ーユナイテッド93ー
2006年 アメリカ ポール・グリーングラス監督 ハリド・アブダラ 、ポリー・アダムス[女優] 、オパル・アラディン 、ルイス・アルサマリ 、デヴィッド・アラン・ブッシェ 、リチャード・ベキンス 、スターラ・ベンフォード 、オマー・バーデゥニ 、スーザン・ブロンマート 、レイ・チャールソン[俳優] 、クリスチャン・クレメンソン 、ライザ・コロン・ザヤス 、ゲイリー・コモック 、ローナ・ダラス 、デニー・ディロン 、トリエスト・デュン 、トリッシュ・ゲイツ 、ケイト・ジェニングス・グラント 、ジェイミー・ハーディング 、ピーター・ハーマン 、タラ・ヒューゴ 、マルセリーヌ・ヒューゴ 、シェエン・ジャクソン 、ジョー・ジャムログ 、コーリイ・ジョンソン 、J・J・ジョンソン 、マサト・カモ 、ベッキー・ロンドン 、ピーター・マリンカー 、ジョディー・リン・マクリントック 、ナンシー・マクダニル 、リビー・モリス 、トム・オルーク 、サイモン・ポーランド 、デヴィッド・ラッシュ 、エリック・レッドマン 、マイケル・J・レイノルズ 、ジョン・ロスマン 、ダニエル・サウリ 、レベッカ・スカル 、クロー・シレーン 、ベン・スライニー 、オリヴィア・サールビー 、チップ・ジエン 、レイ・ジンマーマン
【解説】
アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した衝撃的作。『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。
【あらすじ】
2001年9月11日。大勢の乗員・乗客を乗せたユナイテッド航空93便は、離陸後にテロリストによってハイジャックされていることが判明する。やがて、その情報は搭乗者のみならず、地上にいる彼らの家族や管制塔にも伝わった。耳を疑う情報が流れ、想像を絶する恐怖に襲われながらも、機内の人々は一丸となってある決断を下す。 (シネマトゥデイ)
【感想】
阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるのではないかと、腰が引けていましたが、勇気を出してみました。
実際見てみると、悲惨さは少なく、全編感情を入れないドキュメンタリーの手法で作られてあり、とても見やすかったです。
とかくこういうテーマはドラマティックに、ヒロイスティックになりがちですが、この手法により、とても成功していたと思いました。
映画は犯行当日の犯人の祈りの場面から始まります。
そして、クライマックス、いよいよ飛行機が急下降して、犯人も乗客も操縦室へとなだれ込んで行く、その少し前の場面。
操縦桿をにぎっている犯人も、客室で怯えている乗客も、一心に祈っていました。
飛行機の中は祈りで満ちていたのに、飛行機は落ちて、人々は帰らぬ人となるのです。
私は、人々の祈りってなんだろう、と考えました。
無力と知りつつも祈らずにはいられない人の心とは…
特典に俳優さんが、演じた人の遺族を訪問する様子が紹介されていました。
これがとても感動的でした。
遺族は俳優を特別の思いで迎え、お互いに癒されていたようにみえました。
俳優の仕事って辛いなあ、と思いましたが、これなくてはお仕事も全うできないのでしょう。
問題作で、テロそのものにも陰謀説もあるようですが、遺族には辛い話ばかりだろうと思います。
この映画は、興行的成功も納めましたが、遺族の支えにもなるいい映画だと思いました。
2006年 アメリカ ポール・グリーングラス監督 ハリド・アブダラ 、ポリー・アダムス[女優] 、オパル・アラディン 、ルイス・アルサマリ 、デヴィッド・アラン・ブッシェ 、リチャード・ベキンス 、スターラ・ベンフォード 、オマー・バーデゥニ 、スーザン・ブロンマート 、レイ・チャールソン[俳優] 、クリスチャン・クレメンソン 、ライザ・コロン・ザヤス 、ゲイリー・コモック 、ローナ・ダラス 、デニー・ディロン 、トリエスト・デュン 、トリッシュ・ゲイツ 、ケイト・ジェニングス・グラント 、ジェイミー・ハーディング 、ピーター・ハーマン 、タラ・ヒューゴ 、マルセリーヌ・ヒューゴ 、シェエン・ジャクソン 、ジョー・ジャムログ 、コーリイ・ジョンソン 、J・J・ジョンソン 、マサト・カモ 、ベッキー・ロンドン 、ピーター・マリンカー 、ジョディー・リン・マクリントック 、ナンシー・マクダニル 、リビー・モリス 、トム・オルーク 、サイモン・ポーランド 、デヴィッド・ラッシュ 、エリック・レッドマン 、マイケル・J・レイノルズ 、ジョン・ロスマン 、ダニエル・サウリ 、レベッカ・スカル 、クロー・シレーン 、ベン・スライニー 、オリヴィア・サールビー 、チップ・ジエン 、レイ・ジンマーマン
【解説】
アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した衝撃的作。『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。
【あらすじ】
2001年9月11日。大勢の乗員・乗客を乗せたユナイテッド航空93便は、離陸後にテロリストによってハイジャックされていることが判明する。やがて、その情報は搭乗者のみならず、地上にいる彼らの家族や管制塔にも伝わった。耳を疑う情報が流れ、想像を絶する恐怖に襲われながらも、機内の人々は一丸となってある決断を下す。 (シネマトゥデイ)
【感想】
阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるのではないかと、腰が引けていましたが、勇気を出してみました。
実際見てみると、悲惨さは少なく、全編感情を入れないドキュメンタリーの手法で作られてあり、とても見やすかったです。
とかくこういうテーマはドラマティックに、ヒロイスティックになりがちですが、この手法により、とても成功していたと思いました。
映画は犯行当日の犯人の祈りの場面から始まります。
そして、クライマックス、いよいよ飛行機が急下降して、犯人も乗客も操縦室へとなだれ込んで行く、その少し前の場面。
操縦桿をにぎっている犯人も、客室で怯えている乗客も、一心に祈っていました。
飛行機の中は祈りで満ちていたのに、飛行機は落ちて、人々は帰らぬ人となるのです。
私は、人々の祈りってなんだろう、と考えました。
無力と知りつつも祈らずにはいられない人の心とは…
特典に俳優さんが、演じた人の遺族を訪問する様子が紹介されていました。
これがとても感動的でした。
遺族は俳優を特別の思いで迎え、お互いに癒されていたようにみえました。
俳優の仕事って辛いなあ、と思いましたが、これなくてはお仕事も全うできないのでしょう。
問題作で、テロそのものにも陰謀説もあるようですが、遺族には辛い話ばかりだろうと思います。
この映画は、興行的成功も納めましたが、遺族の支えにもなるいい映画だと思いました。