一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

高校生も新一関図書館のオープンを楽しみにしている

2014-05-30 17:39:00 | 日記

昨日は、一関一高の学校評議員会に出席してきました。

学校評議委員は、市P連会長の際一関二高から委任をいただいて以来となります。

5名の学校評議員のうち4名が新しい委員という事でした。

全日制、定時制、付属中あわせて、生徒数約1,000人弱となる、

市内で最も大きな学校だと思います。

全日制、定時制、付属中のそれぞれの副校長先生から、それぞれの学校経営計画、

概況を説明をいただき意見交換となりました。

坂本校長先生、全日制の泉副校長先生、定時制の平田副校長先生、付属中の

瀧野澤副校長先生、それぞれの先生とは面識がありますし、以前より良く知っている

方々でしたので、あまり遠慮する事なく率直な意見交換をさせていただきました。

特にも、県の学校再編計画によって、一関一高の定時制の今後が心配であったため、

その動向について伺いました。これからという事だそうですが、私は、非常に

危惧する状況にあるのではないかと心配しています。

私は、今後もこの問題に関してはアンテナを高くしていきたいと思っています。

また、教育全般に関しては、特にも読書の大切さと司書教諭の現況について

質問を行いました。スマートフォン、タブレット・・・により、読書時間

どころか、勉強時間まで減っている現実を説明されて、大きな問題である事を

再認識しました。

また、関連して「新一関図書館」の話題に触れましたが、学校側から図書館の

開館時間や定休日、オープンに関して、生徒の関心が非常に高い事を伺いました。

話を聞いているうちに気になったのは、夜8時までの開館時間には非常に

前向きにとらえていただきましたが、毎週月曜日が休みとなる事は、少し検討が

必要ではないかと思いました。

「お役所仕事ですから、毎週月曜日は休みます。」

と揶揄されないように、オープン後の利用者の状況を見ながら、休館日について

検討していく必要があると思っています。

 

先日、友人の小原君に「里山資本主義」に関連して、高知県庁の視察研修に行く話を

したところ、それではまずこれを読んで、県庁に行ったらと 有川 浩さんの

「県庁おもてなし課」を手渡されました。

図書館戦争などで有名な、今、旬の売れっ子の作家の本でした。

ページを2、3枚めくるとこんな文章が目に入ります。

「ーそんなんだからだよ。『だからお役所は』って言われんの」

議員になる前は、普通に耳に入っていたセリフで、「その通り」と相づちを打ったのでしょうが、

今では、様々な事を考えてしまいます・・・。

視察は、木質バイオマスの取り組みについてですし、まだ少し先の話ですが、高知県庁の

「おもてなし課」の雰囲気を感じてきたいと思います。


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近畿大で放射能除染対策を研修

2014-05-24 17:01:14 | 日記

マグロの完全養殖で有名な近畿大学で、放射能除染について研修をしてきました。

 

近畿大学について、あまり知識がないまま視察研修に行ってきました。大阪駅から

約20分という利便性や水泳の入江選手や寺川選手の出身大学という事もあり、

今年は、受験者数が、明治大を抜いて日本一となった人気のある大学だそうです。

また、私学で唯一原子炉を持つ(他は京都大学のみ)大学としても有名であり、

日本の原子力教育の一翼を担ってきました。

その近畿大学が、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故を受け立ち上げたのが、

「オール近大川俣町復興支援プロジェクト」です。

今回は、産業経常任委員会として、一関市の大きな課題となっている放射能汚染の除染

について、研究機関の最先端の技術とその実際の取り組みについて研修を行いました。

近畿大学原子力研究所所長で、東日本大震災復興支援室長の伊藤教授、理工学部教授で

医学博士の吉田教授、そして、原子力研究所教授の山西教授、山本博士から、大変丁寧で

中身の濃い研修をさせていただきました。非常に感謝しております。

特にも、原子炉を持ち、昭和35年に原子力研究所を設立した長い研究機関としての立場から、

放射能汚染対策について詳しい説明を受ける事が出来ました。

これまでも、様々な機会で放射能汚染について勉強してきましたが、本物の原子炉の前で

聞く説明には、大きな説得力があり、非常に参考になりました。

私は、基本的に原子力発電は止めるべきと考えていますが、現政権下では、ただちにすべてを

廃止する事はないようですし、廃止するのしても様々な課題が山積している現状を考えると

それを進める上でも、この研究施設の果たす役割は大きいと思いました。

 

