一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

9月議会総括質疑、そして日々あれこれ・・・

2020-09-14 07:36:36 | 日記

3月と9月議会は、予算と決算の特別委員会が設置されるため、

だいたい1ヶ月の議会となります。今議会では、一般質問の後に

「決算審査特別委員会」が設置され、総括質疑、分科会審査と続きます。

今回私は、「総括質疑」に通告し、令和1年度決算に関わる質疑を行いました。

今回の質疑では、特にも気になる「財政指標」、「市債」に関連して質問しました。

主な項目は

・主な財政指標の数値(経常収支比率、実質公債費比率、財政力指数)について

・市債残高の状況について

・義務的経費と分類される、人件費、扶助費、公債費の状況について

・決算において実質収支額がおよそ20億円の黒字となっていますが、今後の基金の動向と

財政見通しについて

・きく数字が動いた款項目のうち、繰入金、市債が大きく増えた理由について

・繰上げ償還額が、今年度11億1千800万円と大きく増えた理由について

主に以上の項目に関して質問を行いました。

特に気になったのは、財政指標のうち「経常収支比率」に関してであり、以下の質問をしました。

「今日は、特にも経常収支比率について伺います。ここに、昨年11月のI-STYLEがあります。

今日の質問もそうですが、私は市民の皆さんに示される決算報告をもとに質問していますが、

「経常収支比率」については、財政の弾力性を示す指標。高いほど教育施設や道路などの整備に

充てられる財源が少なく、硬直した財政状況にある」と説明されています。

また、決算意見書には、「70〜80%が標準とされ、80%を超えると弾力性が失われてくる」

とあります。当市では、数年前まで、なんとか80%後半の数字をキープしていましたが、

今回の決算報告では、実に96.2%と報告されています。この数字をどう捉えているか伺います。」

次に、

「説明を読む限り、今後の施設整備はかなり厳しいと率直に感じますが、清掃センターの建設や

学校建設を控えていますが、財政当局として、この数字を踏まえて今後の財政運営に無理がないか

伺います。」

財政当局からは、「かなり厳しいが今後の建設予定に関しては、一定の含みを持ち財政運営に

あたっている」との答弁がありましたが、今後も議会として十分な注意の見て行く必要があると

思っています。

 

忙しい、9月議会中ではありますが、

議会の始まる前には、日帰りで「磐梯山」に登りましたし、平泉町で開催された世界遺産祭に

出かけ、私が最近気になっている「バイオトイレ」について、勝部市長、小沢水沢市長に、

この地域にとって重要である事を平泉町長とともに説明させていただきました。

また、6月議会で新しく大東町に建設される「道の駅」に誘致をするべきと意見提案した、

モンベルの新店舗を見学してきました。「モンベル美郷町」店は、人口の少ない美里町に

「モンベルの総合店」が出店した事は、当市にとってとっても大きなチャンスである事を気に

とめています。今後の経過を見守りたいと思います。

   

昨日は、早いもので母の3回忌法要を「光西寺」で営みました。母が、一関に縁を持ちここで、

私と弟の二人の息子を育ててくれました。母一人だった一関の「勝浦」姓も今では、一関に

10人、宮城県に2人となりました。ご住職に、次の7回忌には20人で来ますと言うと、

子供達にあまりプレッシャーをかけないようにとたしなめられましたが、家族が増えて、

絆が強くなって行く事は、とても嬉しい事です。墓前でみんなで写真を撮りましたが、

母も喜んでいると思います。

 

 


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エコまるくん(水道・電源不要水洗トイレ)平泉で公開

2020-09-01 07:51:29 | 日記

今年初春、まだ新型コロナウイルスによる移動自粛が始まる前に、

東京小平市の「東部公園」にデモ設置されたレジリエンストイレ

「エコまるくん」を視察してきました。

その際に、同社社長 鳴滝氏にお会いし、その開発経緯、SDGsに対する

熱い思いをお聞きしました。神戸大震災で社長自身が大きな被害を受け、

その経験から東日本大震災の際には、NPO法人「明日にかける橋」を

立ち上げ沿岸被災地で素晴らしいボランティア活動を続けられました。

そのボランティアで、最も気になり「なんとかしたい」と決意したのが、

被災地におけるトイレ事情についてでした。

その後、自身が手がける「土壌浄化システムトイレ」のコンパクト化への

取り組みに熱意を傾け今回の発表会となりました。私自身、そのトイレの

機能の高さと社長の熱い思いに感銘を受け、水道や電気のない地域での活用と

地方においても水洗化できない場所での活用が十分可能であると考え、世界遺産・平泉

でのデモ機の設置と導入に向けて平泉町との橋渡しに尽力させていただきました。

新コロナウイルスの影響により、鳴瀧社長の平泉入りはだいぶ遅れましたが、いよいよ

発表の段取りとなりました。

レジリエンストイレ「エコまるくん」は、

内閣官房が推進する、産・学・官・民のオールジャパンでの国土

強靭化(レジリエンス立国)への理解の促進、普及・啓発に努めており、内閣官房国土強靭

化推進室が、国土強靱化の趣旨に賛同し事業継続に関する取組を積極的に行っている事業者

を認証するため策定された「国土強靭化貢献団体認証」(レジリエンス認証)の認定組織とし

て認められ、循環式トイレのみならず様々な汚水の浄化技術として非常に高い評価を頂いて

おります。なおシステムについては経産省ものづくり高度技術認定を受けております。

また、今回の「新コロナウイルス対応」として、

完全滅菌のシステムが組み入れられており、使用後は電気消灯後 (人感センサー)10 秒間コロナ

滅菌噴霧を自動的に行います。よって次ぎにご使用される方 は、「トイレ・ソーシャル・ディスタンス」で

少しお待ちいただきます。 なお噴霧により、室内、便器、便器内水、床すべてが完全滅菌されます。

この滅菌材は内閣 官房承認のMA­Tを使用しており、皮膚、口腔等に全く無害なものです。

また噴霧中に入室 した場合は噴霧が人感を感知して噴霧を中止します。

今回の取り組みは、「新コロナウイルス」の影響により少し遅れましたが、鳴瀧社長と

平泉町長とのWEB会議等を通じて、前進することができました。

様々な関係団体から引き合いが始まっており、今後の展開が大変楽しみですが、

私としては、この「レジリエンストイレ・エコまるくん」が、この地をスタート地点として

広がり、「メイドイン一関」として、生産基盤が確立できることを期待しています。

 


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