一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

天空へ届け「ブラボー」の声・・・

2021-07-25 18:34:29 | 日記

私の恩人が急逝されました。残念で悲しい気持ちでいっぱいです。

6月初め頃、仙台の病床から電話をいただいて、市長選の動向を心配されて

これからの一関市を語り合ったのが最後となりました。・・・「退院したら電話

するから、また一緒に何か美味しいものを食べに行こう」という会話が最後になり

ました。お会いする度に、市政について熱く語り合った事が思い出されます。

東日本合唱祭や「ミュージカル平泉」の牽引者として合唱を愛する人の中では、

とても有名で市勢功労者表彰も受けていますが、忘れられないのは文化センターに

響く興紀さんの「ブラボー」の感嘆詞。我が家では、3人の子供達が桜中の特設合唱部に

所属し、先生方の熱心な指導のもと「全国大会で金賞」を取る事ができました。

そうなると、家族の追っかけも夢中になり、高松で開催された全国大会には50人

近い応援団となりました。この全国大会のチケットがプラチナチケットで、なかなか

手に入りません。この際も興紀さんにご配慮いただいた記憶が蘇ります。

様々な合唱大会や吹奏楽、太鼓道場部の活動に行く度に、大きな感動を受けます。

東日本合唱祭や様々な演奏会に行くと響く「ブラボー」の感嘆詞。私が知る限りでは、

興紀さんと文化会議所理事長の内田先生の声は確認できます。私も声をかけたいと思いますが、

非常に難しい。私も感動を素直にあらわしたい、「ブラボー」を会得したいと思い、興紀さんに

相談しました。まずは、一般的な「ブラボーのマナー」を聞き、何よりも難しい「タイミング」

に慣れていきました。最近は、新型コロナウイルスの影響で、合唱を聞きに行く事もなく

なりましたが、興紀さんが活躍するグリークラブの合唱で「ブラボー」と感嘆して、

喜ばれた事が思い出されます。様々な子供達の演奏会でも「ブラボー」を忘れません。

思い出が次々に浮かんできます。そばが好きだった興紀さんを案内して、湯沢市の

「かえで庵」に案内して「皆瀬牛と手打ちそば」を喜んでいただき、また行く約束を

していましたが、それはかなわないこととなりました。

一関のまちづくりをいつも気にかけられ、多くの助言をいただきました。

新型コロナウイルスが収束したら、興紀さんが大切に育ててこられた「東日本合唱祭」

に出かけて、素晴らしい歌声に感動したら大きな声で「ブラボー」と興紀さんに聞こえる

ように「天君に向かって感嘆」したいと思います。

さようなら、そして、本当にありがとうございました。

 

 

 


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委員長席から見た「NEC跡地取得問題」、そして議決

2021-07-06 07:28:51 | 日記

今日の地元各紙には、「NEC跡地取得議案 否決」と言う大きな見出しと

ともに記事が掲載されました。

当初6月定例会議は、10月の改選を前に各議員が熱の入った一般質問を行い、

新型コロナ関連議案等の審議により予定通り進行する予定でした。そのような中、

当局は、追加議案として議会最終日の2日前に議員全員協議会の開催を要請し、

最終日前日に「NECプラットホームズ一関事業所跡地取得関連議案」を追加議案

として提出してきました。私は個人的に非常に拙速であり、議会や市民に対して

十分な説明がないまま議案が出された事にまず驚きました。NEC跡地に関しては、

2年前の体育館、テニスコート取得の際にもNEC側との協議が間に合わないとの

理由で、議会初日に「先議」としての議決を求められた経緯があります。私は、この

4年間議会運営委員長として「議会改革」に強い決意を持って取り組んできました。

その成果として、「タブレットの導入」「代表質問」「議員定数の見直し」等々

様々な改革を進める事で議会の活性化を進めてきました。この改革の大きな目玉

が「通年議会」の導入でした。重要案件は「委員会付託」が原則であり、議会における

十分な調査を進めることが重要という流れを作り、2年前の「先議」のような扱いと

ならない仕組みを作りたい思っていました。それでも、今回の追加議案の提出を見る限り、

当局に前進はなく2年前の進め方と全く一緒で、NEC側との協議がぎりぎりの段階であり、

ただちに議決していただきたいというものでした。通年議会を導入している「議会」として

全く理解に苦しむ内容です。当初勝部市長は、「早い段階で構想を示し、議員全員

協議会や一般質問などで説明を尽くしてきた」と語られましたが、この委員会の中では、

議事録を確認していないため前後のやりとりは確かではありませんが、「不十分な部分も

あった」という答弁が何度かありました。

今回、この議案に関して直ちに「NECプラットホームズ株式会社一関事業所跡地利活用

調査特別委員会」を設置する事になりました。当局が、交渉に期日がありできるだけ早い

議決を求めたのに対して、議会側は十分な調査期間が必要とし2週間以上の期間が必要と

したため、議運の委員長として会期の延長期間の調整にあたりましたが、妥協点として

10日間の延長を決定しました。

調査特別委員会では、委員長に推挙され重要な役目を担う事になりました。10日間の

延長とはなりましたが、高齢者のワクチン接種や様々な予定があることから、委員会

開催には厳しい日程となり、6月28日には、現地調査を行い25日、30日、7月2日、

5日の5日間にわたり調査を行いました。委員会では、100項目にわたり質問が出され、

慎重な審査が行われました。委員会では、委員長としては市民の関心の高い案件である事を

踏まえ、できるだけ議員の質疑に十分な時間を取ることを心がけました。今回の特別委員会での

やりとりを見る限り、執行部側が、「議会側に説明を尽くしてきた」と言う当初からの説明が

不十分だったことが明確になりました。

  

議会改革の一環として、「議会モニター制度」を導入し、6月会議からその活動がスタート

しましたが、モニター委員も今回の6月議会、特別委員会に傍聴に来ていただき、早速さまざまな

ご意見をいただきました。今回の議案審査を通して、二元代表制における議会の果たす重要な

役割が市民のみなさんにあらためて知っていただくよい機会にもなったと個人的には思っています。

私は、勝部市政12年に渡っての議案審議において、二度目の反対を表明しました。その一つが

信念を持って現在も提言を続けている「汚水処理事業」であり、そして今回の案件です。

個人的には、一委員として質疑を行いたかったと言う思いは今もありますが、委員長として今回の

案件に関わることができた事は、よい経験になったと思っています。

 

 

 

 

 


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