ーMASAI マサイー
2004年 フランス パスカル・プリッソン監督 マイナ・マコ 、パルカシオ・ムンテット 、スワケイ・キピロッシュ 、ネメロク・ニクルナ 、パウル・セケナン 、キアキ・ナリカエ 、ペニキ・ソイヤニー 、ジョン・ナシパ
【解説】
雄大なアフリカ大陸を背景に、村の平和を取り戻すため、ライオン狩りに命をかけた男たちの物語。監督はこれがデビュー作となるパスカル・プリッソン。『ル・ブレ』『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』の撮影で知られるマヌエル・テランの迫力ある映像は必見。
【あらすじ】
神の呪いで干ばつに襲われたマサイの村。この呪いを解くには、百獣の王であるライオンを狩り、そのたてがみを捧げるしかない。村に平和をもたらすため、若者たちは命を懸けた冒険の旅に出る。 (シネマトゥデイ)
【感想】
若い頃、ケニアを旅した人から、国立公園で観光のために立っているマサイの戦士のスライドを見せてもらったことがあります。
それから、しばらくマサイの戦士は私の憧れでした。
ここのところ続くアフリカが舞台になった悲劇の作品の数々。
疲れきって、絶望している人々ばかり見てきました。
でも、この映画こそ、真のアフリカの姿を映した映画だと思いました。
「監督が12年もマサイの村に通って信頼を取り付け、ようやく実現した奇跡的な映画」だそうです。
映画史上、はじめて本物のマサイ族の戦士が登場したフィクション映画。
この事実を、見終わってから知って驚きました。
フランス映画だからフランスの俳優が演じている、とまでは思いませんでしたが、少なくても演技に関わっているプロが演じていると思って見ていましたから。
戦士といっても、彼らはたぶん10代でしょう。黒光りした、引き締まった肌や筋肉を持っていても、あどけなさが残っていました。
ストーリーは単純だし、キャストの区別がつきにくいということもありましたが、そんなことはどうでもいいくらい、彼らがサバンナを延々と歩いて行く姿に感動します。
見渡す限り続く赤く乾いた大地。
腰に巻いた布と、体をすっぽり覆うだけのもう一枚の布と、わずかな武器だけで大自然に立ち向っていきます。
人間は非力な生き物だけど、他の動物にはない精神力の逞しさ、生命力を感じました。
2004年 フランス パスカル・プリッソン監督 マイナ・マコ 、パルカシオ・ムンテット 、スワケイ・キピロッシュ 、ネメロク・ニクルナ 、パウル・セケナン 、キアキ・ナリカエ 、ペニキ・ソイヤニー 、ジョン・ナシパ
【解説】
雄大なアフリカ大陸を背景に、村の平和を取り戻すため、ライオン狩りに命をかけた男たちの物語。監督はこれがデビュー作となるパスカル・プリッソン。『ル・ブレ』『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』の撮影で知られるマヌエル・テランの迫力ある映像は必見。
【あらすじ】
神の呪いで干ばつに襲われたマサイの村。この呪いを解くには、百獣の王であるライオンを狩り、そのたてがみを捧げるしかない。村に平和をもたらすため、若者たちは命を懸けた冒険の旅に出る。 (シネマトゥデイ)
【感想】
若い頃、ケニアを旅した人から、国立公園で観光のために立っているマサイの戦士のスライドを見せてもらったことがあります。
それから、しばらくマサイの戦士は私の憧れでした。
ここのところ続くアフリカが舞台になった悲劇の作品の数々。
疲れきって、絶望している人々ばかり見てきました。
でも、この映画こそ、真のアフリカの姿を映した映画だと思いました。
「監督が12年もマサイの村に通って信頼を取り付け、ようやく実現した奇跡的な映画」だそうです。
映画史上、はじめて本物のマサイ族の戦士が登場したフィクション映画。
この事実を、見終わってから知って驚きました。
フランス映画だからフランスの俳優が演じている、とまでは思いませんでしたが、少なくても演技に関わっているプロが演じていると思って見ていましたから。
戦士といっても、彼らはたぶん10代でしょう。黒光りした、引き締まった肌や筋肉を持っていても、あどけなさが残っていました。
ストーリーは単純だし、キャストの区別がつきにくいということもありましたが、そんなことはどうでもいいくらい、彼らがサバンナを延々と歩いて行く姿に感動します。
見渡す限り続く赤く乾いた大地。
腰に巻いた布と、体をすっぽり覆うだけのもう一枚の布と、わずかな武器だけで大自然に立ち向っていきます。
人間は非力な生き物だけど、他の動物にはない精神力の逞しさ、生命力を感じました。