6月議会が終了しました。
今回の一般質問においては、指定管理者制度の課題について取り上げました。
第三次行政改革大綱が示され、今後5年間の行革の方向性が示されました。
私としては、上下水道事業を始め気になる課題はありましたが、今回は個々の問題は
最小限にとどめました。
今回の行革の流れで気になるのは、「指定管理者制度」の導入を安易に取り上げていることでした。
指定管理者制度に関しては、様々な場面でその取り組みに関して課題が浮き彫りになります。
昨年秋には、議会において 「指定管理者制度の適切な運用を求める決議」を採択しています。
また、今後各地域の「地域協働体」が指定管理者を受諾していくことが流れとしてあります。
そのような中、私が所属する「緑清会」では、今年度最初の事業として市内各種団体との「意見交換会」
を開催しました。その中には、文化会議所や体育協会など市が指定管理を委託している団体も
ありました。
今回の大綱においては、博物館、図書館、芦東山記念館、石と賢治のミュージアムなど、当市が
誇る「知の拠点」が並んでいます。
「文化センター」は、12万市民の当市の文化の拠点であり、「図書館」は、知の拠点です。
今回の質問においては、新しい、施設を建設しようとか大規模改修を行おうという事は全く提案していません。
当市の大きな財産である「地の拠点」は、市でしっかりと守っていくものであり、行うべき改革は、
市民に対して税金還元率の高いこのような施設の入場者数を増やす工夫を進めることとを意見として
申し上げました。、
昨年私は、会派の視察において指定管理で全国的に有名な「武雄図書館」、市民が守り育てる
「伊万里図書館」の両図書館で勉強してきました。
指定管理者制度の導入は、行革の大きな流れかもしれませんが、今後においても、しっかりした議論、
市民との話し合い、そして協働の考え方を基本に十分な議論が必要と思っています。