一関市の放射能汚染対策は、課題が山積しています。

当局には、今まで以上に丁寧でわかりやすい説明をお願いするとともに、汚染された一関市

の現状から一日も早く脱し、前に進んでいきたいものです。

 

 


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自治体(地域)の消滅を肌で感じる時

2014-05-13 08:09:33 | 日記

 12日は、私の所属する産業経済常任委員会で、所管事務調査を行いました。

調査の内容は、商工労働部所管分の「雇用対策」、そして、農林部所管の

「新たな農業・農業政策(4つの改革)」についてです。

意見交換で話題となったのが、先般公表された、増田寛也前岩手県知事が座長を務める

日本創世会議の「人口減と自治体消滅危機」についてです。

岩手県、一関市にとって非常にショッキングな数字でした。ただ、私は、

数字ではなく、地域の崩壊、消滅の危機は20年前から何となく肌で感じていました。

大東町の小さな町の商店で仕事をしながら、決して広いとは言えない耕作地を大切に守り、

里山で暮らす人たちとともに働きながら、その暮らしぶりを見てきました。

賃金格差や非正規雇用、労働条件の劣悪さなどが市議会でも議論されますが、

東京や仙台、都市圏で暮らす人たちと違う幸せ、お金では得られない大切なものが

ここにあるという事を感じながら生活していました。それでも、日一日と人口が

減っていく町、空き家が増える様子をみながら、当時から、日本にとって大切な

里山の暮らしがなくなる危機感を感じ、夏秋冬の毎日の生活で、自分の足下を見ながら

一生懸命働き、子育てを行い、地域が助け合って暮らしていく生活が、徐々に失われて

いく事を肌で感じながら暮らしていました。

 

先日の創世会議の記事の後、岩手日報の「交差点」と朝日新聞の「おやじのせなか」と

言うコラムに子育てについて書かれてた記事が目に止まりました。

「・・・結婚や子育てをする決心の先送りをやめ、飛び込んでみたらどうだろう。」

という言葉に、自分自身のまもなく25年になる結婚生活のスタートの頃を思い出しました。

当時の私は、非常に厳しい仕事の現状があり、真剣に先を考えれば結婚は

出来なかったのかもしれません。それでも、まさに妻とともに、

「飛び込んでみたのだ」と思います。お互いを尊重し、助け合う事で事態は前に進みます。

厳しい場面にも遭遇しますが、考えるより進む事の大切さを経験してきました。

 

そして、子育てについてもう一つのコラムにはこうあります。

「・・・愛する女性との間に生まれ、かわいらしい姿を見せてくれたことだけで・・・」

と、子育ての素晴らしさについて書かれています。

 

今年から、一関一高の学校評議員、そして、一関二高のPTA副会長を務めることになりました。

まもなく社会の一員となるこの一関市を担う生徒たちを見守って行きたいとい思います。

 


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まちは公園2、十和田市を歩く。

2014-05-07 18:22:32 | 日記

GWを利用して、青森県・十和田市に。出かけてきました。

最近は、どこの町に行っても気になるのは、その街の雰囲気とまちの

活気、そして、そこに暮らす人たちの生活の空気というか息づかいです。

今回は、「一人勝手な行政視察」となりましたので、市役所や街づくりの関係者

からのお話は聞けませんでしたが、受付嬢や駐車場のおじさんとの会話が普通で、

なんとなくまちの雰囲気を感じてきました。

  

