マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ユナイテッド93

2007-04-09 15:30:09 | 映画ーDVD
ーユナイテッド93ー
2006年 アメリカ ポール・グリーングラス監督 ハリド・アブダラ 、ポリー・アダムス[女優] 、オパル・アラディン 、ルイス・アルサマリ 、デヴィッド・アラン・ブッシェ 、リチャード・ベキンス 、スターラ・ベンフォード 、オマー・バーデゥニ 、スーザン・ブロンマート 、レイ・チャールソン[俳優] 、クリスチャン・クレメンソン 、ライザ・コロン・ザヤス 、ゲイリー・コモック 、ローナ・ダラス 、デニー・ディロン 、トリエスト・デュン 、トリッシュ・ゲイツ 、ケイト・ジェニングス・グラント 、ジェイミー・ハーディング 、ピーター・ハーマン 、タラ・ヒューゴ 、マルセリーヌ・ヒューゴ 、シェエン・ジャクソン 、ジョー・ジャムログ 、コーリイ・ジョンソン 、J・J・ジョンソン 、マサト・カモ 、ベッキー・ロンドン 、ピーター・マリンカー 、ジョディー・リン・マクリントック 、ナンシー・マクダニル 、リビー・モリス 、トム・オルーク 、サイモン・ポーランド 、デヴィッド・ラッシュ 、エリック・レッドマン 、マイケル・J・レイノルズ 、ジョン・ロスマン 、ダニエル・サウリ 、レベッカ・スカル 、クロー・シレーン 、ベン・スライニー 、オリヴィア・サールビー 、チップ・ジエン 、レイ・ジンマーマン

【解説】
アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した衝撃的作。『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。

【あらすじ】
2001年9月11日。大勢の乗員・乗客を乗せたユナイテッド航空93便は、離陸後にテロリストによってハイジャックされていることが判明する。やがて、その情報は搭乗者のみならず、地上にいる彼らの家族や管制塔にも伝わった。耳を疑う情報が流れ、想像を絶する恐怖に襲われながらも、機内の人々は一丸となってある決断を下す。 (シネマトゥデイ)

【感想】
阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるのではないかと、腰が引けていましたが、勇気を出してみました。

実際見てみると、悲惨さは少なく、全編感情を入れないドキュメンタリーの手法で作られてあり、とても見やすかったです。

とかくこういうテーマはドラマティックに、ヒロイスティックになりがちですが、この手法により、とても成功していたと思いました。

映画は犯行当日の犯人の祈りの場面から始まります。
そして、クライマックス、いよいよ飛行機が急下降して、犯人も乗客も操縦室へとなだれ込んで行く、その少し前の場面。
操縦桿をにぎっている犯人も、客室で怯えている乗客も、一心に祈っていました。
飛行機の中は祈りで満ちていたのに、飛行機は落ちて、人々は帰らぬ人となるのです。
私は、人々の祈りってなんだろう、と考えました。
無力と知りつつも祈らずにはいられない人の心とは…

特典に俳優さんが、演じた人の遺族を訪問する様子が紹介されていました。
これがとても感動的でした。
遺族は俳優を特別の思いで迎え、お互いに癒されていたようにみえました。
俳優の仕事って辛いなあ、と思いましたが、これなくてはお仕事も全うできないのでしょう。

問題作で、テロそのものにも陰謀説もあるようですが、遺族には辛い話ばかりだろうと思います。
この映画は、興行的成功も納めましたが、遺族の支えにもなるいい映画だと思いました。

木村充輝の7日間ー平成トリオ

2007-04-09 15:14:02 | ライブ
京都のライブハウスの老舗、「磔磔」の33周年記念で、木村充輝の7日間というライブが4月1日から行われていました。

 石田

 木村

 有山

私は6日目「平成トリオ(木村・有山じゃんじ・石田長生)」を見に行きました。

会場はあっと言う間にいっぱいになって、200人くらいの人であふれました。
このトリオはリラックスしたトークが面白い。
バラエテイに飛んだ演奏曲目で、とても楽しめました。

