マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ホビット 思いがけない冒険

2012-12-22 12:16:39 | 映画ー劇場鑑賞

ーホビット 思いがけない冒険ーTHE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY

2012年 アメリカ/ニュージーランド 

ピーター・ジャクソン監督 JRR・トールキン原作 イアン・マッケラン(灰色のガンダルフ)マーティン・フリーマン(ビルボ・バギンズ)リチャード・アーミティッジ(トーリン・オーケンシールド)ジェームズ・ネスビット(ボフール)ケン・ストット(バーリン)シルヴェスター・マッコイ(ラダガスト)ケイト・ブランシェット(ガラドリエル)クリストファー・リー(サルマン)ヒューゴ・ウィーヴィング(エルロンド卿)アンディ・サーキス(ゴラム)エイダン・ターナー(キーリ)ディーン・オゴーマン(フィーリ)グレアム・マクタヴィッシュ(ドワーリン)アダム・ブラウン(オーリ)ピーター・ハンブルトン(グローイン/ウィリアム(トロル))ジョン・カレン(オイン)マーク・ハドロウ(ドーリ/バート(トロル))ジェド・ブロフィー(ノーリ)ウィリアム・キルシャー(ビフール/トム(トロル))スティーヴン・ハンター(ボンブール)イライジャ・ウッド(フロド)イアン・ホルム(ビルボ・バギンズ)

 

 

【解説】

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のピーター・ジャクソン監督が、同シリーズの60年前を舞台にした小説「ホビットの冒険」の実写化に挑んだアドベンチャー大作。凶悪なドラゴンに占拠されたドワーフの王国を奪還する旅に出たホビット族の青年ビルボや魔法使いガンダルフの一行が、さまざまな戦いを経て強大な力を秘めた指輪と対峙(たいじ)する姿を壮大なスケールで映し出す。ガンダルフにふんするイアン・マッケランやイライジャ・ウッド、ケイト・ブランシェットら、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のキャストとキャラクターも再登場する。

 

【あらすじ】

ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地はなれ山を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)という醜悪な化け物と出会う。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

待ってました!!

「ロード・オブ・ザ・リング」の感動をもう一度!!

 

オープニングから嬉しかったですね。

ビルボ・バギンス(イアン・ホルム)が「行きて帰りし物語」を執筆中。

彼の家には、まだ「ロード・オブ・ザ・リング」の旅が始まる前の、無邪気なフロド(イライジャ・ウッド)がいます。

今日は、ビルボの111歳のお誕生日なのです。

もうすぐ、ガンダルフが来ます。

フロドが村はずれまで迎えに行きました。

懐かしいわー♡

 

フロドを見送って、ビルボが一服しながらの回想となります。

 

遡ること60年前、自分の家で平和に暮らしている若き日のビルボ(マーティン・フリーマン)の元に、灰色の魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)がやってきます。

そして「冒険に行かないか」などとビルボを誘い、ビルボが相手にしないと、扉に印をつけて立ち去りました。

  ガンダルフ

そしてその夜、ひとり、またひとりと、ドワーフたちがやってきて、ビルボの家で傍若無人なパーティを始めました。

その数、なんと13人。

お人好しで穏やかなビルボも、この有様には黙っていられませんが、ドワーフたちの勢いを止めることもできません。

そこへ、ガンブルフがやってきて、パーティは最高潮に。

 

ガンダルフがドワーフたちにドワーフの王が持っていた地図を見せ、故郷を取り戻すためにははなれ山の見えない扉を探し出す「忍びの者」が必要だと力説し、その役目を担うのにホビットが最適で、ビルボを仲間に加えることを強く主張した。

 

ビルボは契約を渋ったが、ドワーフたちの故郷を思う歌を聞き、心を動かされ、旅に加わることを決心した。

 

しかし、ドワーフのプリンス、トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)は、ビルボを疑っていた。

 

これは第1部です。

ドワーフたちが、邪悪な竜スマウグに襲われて失った故郷エレボールを奪還するため、ガンダルフとビルボ、そして13人のドワーフたちとホビット荘からエレボールに向かって旅をします。

 

その旅の途中には、トーリンに腕を切り落とされたオークの王が恨みを込めて追ってくるし、トロールやゴブリンなどが立ちはだかります。

 

エルフのエルロンド卿(ヒューゴ・ウィーヴィング)や、ガラドリエルの奥方(ケイト・ブランシェット)、まだ悪の手先になっていない白の魔法使いサルマン(クリストファー・リー)も出てきます。

 

また、新しい顔として茶の魔法使いラダガスト(シルヴェスター・マッコイ)や、エルフ王、スランドゥイル(リー・ペイス)が加わりました。

スランドゥイルは、旅の仲間のレゴラスのお父さんだそうです。

第2部が楽しみですね!

