マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ウルヴァリン:SAMURAI

2013-09-21 11:11:11 | 映画ー劇場鑑賞

ーウルヴァリン:SAMURAITHE WOLVERINE

2013年 アメリカ

ジェームズ・マンゴールド監督 ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)真田広之(シンゲン)TAO(マリコ)福島リラ(ユキオ)ファムケ・ヤンセン

 

【解説】

X-メン』シリーズのメインキャラ、ウルヴァリンを主人公にした人気アクションの第2弾。超人的治癒能力と手の甲から飛び出す鋭利な爪を持つウルヴァリンが、日本で自身の運命を大きく左右する戦いに身を投じる。『X-メン』シリーズと前作に続き、『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを力演。メガホンを取るのは、『ナイト&デイ』などのジェームズ・マンゴールド。一大ロケを敢行して撮影された日本の風景をバックに展開する壮絶なバトル描写や、ハリウッドでも活躍している真田広之の共演にも注目。

 

【あらすじ】

カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオ(福島リラ)と共に日本へと向かう。不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲン(真田広之)に迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコ(TAO)を連れ、その混乱から逃げ出すが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「X-Men」シリーズの中の登場人物、ウルヴァリンを主人公としたスピンオフ第2弾。

日本を舞台に、ミュータントたちが暴れます。

 

超合金のかぎ爪だけではなく、治癒能力も持つウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は、永遠の命を持っています。

生まれは19世紀のカナダ。(前作は「ウルヴァリンZERO」)

 

時は1945年8月9日、ウルヴァリンは日本の捕虜として長崎にいた。

アメリカ軍の戦闘機が飛来し、日本兵の矢志田はアメリカ軍捕虜の牢屋の鎖を壊して、捕虜たちを逃がした。

井戸の底深くに閉じ込められていたウルヴァリンも解放して、自分は切腹しようとしたや先、原子力爆弾が投下された。

その瞬間、ウルヴァリンが身をていして矢志田を助けた。

 

時は過ぎ、現代。

カナダの山の中で孤独にひっそりと暮しているウルヴァリン。

夢の中に死んだはずのジーン・クレイ(ファムケ・ヤンセン)が現れ、死へと誘う。

望んでも得られない永遠の安らぎー。

彼は夜ごと悪夢に苛まれていた。

 

グリズリーを毒矢で殺した狩人たちといざこざを起こしかけた時、ユキオ(福島リラ)という日本人の女性が現れ、矢志田が重病で、一目ウルヴァリンに礼を言いたいと探しているという。

 

こうして日本に来たウルヴァリン。

瀕死の矢志田はウルヴァリンに「君に死を与えるから治癒力をくれ」と、謎の言葉を残して死んだ。

矢志田の葬式に出席すると、矢志田の一人娘マリコ(TAO)が何者かに誘拐されそうになり、ウルヴァリンはマリコを助ける。

 

二人は長崎のマリコの隠れ家に身を潜める。

 

アクション満載です。

日本人から見たら、変な日本ですが、お話そのものがありえないことだらけなので、いい感じでした。

新幹線を使った列車アクションもなかなか新鮮。

  ユキオ役の福島リラ

めっけものは福島リラ。

個性的なお顔にアクションも良く、だんだんチャーミングに見えてきました。

 

ラストはここまでやるかシリーズで面白かったのですが、せっかく真田広之が出ているのに、中途半端な悪役で、中盤で死んでしまうのが残念。

どうせなら、大ワルで最後までウルヴァリンと戦ってほしかったです。

 

エンドロールが始まっても、最後まで席は立たないように。

X-Menシリーズでは大御所二人が出てきます!!

 

テッド

2013-09-21 10:09:37 | 映画ーDVD

ーテッドーTED

2012年 アメリカ

セス・マクファーレン監督 マーク・ウォールバーグ(ジョン・ベネット)ミラ・クニス(ロリー・コリンズ)セス・マクファーレン(テッド)ジョエル・マクヘイル(レックス)ジョヴァンニ・リビシ(ドニー)ノラ・ジョーンズ ライアン・レイノルズ

 

【解説】

『ザ・ファイター』のマーク・ウォールバーグ主演のドタバタ異色コメディー。命が宿ったテディベアのテッドと自立しきれていない中年男のコンビが巻き起こす騒動を、にぎやかなタッチで映し出していく。監督とテッドの声を務めるのは、テレビアニメ「ファミリー・ガイ(原題) / Family Guy」などの製作に名を連ねるセス・マクファーレン。固い絆で結ばれたテッドと主人公に嫉妬するヒロインを、『ブラック・スワン』のミラ・クニスが演じる。かわいいルックスとは裏腹に、言動すべてがオッサンなテッドには爆笑必至だ。

 

【あらすじ】

いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

公開当時は下ネタが嫌で敬遠した本作。

でも、巷で言われているほどお下劣でもなかった。

英語がわからないからいいのかもね。

 

テーマは、愛を取るか友情を取るかー???

