通年議会制となり、一年の区切りとしての12月の最終日を迎えました。
今年は、中尊寺で「磐井清水若水送り」からスタートして、4日の「議会事務局仕事初め式」
そして、6日の招集会議からほぼ1年間の会期となる議会がスタートして、ほぼ毎日のように
議員活動を行ってきました。それでも、日程の空きを見つけて、新型コロナの5類になったのを
期に、夫婦の趣味である登山も楽しむことが出来ました。高尾山や鎌倉、斑尾山、筑波山、
安達太良山、そして、100名山の大菩薩陵を登ることが出来たのが、大変うれしい旅となりました。
今、1年を振り返り予定表を見ていると、本当に多忙な1年だったことがわかります。
年4回の通常会議、そして臨時会、さらに各常任委員会・・・それぞれの議員の皆さんも多忙な
1年を過ごされた事と思います。12月議会では、合併後から検討されながらも結果の出ない
議員報酬の見直しの議決を行うことが出来ました。私が、初めて議員に立候補した際の
定数が34名、その後藤沢町の合併により一時的に37名となり、1期目の最初の定数・報酬の検討で、
定数のみ4名減となり30名、そしてその後、3期目に議会運営委員長を拝命し、人口減少、厳しい
財政状況を踏まえ、大きな議会改革に着手して、DXの先駆けとなる、タブレットの導入、通年議会
、代表質問、議会モニター制度等、様々な改革に取り組み、私自身として必ず必要と考えていた
議員定数の再度の見直し、そして議員報酬、政務活動費の改革の議論をスタートしました。
議員定数、議員報酬、政務活動費に関しては、議員それぞれの考え方に大きな違いがあるため、
市民の意見を十分に聞き、それを反映させることを大きな柱として、議員の活動時間の調査、
合併後の議会の活動量の調査等に大きな時間をかけ慎重に、改革を進めてきました。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、議会改革の柱に、新たに議会のICT化が急務となり、
委員会条例の変更にも着手しました。報酬・政務活動費については、改選後に議論を行う事として、
2021年の改選後議論を再開し、議会での結論を出し、市長に報酬新議会の開催を議会として、
依頼し、今回の議決となりました。
報酬審議会からは、報酬引き上げに伴い、付帯意見が付されたところであり、それを踏まえ、
市民の皆様に信頼される市議会を構築していく事が課せられた課題と認識し、活動していきたいと
思います。議員の成り手不足、議員の平均年齢が65歳を超え、女性議員の割合が20%、さらに、
歯止めのかからない投票率の低下(約58%)・・・議会の抱える課題に真摯に取り組んで
いきたいと思います。
今年秋には、第18回全国マニュフェスト対象において、応募総数3000を超える
中から、上位40団体に贈られる「優秀賞」を受賞させていただく事ができました。
これもひとえに、議員各位の議会活動、そして改革の一環である「議会モニター制度」の導入、
議会報のリニューアル、これまで地道に続けてきた「市民と議員の懇談会」などの活動が
評価されたものと思っています。
もうすぐ、新しい1年がスタートします。
今年も「磐井清水若水送り」から、私の活動がスタートします。
今年一年、多くの皆様にお世話になり感謝申し上げます。
新年が皆様にとって、素晴らしい1年となるとともに、今後もよろしくお願いいたします。