一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

サントレ導入は慎重に、知の拠点の管理状況は。

2016-09-13 08:30:07 | 日記

9月議会はまもなく、後半戦に入ります。

初日に、清掃センターに関わる請願審査の採決があり、賛成多数で可決されました。

現在、今議会の重要な審査である、決算審査を行っています。

決算審査は、非常に重要であり、今まさに行われている当局の次年度予算にも

反映されるものと思っています。

そのような中、先日の一般質問において、教育委員会が今年度「言葉を育てる」

教育方針のひとつの方策として導入した、市立保育園・幼稚園・こども園において、

モデル園として5園で導入した「サントレ手法」に関して、質問を行いました。

主な質問内容は、

・この取り組みに関して小菅教育長は、教育委員会議の中で、「今後10年間の教育

基本計画の大きな重点になる」と説明しています。・・・最初に、この取り組みを

導入するにあたっての経過について伺います。この手法を当市の「言葉を育てる教育」

の一つとして導入したわけですが、その発案はどのような経過によるのか。

・全国的にどのくらい、幼稚園・保育園・こども園があって、何園くらいの園がこの手法を

導入しているのでしょうか?パーセンテージでも結構です。

・教育長は、教育委員会議の中で、「今後10年間の教育基本計画」の大きな重点になり、

予算を伴うため実施計画にものせる、重要なものである」と教育委員会議ではっきりのべて

います。私ども議員は、現在はモデル校による導入ですが、今後予想される予算審査の際には、

この取り組みに関する各委員の考え方を知りたいわけです。

教育委員会議、総合教育委員会議において各委員の考え方を発言いただき、議事録にのせるべき

であったと私は考える。

・基本的に今後導入していく際、1園あたりどのくらいの予算が必要となるのか伺います。

・今後の進め方について伺います。3月議会において小菅教育長は、「専門家チームによる

検証は考えていない、また、執行機関として十分耳を傾けながら責任をもって検証していきたい。」

と答弁しています。その検証なのですが、私も気になっていろいろ調べてみました。例えば、

市立幼稚園の園長先生というのは、小中の退職された校長先生が多い(全部かどうかわかりません)

・・・幼児教育の専門家ではないですよね。また、教育委員会の資料によると、この言葉の教育は、

一貫性があって、幼・保から小中へとつながるものだと思い、小・中・高の知り合いの先生方に

「サントレ教育」について、聞いてみても、驚くほど知らない方が多い。そのような現状で十分な

検証が可能なのでしょうか?そして、その考え方に変更はないのでしょうか?

・教育長は、「少しずつ、着実に実施してまいりたい。今後検証を踏まえて広げていきたい。」

と答弁しています。私は、今後の検証をしっかり見ていきたいと思っていますが、私は、広げて

いきたいと答弁するだけでなく、私は、今回のモデル園での検証はもちろんですが、全国的な動向や

識者の意見を広く聞き、それを参考として、教育委員会議で十分な議論をしていただきたいと思います。

その中では、時期尚早であるという結論を出す事も一つの選択肢であると思う。

 

主に、上記のような質問を行いました。

その回答は、議事録において精査したいと考えていますが、答弁はあまり歯切れの良いものでは

ありませんでした。また、「サントレ」という手法を幼保で導入している園は、全国でわずか

100園余りで、パーセンテージで見るとわずか0・3%というのも驚くべき数字でした。

今後の検証結果を見ていきたいと思います。

   

今議会前に、「高P連全国大会」が千葉県の「幕張メッセ」で開催されました。

先日は、当市の文化の殿堂「一関文化センター」の施設について、意見提案をおこないましたが、

やはり、「幕張メッセ」もウオッシュレットが標準で、男子トイレには、育児用の簡易ベッドも

用意されていました。当市の文化度の高さを誇れるレベルにしたいものです。

また、今回の質問にあったては、総括質疑とあわせて、当市の玄関口である、一ノ関駅東口の

親水公園を含む吸川、東口駅周辺、そして、知の拠点である「新一関図書館」の管理を市が

責任を持って行う事について、提言を行いました。

せっかく立派な図書館を整備しても、その外構の管理がままならず、トラロープで管理は

いただけません。


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