一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

「前例のない前進」に取り組み、前へ進む

2020-10-26 06:48:00 | 日記

6月議会において、「議員定数改正条例案」を発議させていただきました。

約2年半にわたる議論を経て、多くの議論を尽くしてきました。私としては、

今後の市議会の重要性を議論し、現状の議員の待遇、政務活動費についても議論

したかったのですが(現状では、年金、保険、退職金がない状態)、「新型コロナ

ウイルス」感染症の問題により、この議論は一時検討を保留する状態となっています。

私は、市議会議員として10年の活動を続けてきましたが、一貫して議会改革の

必要性を訴えてきました。市の予算は、毎年およそ600億円規模で推移し、

その議決を担う議会、合併により広い市域となり様々な課題が山積しています。

旧市町村単位の考え方がいまだに続いていますが、人口は十万人を超えていますし、

少子高齢化という難題に直面しています。首町のリーダーシップはもちろん

重要ですが、議会の果たす役割は合併前から数段と重くなったと思っています。

そのためには、議会議員の職責は重く、個人的には専門職として担う事が必要

と思っています。しかしながら現状は厳しく、議員のあり方の議論が十分ではないと

思います。

そのような中においても、「市民から期待される議会」を目指して、前進する事が

重要です。役所は前例主義とよく言われますが、議会も同様です。前犬山市議会議長

のアンソニービアンキさんの名詞に大きく書かれた「前例より前進」を私も

様々な場面で、引用させていただいています。

定数改正により、議会改革は一歩前へ進みました。今後は、これまで議論されてきた

定数削減により起こる様々な課題に対処して行く必要があります。

まずは、「市民と議員の懇談会」のあり方を議論し、新しい取り組みを始めました。

また、来年度予算に「議会モニター制度」の導入を目指し、予算要求を行います。

そして、昨年秋にICT推進の一環として導入された「タブレット端末」の利活用を

さらに進めるため、9月議会において規則の変更を議決し、「ICT推進プロジェクトチーム」

が発足し活動がスタートしました。小中学生に一台のタブレットやパソコンの導入

が進む中、市議会でもその利活用は必須となっています。これまでは、会派が中心に

なって委員構成を決めてきましたが、今回のプロジェクトチームは、常任委員会が

中心になって委員構成を決めました。新しい風が吹く事を期待しています。

今朝の日報朝刊に、「議会のオンライン化」の記事が掲載されています。今後、

このプロジェクトとチームの果たす役割が大きくなると私は思っています。

また、この秋には市外で暮らす学生とのオンライン会議を予定しています。

当市が、進めた「うまいもんまるごと贈って学生等応援」の中に、議会とのオンライン会議を

呼び掛けた所、学生から応募が多数あり、その実現が近づいています。

「新型コロナウイルス」により、議会活動も大きく変わりましたが、その変革に対応する

事が求められます。まさに、「前例のない前進」に取り組みます。

 


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