一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

議長に就任しました。

2021-10-20 06:57:19 | 日記

10月19日、改選後最初の臨時議会が開かれました。

議長選に立候補するにあたり、以下の所信表明を行いました

私は、今回の立候補にあたり、あらためて一関市議会基本条例を読み決意を新たにしました。

・・・一関市議会では、他市に先駆けて平成19年に「一関市議会基本条例」を制定しました。

その前文には、「住民自治及び団体自治の原則に則り、真の地方自治の実現に向け自立し、

・・・平成30年1月からは、「地方分権時代にふさわしい議会の姿を目指して」大きな議会

改革に取り組み、69回にわたり委員会等を開催し、制定後10年以上が経過した、「議会基

本条例の検証」、そして、議員皆様方の総意を得ながら議員定数の見直しなど18項目について

議論を深め、通年議会の導入や常任委員会の見直し、代表質問制の導入など目にみえる改革を

進めてきました。しかしながら、まだまだ改革は道半ばであり、更なる前進が必要であると思います。

・・・議会改革について所信の一端を述べさせていただきましたが、現在一関市においては、新型

コロナ感染症対策や地域経済の現状、人口減少対策など大きな課題を抱えています。市議会の果たす

べき役割は重要であり、市民の期待も大変大きいものと認識します。開かれた議会であるとともに、

議員個々の活動はもちろんですが、議会としての組織の力を強化し、当局にとっても市民にとっても

頼れる議会を目指していきたいと強い決意で望みます。

今回の選挙において、投票率が大きく下がりました。2013年が65.22%、前回が62.68%、

そして今回は60%を切り58.62%となりました。市民に一番身近であると考えられる選挙の投票率

の低さを私たち議会の責務として重く受け止めなければなりません。議会基本条例21条では、広聴広報

機能の充実がうたわれています。今回広聴広報機能の強化が図られ、新たに広聴広報常任委員会がスタート

します。議会や議員の活動をより広く市民の皆様に知っていただき、関心を持っていただく必要があります。

議員各位、議会事務局のご協力を得ながらより一層開かれた議会を目指し、積極的な活動を目指して

いきたいと考えています。

市議会は、二元代表制の特徴である首長、議会がともに住民を代表し抑制と均衡を保ち緊張関係を保つ事が

重要であり、その責務の一翼を担っています。議会は、市民の思い、そして市民の意見を市政に反映する場

であり、市の意思を決定する重要な議事機関であります。市長等とは、双璧をなすものであり、それぞれの

立場で職責を履行し、認めるものは認め、指摘すべきところは指摘する緊張感が求められます。

市民の大きな期待と負託に応え、一関市の発展をさらに前進させるため、議員各位のご意見を尊重し、自由

闊達な議論を求めるとともに、中立かつ公平公正な立場に立って職務の遂行に努め、民主的かつ効率的な議会

運営に全力で取り組む事をお約束したいと思います。

・・・改革に終わりはありません。更なる議会改革に取り組み、前例にとらわれる事なく、市民の福祉向上

及び市政発展のため全力で職務を全うしていきたいと思います。一関市議会がこれまで以上に、市民に信頼され、

頼りにされる議会を議員各位のご協力を得て、ともに作りあげていきたいと思います。議員各位のご理解と

ご支援、ご協力をお願い申し上げまして、所信表明とさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

投票の結果、議長に選出されました。

お大変重い職責となりますが、中立公平な立場で議会運営に取り組んでいきたいと思います。


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公約は実現できたのか・・・

2021-10-06 05:34:23 | 日記

4回目の市議選が終わりました。多くの皆さんに支えられて、当選することが

できました。新型コロナウイルスの影響を大きく受け、これまでとは全く違った

選挙戦となり、さまざまな戸惑いのなかでの日々でした。

   

選挙戦の翌日からは、倉庫に積み上げられたお米の検査に追われました。厳しい米価

に対しての対応等、市議会で発言していきたいと思ってもいます。

「有言実行と突破力」「市議会を変える」二つの大きな目標を掲げて、3期12年間

議員活動を続けてきました。私の公約の大きな目標の一つであった「市議会を変える」

は、一定の成果をまとめることができたと思っています。ただ、一番気になったのが、

今回の投票率の低さでした。2013年が65.22%前回の投票率が、62.68%そして

今回の投票率が、58.62%。投票率が想像以上に低下していることがわかります。

私が12年前に立候補した時からの公約の一つが、

・今後の模範となるお金をかけない選挙

「若い世代が政治に関心を持ち、政治の場に参画できる環境整備のため「お金をかけない

選挙」を実践」

というものがありますが、残念ながらこの公約に関しては、あまり前に進んでいません。

今回の当選者を見ると実に26人のうち7人が市役所OBとなりました。市長ももちろん

市役所OBですし、自治会や協働体にも多くの市役所OBが地域のために活躍されています。

いろいろな方にお話をお聞きすると、市議選に関しては、立候補する際一定のお金が

かかること、そして当選しても健康保険や退職金、年金等がないため、よほどの事が

ない限り、今後においても市役所OBの立候補者が減ることはなく、増える傾向にある

という事を多く聞きました。

投票率が、どんどん下がる事、そして立候補者のSNS等を拝見すると、選挙前の「個別

訪問等によって、多くの人に会い、様々な話を聞き現場を知ることができた」という

ような事が、書かれています。なんとなく違和感を感じます。

選挙戦に関して、毎回いろいろ考えさせられますが、今回の選挙結果を見る限り、

俗によく言われる、「どぶ板選挙」に似た個別訪問に近い形の選挙活動を行なった

候補者が多くの票を獲得しているような傾向が見られます。

私は、そのような選挙の形を変えたいという思いが強く、一生懸命頑張って私を

支えてくださる後援会の皆さんから厳しい意見をいただきますが、このような形

の選挙を続けている限り、投票率は上がりませんし、有権者の関心も高まらないと

思っています。

「市議会を変える」という公約のもっとも大きな結果が投票率が高くなる事であると

私は思っていますので、その点だけを見ると私は全くこの公約に関しては、まだまだ

努力が足りないという事なのかもしれません。

次の4年間もしっかりと頑張っていきたいと思います。

 


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