一関市議会では、通年議会を導入したため、今年は1月6日に市長召集の招集会議を
開き、会期を1月6日から12月28日までとしました。これまでは、年4回の
定例議会(3月、6月、9月、12月)として3月議会(予算議会)と称していましたが、
通年議会導入後は、予算を審議する会議がスタートするのが、2月のため2月通常会議と
称する事としています。
実質的には、これまでの3月議会と同様に予算審査が中心となりますが、招集会議や
臨時会議が場面場面で開かれますので、これまでと大きく違うのは、市長提案議案が
臨時会議で議決されるため、議案数が減るため、予算審査がより時間をかけて慎重に
行えるという利点があります。
ただし、代表質問、一般質問はこれまで同様に、代表質問は3月議会、一般質問は
これまでの定例議会の時期に行うこととしましたので、私たち議員の議会活動で重要な
機会である一般質問は、年4回ということに変わりはありません。
先日、議会を前に議会運営委員会が開かれ、2月通常会議の日程が決まりましたが、
一般質問には19人が登壇する予定です。一昨年の改選後は、一般質問に登壇する
議員数が増える傾向となっています。それぞれの議員が、市の課題に様々な意見を
もっているあかしだと思っています。
ここ数日は、地元新聞紙には、議会関係の記事も多く、市民に開かれ、注目されることを
ますます期待するとともに、議会では、議会改革をさらに前に進めることで、議会の役割を
より多くの市民の皆さんに周知し、期待される議会を「チーム議会」として、議員と議会
事務局が一体となって前進していきたいと思っています。
招集会議後も、議会では様々な常任委員会が開催されましたし、特にも常任委員会となった
「広聴広報常任委員会」は視察も含め精力的に活動を進めています。
また、先日は私どもにアンケート調査の依頼があった、「地方議長アンケート」の結果が、
報道されましたが、まさに地方議会のなり手不足は深刻であると思っています。
ここ数年の選挙状況を見ても、北上市、奥州市が無投票、一関市は無投票とはなりませんでしたが、
ここ数回の選挙結果を見る限り、65%→62%→58%と投票率の低下が深刻です。特にも
旧一関市だけを見ると55%の投票率であり、およそ有権者の半数しか投票していません。
今年秋には、知事選、県議会議員選挙がありますが、その動向が注目されます。一関市議会
では、議会の役割、重要性を市民の皆さんに知っていただく取り組みを「議会改革」の中で
進めてきましたが、「新型コロナウイルス」の影響により、少し足踏み状態となっていた
部分もありましたので、2類から5類への移行状況を見ながら慎重に、開かれた議会としての
活動を進めていければと思っています。
佐藤市長は、若者活躍社会、女性活躍社会を掲げ、会議を開きその方策を検討しています。
私ども市議会も、若者、女性、様々な専門(教育、経済、文化…等々)に詳しい方との意見
交換を始めて、市議会に新しい風が吹く仕組みを検討していかなければならないと個人的に
考えています。