んーやっぱりどっちも大切!というハリウッドお得意のジャンルでした。

思ったより中身は濃かった!

 

テッドの動きが素晴らしい。

よくここまで作れたなあ!

 

マーク・ウォルバーグは、アクションよりコメディの方がいいんじゃないかなあ。

とぼけた感じがぴったり。

 

孤独な少年の祈りが通じて、テッドに魂が宿ったーというところがいいなあ。

最後もロリー(ミラ・クニス)の祈りが通じてというハッピーエンドで、うまい!

と思いました。

 

カメオ出演も、ただ出てくるだけじゃなくて、笑わせてくれます。

歌手のノラ・ジョーンズ(シタール奏者、ラヴィ・シャンカールの娘)や「グリーン・ランタン」のライアン・レイノルズ。

写真だけだけど、「スーパーマン・リターンズ」のブランドン・ラウス、「トワイライトシリーズ」で狼男を演じていたテイラー・ロトナーが出てきました。

 

会話は、たぶん「フラッシュ・ゴードン」のマニア向き、あるいはすごく汚い言葉、そのへんは日本人には受けなくてあたりまえかな?

 

麻薬ネタも満載。

アメリカって、タバコにうるさいのに、大麻には寛容だね。呆!

 

ふがいない僕は空を見た

2013-09-21 10:03:20 | 映画ーDVD

ーふがいない僕は空を見たー

2012年 日本

監督=タナダユキ 原作=窪美澄 キャスト=永山絢斗(斉藤卓巳)田畑智子(岡本里美(あんず))窪田正孝(福田良太)小篠恵奈(あくつ純子)田中美晴(松永七菜)三浦貴大(田岡良文)梶原阿貴(長田光代)吉田羊(妊婦西村あや)藤原よしこ(野村先生)山中崇(岡本慶一郎)山本浩司(有坂研二)銀粉蝶(岡本マチコ)

原田美枝子(斉藤寿美子)

 

【解説】

『赤い文化住宅の初子』『百万円と苦虫女』のタナダユキがおよそ4年ぶりに監督を務め、窪美澄の小説を映画化した青春群像劇。男子高校生と主婦の不倫関係を中心に、ごく普通の人々が直面する生きることの葛藤や性への衝動を映し出す。第24回山本周五郎賞受賞の原作の登場人物をダブル主演で演じ切ったのは、『ぱいかじ南海作戦』の永山絢斗と『ハッピーフライト』の田畑智子。狂おしくて切なく、そしていとおしさや驚きに満ちた何げない日々の描写が胸に突き刺さる。

 

【あらすじ】

高校生の卓巳(永山絢斗)は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美(田畑智子)と出会う。やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜(田中美晴)に告白され……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

監督のタナダユキさんは、私にとっては「タカダワタル的」を撮った監督。

この作品も予告編で見て興味を持ったのですが、少し思っていた作品より複雑でした。

 

高校生の卓巳(永山絢斗)と不妊治療に励んでいる人妻里美(田畑智子)は、コスプレイベントで知り合った。

現実から遠く離れたアニメの世界で二人はセックスに励んでいた。

 

ある日、卓巳は同級生の女の子から告白され、里美と別れることを決意。

でも、結局よりは戻り、二人はさらに深い関係になって行く。

 

それを、里美の夫が盗撮した。

里美は離婚を申し出るが、夫も姑も応じないどころか、さらに子づくりを強要する。

 

この画像がネットに流出。

卓巳の学校では、卓巳たちのコスプレセックスの写真がばらまかれ、卓巳は学校に行けなくなってしまう。

 

卓巳の親友の福田良太(窪田正孝)は、痴ほうの祖母と暮らしていた。

母は他の男と別の場所で生活していたが、借金がかさみ良太の貯金にも手をつける有様。

良太は朝刊の配達やコンビニのバイト、明るい表情をしていても、心の中には闇があった。

同じ団地に住むバイト仲間のあくつと一緒に、卓巳の写真をばらまいて鬱憤ばらしをしていた。

 

それぞれに激しい展開ですが、映画の進行は緩やか。

特に、助産院を経営している卓巳の母(原田美枝子)がなんともクールというか、落ち着いている。

 

他にも、びっくりするようなバカ教師が出てくるし、里美の姑も、こんな人はさすがにいないと思う。

 

良太を諭すコンビニ店員(三浦貴大)が、児童への猥褻行為の常習犯と言うのも驚きでした。

 

驚いてばかりで、なかなか中身に入っていきにくかったのですが、田畑智子の体当たりセックスシーンは良かったんじゃないかなあ。

コスプレの中でしか自分を満足させられない女性をうまく演じていたと思いました。

 

一貫したテーマはしっかりしていて、「大切なものはひとりひとりの命」というメッセージは伝わりました。

もう少し他人を大切にするという視点があったら、良かったのにと思いました。

余裕がないのね、日本人。