 高瀬川沿いの桜

おりしも京都は桜が満開。
四条大橋あたり、人がたくさん出て華やかでした。
木屋町のバー「ディラン?」で一杯飲んでいたら、窓からみえた月の美しいこと。
東山の山の端に上弦の月がかかり、京都の町を見下ろしていました。
さすが、古都・京都の風情は違う、と感激しました。

ホリディ

2007-04-09 15:09:02 | 映画ー劇場鑑賞
ーホリディー
2006年 アメリカ ナンシー・マイヤーズ監督 キャメロン・ディアス 、ケイト・ウィンスレット 、ジュード・ロウ 、ジャック・ブラック 、イーライ・ウォラック 、エドワード・バーンズ 、ルーファス・シーウェル 、ミフィ・イングルフィールド 、エマ・プリチャード 、シャニン・ソサモン 、サラ・パリッシュ 、ビル・メイシー 、シェリー・バーマン 、キャスリン・ハーン

【解説】
恋に破れた2人の女性同士が、家や車を交換する“ホーム・エクスチェンジ”を試み、人生を開花させていくラブストーリー。主演は『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのキャメロン・ディアスと『タイタニック』のケイト・ウィンスレット。彼女たちがそれぞれ恋に落ちる男性をジュード・ロウとジャック・ブラックが演じる。監督は『恋愛適齢期』のナンシー・メイヤーズ。豪華キャストの好演と小粋でロマンチックな展開が堪能できる。

【あらすじ】
ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
いい映画でした。
始まりの部分で、アマンダ(キャメロン・ディアス)とアイリス(ケイト・ウィンスレット)の現在置かれている状況と、お家交換のいきさつまでをさらっと見せてしまう手腕、すごいです。
それにしても、ホームエクスチェンジというサイトがあるんですね。
びっくり!!

「交換は明日」と打ち込んで、すぐに二人は飛行機に乗りましたが、お家の鍵はどこでもらったのかなあ。
ちょっと不思議。
お掃除も片付けもしないで飛び出せるなんて、いいなあ。
私は無理だ。
やるとしても、この部屋は開けてはダメ!と張り紙してガムテープをはらなきゃ。
アマンダの家は家政婦さんがいたけど、アイリスは自分で片付けているのね、偉いなあ、と変なところで感心しながら見ていました。

それにしても、アイリスお家は素敵。
おとぎの国のお家みたい。
でも、アマンダが飽きて帰ろうと思った気持ちもわからなくもないね。

そこに登場したのは、アイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)。
美しい男。しかも、ほろ酔い。
おたがい、ゆきずりのアバンチュールと割り切るには、申し分のない顔合わせです。
この辺のキャストが説得力がありました。

一方、アイリスは不誠実とわかっていても、心は彼(ルーファス・シーウェル)に縛られたまま。
傷心旅行もあまり効果がないようにみえます。

出会ったのは一線を退いた脚本家(イーライ・ウォラック)。
アイリスは彼に必要とされ、自分の人生を取り戻して行きます。
そして、彼にも生きるエネルギーを与えたのです。

 ケイトとJB

アイリスを励ます作曲家にジャック・ブラック。
彼も、恋に自信のない男。
でも、彼のような人にずっとそばにいてもらいたいな。
私のテーマ曲を作曲してくれて、演奏してくれて、いつも笑わせてくれる。
最高ね。

レンタルビデオ屋さんで、JBがいろんなテーマ曲を歌ってくれますが、「卒業」を歌ったところにダスティン・ホフマン!!
やるー!!

アマンダとグラハムは、すごく慎重に、恋をしないように努力したのに、恋の魔法には勝てませんでした。
子供の頃のトラウマで、泣けないアマンダがきれいな涙を流す場面、泣いてしまいました。
急いで引き返して、ジュードの涙、笑いました。
泣いて絵になる男も、いいわね。

心ほのぼの。
でも、なんで、クリスマスシーズンに公開してくれないのでしょう。
恋人たちが盛り上がるのにねえ。