一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

「恥を知れ! 恥を!」・・・

2022-06-12 21:21:33 | 日記

最近は、SNSやYouTubeが重要な媒体で、新聞やテレビニュースより

影響が大きい場合が多く、スピード感もあります。

また、いつでもどこでも、時間に余裕がある時にいつでも視聴できるという

ネットには優位性があります。今、検索で「恥を知れ」と入力すると、広島の

地方局のニュースが紹介され、39歳の市長の議会で怒りの発言の様子が出てきます。

広島県の参議院選挙の選挙違反事件で、誕生した39歳の市長と議会の対立は、

ますます溝が深まり、どのような結末になるか予断を許しません。

・居眠り・・・

・公募による副市長人事の不同意

・財政難を理由とした副市長二人制を一人に削減

そして、

今回の市長提出の議員を16人から8人に削減する条例案の否決・・・

執行権を持つ市長と議決権をもつ議会は、地方自治法の大きな柱である、

「二元代表制」の根幹をなす制度です。私自身も「議会改革」に真摯に取り組んで

きたため、このニュースは目が離せません。

議会と市長は、常緊張感を持って対峙し議論を行います。

当市においても、現在「NEC跡地」、「新清掃センター建設」と市民の非常に関心の

高い大きな市政課題に直面しています。

先程のネットでのニュースを見ていると、今回の削減案で、4,500万円の経費の削減

になると提案したようですが、議会が、副市長の削減を財政的な理由としたことを

見る限り、市民不在のやりとりに見えてしまいます。それでも、傍聴席は満席のようで、

当市と同じように、人口減少、過疎が大きな問題の市の大きな話題となっていることは

間違いありません。

議員定数の削減は、身を切る改革の大きな柱であり、議会での議論が非常に大きな

ウェートを占めると思っています。一関市議会では、平成21年から最初の削減で34人から

30人、令和3年の選挙では、30人から26人と私が議員になってから、4回の選挙(12年)で、

34人から26人と実に8人の削減を進めました。人口減少、そして厳しい当市の財政事情

、議員数削減により市民の声が届きにくくなるとの大きな指摘・・・。改革の際には、

賛否について、真摯な「議員間討議」が行われました。そういう経験から、今回の削減案は

少し「乱暴」というか、無理があって可決は厳しい条例案と感じました。

一関市議会での、予算書の「議会費」の推移を見ると

平成24年度が、3億7千万円ほど

そして、

令和 4年度が、2億9千万円ほどと大きな議会費の削減となりました。

実に、年間8千万円ほどの議会費の削減を実現しています。私としては、ただ単に削減

するだけでなく、議員がより良い活動ができる改革、議会職員の充実、そして議員研修費や

広聴広報活動の充実など、より市民に信頼される議会づくりに予算を充実していきたいと

思っています。

今日のニュースを見ながら、市民不在と見える議論が何を生んでいくのか、真剣に考えます。

 


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