2月議会も予算審査の総括質疑、分科会が終了し、委員長報告・議案審査
追加補正(?)の議決に向けて各議員は議案思考の時間となっています。事務局
は、分科会終了後が大変忙しく、終了後ただちに分科会報告をまとめ、各議員
に送付をします。タブレットが導入される前は、すべて紙での配布でしたので、
各常任委員会の委員長は、その中身の確認等で議会に足を運び確認を行い、
紙の膨大な資料が配布されました。議会もある意味でのDXが進み、議会改革の中で、
一歩進み、以前に比べ情報の伝達が圧倒的に早くなりました。今回の議会でも
市長の施政方針で語られたDX(デジタルインフォメーション)への取り組みがあり、
それに関して各議員から質疑がありました。質問にしても答弁にしてもDXなど
横文字の省略文字が普通に使われて、聞いている人はすぐに理解できるのかな?
と疑問を持つ事もありますが、今はそれが普通で、それを前提に議論が行われて
います。私でさえ、タブレットで、その意味を確認することもあります。
前置きが長くなりましたが、今回の2月通常会議で市長は、秋の市長選への
立候補を表明しました。4年前に人口減少対策を語り、その取り組みを進める
意欲を市民の皆さんに示し、前に進める決意を示されたことは素晴らしい決意
と思います。
そのような中、次の政権をにらんだ予算編成を行ったと思いますが、今回の一連
の代表質問、一般質問、予算審査の議論を聞きながら、議論を深めていただきたい
事がありました。「人口減少が予想以上のスピードで進んでいる」というフレーズが
様々な場所で聞かれ、当市の人口もまもなく10万人をきるという現実です。
このような現状を踏まえ、人口減、少子高齢化対策を予算に反映させ、それを
議論していくのはもっともなことですが、総務省が公表している人口の長期的推移を
見て、当市の10年後、20年後の姿はある程度把握できます。それを少しでも
遅らせる、地域に人が残る政策を進めることに異論はありませんが、議会として
10年後の人口の数字と広い市域の姿を聞き、行政ができる市民サービスの現実を
議論する必要があると思いますし、市長の考え方を聞き、議論を深めるべきと思い
ました。どこが人口減の底なのか、その時一関市はどのような形になっているのか、
議論すべき大事な要点だと思います。
この問題は、あらためて考えていきたいと思います。
昨年の総選挙で、政治がかなり身近になったと感じています。市議会でも何度も議論
されてきた給食費の無償化、教育費の問題、103万円の壁等々・・・たった一度の
選挙で大きく政治が動くことにある意味驚いています。
今朝の日報には選択的夫婦別姓について書かれた記事もありました。毎日、ニュースで
トランプ大統領が驚くような発言を続けています。NHKの「映像の世紀」を見ながら、
繰り返される歴史の現実が、良い方向に向かうことを願うしかありません。様々な
政治課題は賛否両論があります。最終的に議会が判断する事になります。そして、
その成果は歴史が証明します。
議員になってから、議会改革に真摯に取り組み、議会の重要性を訴えてきました。
二元代表制の重要な意義をしっかりと心に持ち活動を続けていきたいと思います。