詳しく調べていませんので、間違っていたらすみませんが、十和田市駅は廃駅となったようで、

普通にイメージする駅前というのは、バス乗り場であり町の中心は市役所を中心とした

「官庁街通り」となるようです。今回は時間の都合で「十和田市現代美術館」周辺しか

歩いてこれませんでしたが、ちょっと「まちなかMAP」を見る限りでも、

「新渡戸記念館」や「ART STATION TOWADA」など、歩きたくなるまちMAPです。

現在建設中の市民交流プラザには、かの有名な安藤忠雄建築研究所が図書館を

設計するようです。秋田県立美術館にしてもここ十和田市にしても素敵な入札結果に、

なっているようです。

「(仮称)市民交流プラザ及び(仮称)教育プラザ基本設計業務公募型プロポーザル

第2次審査の結果と審査の講評及び最優秀者、優秀者の提案書公表について」

完成後にあらためて出かけてみたいと思っています。

「十和田市現代美術館」を中心とした街づくりは素晴らしく、

今年もやりますと「フェスティバルTOWADA!」のニュースが街のやる気を感じさせます。

 

一関市は、何ができるのかあらためて考えます。

図書館を中心とした文化のまちづくり、「歩きたくなるまち」「まちは公園」そして、

東日本合唱祭をメインに、歴史と文化を再認識するようなイベントを企画できないのか・・・

少しずつでも前に進みたいと思います。

 

 

 

 

 


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まちは公園、そして歩きたくなるまちへ

2014-05-02 07:02:30 | 日記

昭和の日に、ぽっと空いた休日を利用して秋田角館へ行ってきました。

私は、なんとなく混みそうな気がしましたし、朝のまちを歩くのが好きなので、

朝5時出発を妻に告げると、「早過ぎない・・・」の返事。妥協して、6時過ぎに

家を出ました。秋田自動車道は、北上から秋田市まで、給油と食事ができるパーキングは、

湯田の錦秋湖SAしかありません。最近は、SAでの食べ歩きが楽しみなので、少し

寂しい気がしています。花火で有名な大曲ICで降り、角館を目指しますが、

ここは「大仙市」合併のために名を捨て実を取ったという噂を聞いたことがありますが、

どうだったのでしょう。少し走り、角館に入ると「仙北市」・・・

ここも、名を捨て大同団結したのでしょうか?・・・・・。

私は、よく調べていませんので確かなことは言えませんが、市町村合併の大変さを

その市の名前でなんとなく理解します。

予想通り、9時前というのに主要な駐車場は満車。それでも、少し早く着きましたので、

町中の河川敷近くの個人の敷地の臨時駐車場?にすべりこみました。

  

予定通り、堤防に上がり、満開の「桧木内川堤の素晴らしい桜並木」を歩き、

いざ、町中へ。有名な武家屋敷通りは、何度か訪れていますので、今回は、

少し広く町中を歩きました。

   

まさに、まちは公園、そして歩きたくまちでした。

図書館と併設した「新潮社記念文学館」、蔵を利用した「安藤醸造本店」、

蔵のある街並み、「総合情報センター」、そして、商店街。

    

一関の中心市街地にあるものがそのままあります。

商店街の活性化ばかりが議論になりますが、あらめて、ゆっくり角館のまちを

歩きながら、「まちは公園」というコンセプトがもっとも重要だなぁと感じました。

中心市街地をもっとわかりやすい「公園」として、イメージアップしていく。

今の時期であれば、「ガーデニング」「オープンガーデン」で街並みを彩る。

夏は、お祭り、秋は文化イベント、そして冬はイルミネーション。

イスと木陰とみどりの街並み。

思い切って、大町通りを芝生(人工芝)張りにしてしまう・・・。

皆さんとの協働で、夢は広がります。

 


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