
ーゴールデンスランバーー
2009年 日本
監督=中村義洋 キャスト=堺雅人(青柳雅春)竹内結子(樋口晴子)吉岡秀隆(森田森吾)劇団ひとり(小野一夫)柄本明(保土ヶ谷康志)濱田岳(黒いパーカーの男 キルオ)渋川清彦(岩崎英二郎)ベンガル(轟静夫)大森南朋(樋口伸幸)貫地谷しほり(凛香)相武紗季(井ノ原小梅)永島敏行(小鳩沢)石丸謙二郎、ソニン(鶴田亜美)
【解説】
人気作家・伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』に続き中村義洋監督が映画化したサスペンス。巨大な陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の濡れ衣を着せられた宅配ドライバーの決死の逃避行をスリリングに描く。主演は、中村監督の『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも共演している堺雅人と竹内結子。そのほか吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明といった実力派キャストが顔をそろえる。
【あらすじ】
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。
【感想】
タイトルの「ゴールデンスランバー」はビートルズの名曲。
黄金のまどろみという意味だそうです。
この歌が、この映画に深く関わっています。
伊坂幸太郎さんは、ヒット曲をうまく作品に取り入れて効果的に使うのが上手ですね。
「重力ピエロ」に引き続き、私のお気に入りとなりました。
これも、原作を読まなくちゃ。
☆ネタバレ
大学時代の、友達と信じていた人間にはめられ、冤罪の罪をかぶり逃走する主人公・青柳(堺雅人)。
とにかく、仙台市内を徒歩で逃げるのだから、スケールが小さくなるところを、思い出を重ねたり、人間関係の妙をちりばめてなかなか飽きさせません。
そのうちに、次第に青柳を応援する人の輪が広がり、かつての恋人樋口(竹内結子)の機転もあって、日本の警察から逃れ切ってしまうところが痛快です。
ただ、結局真犯人は出て来ず、青柳の人生は逃亡者で終わってしまうのかなあ、と複雑な気分でした。
でも、ビートルズの曲をバックに語られる平凡な大学時代のたわいのないおしゃべりや、アルバイトや、ファーストキスや、失恋や、サークル活動、先輩後輩と呼び合ったことなど、甘酸っぱい気持ちにしてくれて、映画を見ている間中いい感じでした。
また、花火や、ぽんこつ自動車など、散りばめられたさりげないアイテムも効いていました。
青柳のお父さん(伊東四朗)、花火屋の社長(ベンガル)がとても素敵でした。
「たいへんよくできました!!」
(映画を見た人にはわかるでしょ?)
2009年 日本
監督=中村義洋 キャスト=堺雅人(青柳雅春)竹内結子(樋口晴子)吉岡秀隆(森田森吾)劇団ひとり(小野一夫)柄本明(保土ヶ谷康志)濱田岳(黒いパーカーの男 キルオ)渋川清彦(岩崎英二郎)ベンガル(轟静夫)大森南朋(樋口伸幸)貫地谷しほり(凛香)相武紗季(井ノ原小梅)永島敏行(小鳩沢)石丸謙二郎、ソニン(鶴田亜美)
【解説】
人気作家・伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』に続き中村義洋監督が映画化したサスペンス。巨大な陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の濡れ衣を着せられた宅配ドライバーの決死の逃避行をスリリングに描く。主演は、中村監督の『ジェネラル・ルージュの凱旋』でも共演している堺雅人と竹内結子。そのほか吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明といった実力派キャストが顔をそろえる。
【あらすじ】
凱旋(がいせん)パレード中に首相が暗殺された仙台、宅配ドライバーの青柳(堺雅人)は、久々に再会した旧友の謎の言葉を聞いた直後、警官から突然銃を向けられる。訳もわからず逃げ出した彼は、身に覚えのない証拠と見えない力によって無実の首相暗殺犯に仕立てられていく。絶体絶命の中、青柳は大学時代の仲間たちに助けられながら逃亡を続けるが……。
【感想】
タイトルの「ゴールデンスランバー」はビートルズの名曲。
黄金のまどろみという意味だそうです。
この歌が、この映画に深く関わっています。
伊坂幸太郎さんは、ヒット曲をうまく作品に取り入れて効果的に使うのが上手ですね。
「重力ピエロ」に引き続き、私のお気に入りとなりました。
これも、原作を読まなくちゃ。
☆ネタバレ
大学時代の、友達と信じていた人間にはめられ、冤罪の罪をかぶり逃走する主人公・青柳(堺雅人)。
とにかく、仙台市内を徒歩で逃げるのだから、スケールが小さくなるところを、思い出を重ねたり、人間関係の妙をちりばめてなかなか飽きさせません。
そのうちに、次第に青柳を応援する人の輪が広がり、かつての恋人樋口(竹内結子)の機転もあって、日本の警察から逃れ切ってしまうところが痛快です。
ただ、結局真犯人は出て来ず、青柳の人生は逃亡者で終わってしまうのかなあ、と複雑な気分でした。
でも、ビートルズの曲をバックに語られる平凡な大学時代のたわいのないおしゃべりや、アルバイトや、ファーストキスや、失恋や、サークル活動、先輩後輩と呼び合ったことなど、甘酸っぱい気持ちにしてくれて、映画を見ている間中いい感じでした。
また、花火や、ぽんこつ自動車など、散りばめられたさりげないアイテムも効いていました。
青柳のお父さん(伊東四朗)、花火屋の社長(ベンガル)がとても素敵でした。
「たいへんよくできました!!」
(映画を見た人にはわかるでしょ?)
何十年も前に捨てられてたカローラ、バッテリー替えただけで動くのはご愛敬(タイヤもエンジンも普通は・・・ねぇ)
キル男は原作ではかなり人気キャラのようだけど、個人的にはちょっと・・でしたが(^^;
彼も冤罪ならまた見方が変わるんだけどね。
青春の甘酢っぱさは同じく共感出来ました。
花火が良い伏線になってたね~。
私も気に入りましたよ。
いいテンポの映画でしたね。
私は巨悪に手をつけて、こてんぱんにやっつけてほしかったわ。
あの結末は切なかったなあ。
でも、顔を変えて生きる、というのはリアルとは思えないけどなあ。
彼は、自分じゃない人生を、どうやって生きて行くのかなあ。
心配です。
でも、主人公の顔が似ていたこともあって『それでも僕はやっていない』を思い出し、冤罪の恐ろしさを感じながら見ていました。
現実にも足利事件の菅家さんの裁判でも、検察官は決して非を認めて謝罪しないし・・・
彼は周りの助けで逃げ切ってけれど、まんまと警察の手で殺されていたら、犯人として葬られていたでしょうねー
両親に宛てた手紙や友人へのメッセージ、『たいへん良くできました』など当事者にしかわからない形で、顔を変えても彼が生きていることを伝えられて良かったです。
【笑う警官】もちょっと共通するところがあります。機会があったらぜひ見てくださいね
顔も名前も失った人間は、どうやって生きて行くのかなあ?
「笑う警官」よかったの?
見ます!!