ーショートバスー
2006年 アメリカ ジョン・キャメロン・ミッチェル監督 ポール・ドーソン 、スックイン・リー 、リンジー・ビーミッシュ 、PJ・デボーイ 、ラファエル・バーカー 、ジェイ・ブラナン 、ピーター・スティクルス 、ジャスティン・ボンド
【解説】
ニューヨークを舞台に、人とのつながりや愛を求めてさまよう男女7人の姿を見つめたヒューマンドラマ。監督は前作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が大絶賛されたジョン・キャメロン・ミッチェル。2006年のカンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭で話題を呼んでいる。出演はラジオDJとしても活躍するカナダ出身のリー・スックインら。リアルで過激なセックスシーンと、その裏に込められた愛と希望のメッセージに注目だ。
【あらすじ】
恋愛カウンセラーでありながら、夫ロブ(ラファエル・バーカー)とのセックスでオーガズムを味わったことがないソフィア(リー・スックイン)。ある日、彼女はカウンセリングを受けに来たカップル、ジェイムズ(ポール・ドーソン)とジェイミー(PJ・デボーイ)の紹介で、ブルックリンにあるサロン“ショートバス”に足を踏み入れる。 (シネマトゥデイ)
【感想】
予告編だけでも十分に引いてしまう。
でも、あんまり世間の評判がいいので見に行くことにしました。
この日はレディースデイとあって大半が女性の観客で、少しほっとしました。
小さな劇場だけど、立ち見が出るほどの大盛況。
内容も少しは聞いていたので、かなり覚悟して見始めました。
ニューヨークで生活するいろんな人が出てきます。
みんなショートバスというサロンの常連たち。
ショートバスというのは、スクールバスなんだけど、小さなバスで、障害児とか天才児とか、手のかかる子供の送迎車だそうです。
そこへセックスカウンセラーのソフィアが足を踏み入れます。
とにかく、さまざまなセックスシーンのオンパレードなんだけど、嫌みも不快さもあまりありません。
恐いもの見たさの興味本位と言う感情もわいてこない。
むしろ、日本でだけかかっているらしいボカシの方がずっと卑猥だと感じました。
ジェームズの他人と関われない孤独感とか、自殺願望とか、SM女王のセヴェリンの自分の生きたい道と今の生活とのギャップからくる焦燥感とか、理解できる部分もあったし、ショートバスのオーナーの包容力も温かく感じたのですが、肝心のソフィアの満たされない思いが理解できなくて、もどかしく思いました。
彼女の悩みが不妊とかだったら、私にも理解できたんだろうなあ。
自分がもうすっかりおばさんだと思い知らされた感じです。
まあ、とにかく呆気にとられているうちに映画は終わりました。
観客の中には、声を上げてげらげら笑っている人が何人かいて、それがそれぞれ笑うツボが違っているところが面白かった。
ほんとセックスって、すごく個人的なものだし、普遍化するのも難しいので、反応する場所も違ってくるのだろうなと思いました。
それだけに、スクリーンに表現するのがすごく難しいテーマだと思うけど、この映画はとても真摯に作られていたと思いました。
でも私には、この映画のメッセージを読み取る力はありませんでした。
2006年 アメリカ ジョン・キャメロン・ミッチェル監督 ポール・ドーソン 、スックイン・リー 、リンジー・ビーミッシュ 、PJ・デボーイ 、ラファエル・バーカー 、ジェイ・ブラナン 、ピーター・スティクルス 、ジャスティン・ボンド
【解説】
ニューヨークを舞台に、人とのつながりや愛を求めてさまよう男女7人の姿を見つめたヒューマンドラマ。監督は前作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が大絶賛されたジョン・キャメロン・ミッチェル。2006年のカンヌ映画祭をはじめ、世界各国の映画祭で話題を呼んでいる。出演はラジオDJとしても活躍するカナダ出身のリー・スックインら。リアルで過激なセックスシーンと、その裏に込められた愛と希望のメッセージに注目だ。
【あらすじ】
恋愛カウンセラーでありながら、夫ロブ(ラファエル・バーカー)とのセックスでオーガズムを味わったことがないソフィア(リー・スックイン)。ある日、彼女はカウンセリングを受けに来たカップル、ジェイムズ(ポール・ドーソン)とジェイミー(PJ・デボーイ)の紹介で、ブルックリンにあるサロン“ショートバス”に足を踏み入れる。 (シネマトゥデイ)
【感想】
予告編だけでも十分に引いてしまう。
でも、あんまり世間の評判がいいので見に行くことにしました。
この日はレディースデイとあって大半が女性の観客で、少しほっとしました。
小さな劇場だけど、立ち見が出るほどの大盛況。
内容も少しは聞いていたので、かなり覚悟して見始めました。
ニューヨークで生活するいろんな人が出てきます。
みんなショートバスというサロンの常連たち。
ショートバスというのは、スクールバスなんだけど、小さなバスで、障害児とか天才児とか、手のかかる子供の送迎車だそうです。
そこへセックスカウンセラーのソフィアが足を踏み入れます。
とにかく、さまざまなセックスシーンのオンパレードなんだけど、嫌みも不快さもあまりありません。
恐いもの見たさの興味本位と言う感情もわいてこない。
むしろ、日本でだけかかっているらしいボカシの方がずっと卑猥だと感じました。
ジェームズの他人と関われない孤独感とか、自殺願望とか、SM女王のセヴェリンの自分の生きたい道と今の生活とのギャップからくる焦燥感とか、理解できる部分もあったし、ショートバスのオーナーの包容力も温かく感じたのですが、肝心のソフィアの満たされない思いが理解できなくて、もどかしく思いました。
彼女の悩みが不妊とかだったら、私にも理解できたんだろうなあ。
自分がもうすっかりおばさんだと思い知らされた感じです。
まあ、とにかく呆気にとられているうちに映画は終わりました。
観客の中には、声を上げてげらげら笑っている人が何人かいて、それがそれぞれ笑うツボが違っているところが面白かった。
ほんとセックスって、すごく個人的なものだし、普遍化するのも難しいので、反応する場所も違ってくるのだろうなと思いました。
それだけに、スクリーンに表現するのがすごく難しいテーマだと思うけど、この映画はとても真摯に作られていたと思いました。
でも私には、この映画のメッセージを読み取る力はありませんでした。