ロシアのウクライナ侵攻という大きなニュースが流れる中、
一関市議会では、3月通常会議の代表質問一般質問がスタート
しました。昨日は、市議会各会派5名の代表が登壇し、代表質問を
行いました。佐藤新市長の最初の予算編成、施政方針表明ということもあり、
大方、これからの市政運営に期待する内容が続き、NEC問題、人口減少、
新型コロナウイルス問題と大変な時期とすれば、少し緊張感に欠けた印象
がありました。
市長の施政方針について、質問が続きましたが、その質問を聞きながら、
一つのキーワードがとても気になっています。以前にも、facebook、そして
ブログでも「女性活躍社会は、議会事務局が先頭に立って」で少し
触れましたが、「女性活躍」という言葉が気にかかります。1週間ほど前の
岩手日報の「日報論壇」に「女性活躍 変わるべきは誰か」という記事が
ありました。・・・「女性活躍」という言葉が大嫌いだ。に始まり、なぜ女性
だけが活躍しなくてはいけないのか、・・・思わず言葉に引き込まれました。
最後には、・・・イメージアップの上部の女性活躍推進、持続可能な開発
目標(SDGs)ではなく、本当の意味で持続可能な社会を作るための
「女性活躍」が求められている。・・・とあります。
最後に、書いた方が24歳であることにも驚きました。一関市議会は、大きな
改革に取り組み、定数だけを見れば、この10年ほどで、2回の改革により
34名から30名、そして昨年は26名となりました。私が最初に議員となった
時は、34名のうち女性は3名でしたが、現在は5名であり、12年前1割に満た
なかった割合が、倍増し2割ほどになり、一定の成果があったと思っていましたが、
まだまだこれからであり、課題は多いと思っています。
そのような中、地方公務員の女性合格率は、ある記事によると45%程とあります。
議会事務局も局長が女性であり、およそ半数が女性です。市役所の職員構成は、
ここには確たる数字は持ち合わせていませんが、数字に近い割合かと思います。
私は、子供時代、ほぼ母と暮らしてたため、その苦労は、共に生活して日々
感じていました。現在の社会においても女性が、働きながら子育てする厳しさは、
想像に難くありません。
佐藤市長は、「女性活躍推進室」を設置して、施政方針においてもその重要性を強調
しました。昨日の代表質問においても、「女性活躍推進室」について質問がありましたが、
その中身について深く聞く質問が無かったことは残念でした。
日報論壇に書かれている「声」が記憶に大きく残ります。佐藤市長が、この推進室で何をどう
進め、市政にどう反映しようとしているのか、一市民として大変気にかかります。
議会における質問は、「あるテーマに関する見解や問題意識、課題解決に向けた提案など、
自分の考えを示しつつ、これに対する執行機関(市長)の見解等を尋ねることができます。」
代表質問・一般質問は、大変貴重な時間であり、市長の考え方を議場で聞くことは非常に重要です。
限られた時間を有効に使っていただくことを期待します。
そして、今日からは、一般質問が始まります。各議員の質問をしっかりと聞いていきたい
と思っています。