毎年のように、7月1日はあゆの解禁日で砂鉄川に向かいます。
今年は、議会用務のため1日は川に向かえず、2日の午前中の空いている
時間を見つけて、新渡戸に出かけました。
新渡戸と書くと岩手県の偉人「新渡戸稲造」が思い浮かびますが、砂鉄川の
釣り人では、松見屋商店の付近の川であり、「にわと」という地名です。
いつものように、松見屋商店の親父さんに声をかけおとりあゆを求めたところ、
今年は売り切れで、明日でないと入荷しないとの答え。昨日の鮎釣りの
盛況振りが想像できて嬉しくなる反面、これは困った・・・
松見屋のおかみさんが、「川で誰かに譲ってもらったら・・・」との
話を聞き、早速川へ向かいます。川には、1年振りで会う、地元の方がいます。
兄の同級生の大工さんは、これからということでしたが、川向いを見ると米や肥料で
お世話になっているお得意さんが竿を出していました。早速。川に向かいます。
田んぼの脇に駐車スペースを見つけ置きましたが、農家の方の邪魔にならないか
心配です。「あの田んぼ、どこの田んぼだったべ?」、「ああ、あそこの田んぼは、
伝三郎さん家の田んぼだ」、「車置いてて大丈夫だべか?」、「ああ、大丈夫ダァ」
いつものように交わされるローカルな会話が、嬉しくなります。
砂鉄川は、いつも夏の賑わいでした。兄は、裏の畑で「シャインマスカット」を大切に
育てていました。
少しの間、大変な「新コロナウイルス」の災害を忘れ、あゆと戯れる事ができました。
それでも、川の周りには、田や畑が広がり、畜産を営む農家もあり、兼業農家の皆さんは、
様々な職場で、今回の災害で大きな影響を受けています。
1日も早いこの災害の収束を願わずにいられません。