  ゴラム

この作品の見所は、ビルボがあの「たったひとつの指輪」を手に入れるところです。

ゴラム(アンディ・サーキス)との出会いが丁寧に描かれています。

もう一つは、ビルボとトーリンの和解が感動的です。

 

最大の危機を、ガンダルフの呼んだオオワシが救ってくれるというのは、「LOTR」と同じですが、これなら最初からオオワシに送ってもらえば簡単だったのに、と思ってしまいました…汗!!

ガンダルフの助けはいつも危機一髪ですね。

 

約160分の長編だし、どのシーンもたっぷり時間をとってあるんだけど、まったく退屈しません。

それぞれのエピソードが楽しくて、もっと見ていたい気分です。

 

このころの中つ国は、とても平和。

フロドが旅する戦いのあとが残る暗い荒野ではありません。

その違いを味わいながら、観客も旅をしている気分になります。

ビルボののんびりしたキャラクターと、ドーリンの緊張感溢れるキャラクターがいいバランスを保っています。

トーリン、かっこいいです。

  トーリン

今回の3D、とてもよかったですよ。

最初の竜が襲ってくるシーンは迫力満点。

でも、そればかりではなく、奥行き、広がりともにリアルな世界で、自分もそこに入り込んでいるような気持ちになりました。

これは、3Dでも高くないと思います。

 

ピーター・ジャクソン監督って、あんな顔して(失礼!)すごいロマンチストなんじゃないかなあ?

しかも、映像作りの天才。

彼が監督して絶対正解だし、期待した以上でした。

素晴らしい作品です。

 

ああ、また新しい物語が始まったなあ。

わくわくしますね。

 


テルマエ・ロマエ

2012-12-22 09:08:34 | 映画ーDVD

ーテルマエ・ロマエー

2012年 日本

監督=武内英樹 原作=ヤマザキマリ キャスト=阿部寛(ルシウス)上戸彩(山越真実)北村一輝(ケイオニウス)竹内力(館野)宍戸開(アントニヌス)勝矢(マルクス)キムラ緑子(山越由美)笹野高史(山越修造)市村正親(ハドリアヌス)

 

【解説】

古代ローマ帝国の浴場設計技師が現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう、ヤマザキマリの人気コミックを実写映画化。監督は、『のだめカンタービレ最終楽章』シリーズの武内英樹、脚本を『クローズZERO』シリーズの武藤将吾が手掛ける。古代ローマと現代日本、時空を越えて異文化交流を繰り広げる主人公ルシウスを、阿部寛が妙演。漫画家志望のヒロインに上戸彩がふんするほか、古代ローマ人役の北村一輝、宍戸開、市村正親という日本屈指の顔の濃い役者陣の成り切りぶりにも注目。

 

【あらすじ】

古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

漫画もテレビアニメも見ていません。

映画は、原作とは少し違うストーリーらしいですね。

 

この作品は、突飛な設定を楽しむ作品ですね。

古代のローマ帝国で日本語を話しているところがおかしい。

すぐにこの世界に入れるのが、成功の秘訣でしょうね。

 

そして、難しいことはさておき、ローマ人と日本人だけですってね、こんなお風呂好き。

その1点だけでこの設定を考え出してしまうところが、原作者ヤマザキマリさんのすごいところです。

 

ローマは滅びて、ヨーロッパでのお風呂文化はすたれてしまいましたが、日本はこのお風呂好きを世界に広めて、世界平和に貢献したいという気持ちになりました。

 

こうして見れば、日本人にも濃い顔の俳優さんがたくさんいたのですねえ。

それにしても、竹内力さんが薄い顔に入っているなんて、ユーモアを感じました。

 

阿部寛さんは裸で勝負でした。

鍛え抜いたのでしょうね。

ローマ人もびっくりのいい体でした。