっても

水や電気などがなければ、ご飯を炊くこともできないなど、食事の準備にも困ったものでした。

震災体験から学んだことを生かしていくために3月11日は・・・

全校で「おにぎり持参」の昼食を実施します!

 

とパンフレットに書かれています。

震災の際の大変な時を思い出して、この日は「おにぎり」だけで、おかずやデザートは、無し。

中身や大きさは自由、そして、できれば親子で作ってほしいとあります。

当日は、親子で一生懸命考えて、「塩むすび」にした家庭やソフトボールのような大きなおにぎりや

ジバニャンのおにぎりなど・・・

コンビニのおにぎりは一つもなかったそうです。

震災から4年が経過し、普通の生活がまた、当たり前のようになってきました。

大切な事を伝えていく事、忘れない事の大切さをあらためて考えました。

 

 

 


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藻谷浩介氏講演会、地域に誇りを持つ・・・

2015-03-09 08:16:05 | 日記

昨日は、「奥玉地域づくり講演会」に家内と出かけてきました。

講師は、「里山資本主義」で有名な藻谷浩介氏です。私は、これで

盛岡、住田町、盛岡、奥玉と4回目の聴講となりますが、

地域や聴講者に合わせた講演は、飽きることなく聞くことができます。

人口減少と少子化、高齢者の増加を基本として講演を行いますが、

増田前岩手県知事の「地方消滅」が発売される数年前から、この人口問題を

「デフレの正体」で書いた藻谷さんの、人口減少の話は説得力があります。

 

 

藻谷さんとは、住田町の講演以降、会うたびに声をおかけするので、顔を

覚えてくださったようで、今日の講演内容について少しだけ話すことができました。

合併前の3200市町村を回り、日本国内のほとんどの鉄道を完乗したという経歴と

毎日暮らしている、自分たちの地域の足元の事をまるでここで暮らしているかのように

感じさせる情報の多さと確かさに毎回驚かされます。

 

藻谷さんは、時々ニュースステーションで見かけますが、アンテナを高くしていると

テレビで見るより、頻繁に岩手県内を訪れているような気がします。

昨日の講演で話された、

・同じ80歳のおじいいちゃんは、ここで暮らしているのと東京で暮らしているのと

どちらが幸せか?

・東京で暮らし、時々地方に遊びに行くのと、地方で暮らし、時々東京に遊びに

行くのとどちらがいいのか?

など、私が常々思っていることも話されていました。

私は、一時期一関を離れていた期間もありますが、この一関で暮らして間もなく

半世紀(50年)となります。かつて、5、6時間かかった東京へもわずか2時間で

行けるようになりました。また、インターネットの普及により、ほとんどの商品が

大都市に暮らす人と同じような条件で購入できるようにもなりました。

お米は、安くて美味しい、農業祭に行けば安くて最高級の牛肉を手軽に購入できますし、

六本木で有名な某店には、並ばずにランチもディナーも食べれます。

夏には、渓流・鮎釣り、冬にはスキー、近くには全国屈指の温泉がたくさんあります。

 

もう一度、一関の素晴らしいさと暮らしやすさを見直してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 


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田、いっぱいに米を作る

2015-03-07 17:59:21 | 日記

昨日(3月6日)は、一関認定農業者の会・総会に来賓として出席してきました。

 

農業経営改善優良農家表彰、感謝状の贈呈、

総会と続き、その後、研修会が行われ、現代農業にも取り上げられた、

宮城県涌谷町で有機、無農薬農業を営む 黒沢重雄さんの講演がありました。

 

講演タイトルは、「その名もおもてなし極」

まったく予備知識がないまま講演を聞きましたが、非常に興味深い講演でした。

黒澤さんの米作りは、

「良い米 田いっぱいに作ってこそ」のタイトルで、毎日新聞に掲載された記事によると、

個別所得補償制度に加入せず、全面作付けを行い、35haで無農薬・無化学肥料の高品質米

を栽培し、制度に参加すれば千数百万円の補償を受けずに、自前の販路を切り開き、

米作りを続けてきた方だそうです。

減反に協力しない、無農薬、無肥料、農協に協力しない・・・・・

村八分、どころか村九分以上の辛い状況・・・を乗り越えて米作りを続けてきた方の

「良い米を田んぼいっぱいに作ってこそ本来の農家」という言葉には説得力がありました。

そして、税金で賄われる個別所得補償を安易に受け取るまいとする信念の人のようです。

非常に興味深く、講演を聞かせていただきました。

また、毎年「奇跡のリンゴ」で有名な青森の木村さんから送られてくる、宅配便に

1個だけ入った奇跡のリンゴの話は、面白かった・・・。

このように、自信を持って米作りを続けている方ですので、農協やTPPに関しては、

全く意に介していないようで、信念の米を作り、売る自信に満ち溢れていました。

 

栽培するお米は、

コシヒカリ、ササニシキ、ひとめぼれ、そして、「おもてなし」(未登録米)

さらに、酒米も栽培しており、山田錦で作られたお酒が振舞われました。

今年からは、酒米「亀の尾」も栽培するそうです。

農業政策は、非常に課題が多くその前途は見えません。それでも、日本は

農の国であることに間違いはないと思いますし、一関市の基幹産業は農業です。

成功例、失敗例はたくさんありますが、農業、林業の価値を高めて、地方再生を

進めていくことが必要と講演を聞きながら、あらためてその思いを強くしました。

 

 


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