マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

パニツク・フライト

2007-03-09 17:42:47 | 映画ーDVD
ーパニックフライトー
2005年 アメリカ ウェス・クレイヴン監督 レイチェル・マクアダムス 、キリアン・マーフィ 、ブライアン・コックス 、ジェイマ・メイズ 、ジャック・スカリア 、コルビー・ドナルドソン 、ローラ・ジョンソン 、ロバート・パイン

【解説】
 一流ホテルで働く女性マネージャーを主人公に、深夜飛行便で隣に乗り合わせた男性が、実は……というサスペンス・スリラー。全米公開時には初登場第2位という好成績だったが、キャストが地味なせいか日本での劇場公開は見送られビデオスルーとなってしまったものの「エルム街の悪夢」や「スクリーム」で知られるホラー映画の巨匠W・クレイヴンが正攻法のサスペンス演出でタイトに仕上げる。R・マクアダムスの美形ヒロインぶりと、C・マーフィの意外な悪役ぶりも見もの。(yahoo映画)

【感想】
さすが、手慣れのウェス・クレイブン、無理をしないで、分相応の秀作でした。

キリアン・マーフィの悪役は、気味が悪いだけであまり怖くありませんでした。
そのぶん、いつ主人公が彼に同調しちゃうかしらって、変な方向の心配をしながら見ていました。

隣り合わせた男と女、密室の恐怖、私はいいと思いました。

日本未公開作品。
公開すれば良かったのに。
最近そう言うのが多いねえ。
ちなみに邦題なんで「RED EYE」ではだめなの?
「パニックフライト」では、ハイジャック作品かと思ってしまうし、あまりに安っぽくないですか?
「フライトプラン」と間違って借りて欲しいとか?
それならあまりにせこい考え。
しかも、これ、かなり面白いし。
映画ファンをバカにしてはいけませんよ。

ヴァージン・スーサイズ

2007-03-09 17:38:18 | 映画ーDVD
ーヴァージン・スーサイズー
1999年 アメリカ ソフィア・コッポラ監督 キルステン・ダンスト 、ハンナ・ホール 、ジェームズ・ウッズ 、キャスリーン・ターナー 、ジョナサン・タッカー 、ジョシュ・ハートネット 、チェルシー・スウェイン 、A・J・クック 、レスリー・ヘイマン 、ダニー・デヴィート 、マイケル・パレ 、ジョヴァンニ・リビシ 、スコット・グレン 、ロバート・シュワルツマン 、ヘイデン・クリステンセン

【解説】
美しくてかわいく、それでいてどこか謎めいたところのあるリズボン家の5人姉妹。ヘビトンボが、美しい郊外の街を覆いつくす6月、そんな5人姉妹の末妹セシリアが聖母マリアの写真を胸に抱きながら、剃刀で腕を切った。一命はとりとめたものの、彼女は数日後、自宅で開かれたパーティーの最中、窓から身を投げて命を落とす。繊細でかつ危うさを秘めた思春期の少女達の揺れ動く心情を、巨匠F・F・コッポラの娘にしてこれが監督デビュー作のソフィア・コッポラが瑞々しいタッチで描いたドラマ。

【感想】
ソフィア・コッポラ27歳の監督デビュー作品。
「処女自殺」、すごいタイトルです。

前半は、何が言いたいのがよくわからない感じで、だらだらしていました。
でも、トリップ(ジョシュ・ハートネット)が登場したとたん、物語が輝き、動き始めました。

リズボン家の五人姉妹は、近所の悪ガキの憧れのまとだった。
彼女たちが集団自殺をした。
そのことが、中年になった彼らの口から語られるのだが、結局真相はなんだったのか、彼らには永久に分からない。
そして、観客にも。

最初に自殺未遂した末っ子セシリアが、「なぜ自殺したの?」と精神科医に聞かれ、「13歳の少女だったことはないでしょう」と答えます。
それが、答えでしょう。

自殺の原因らしきものはいろいろ提示されます。
厳しい母親、自殺した末娘、自分の世界に入ってしまった父、ラックスに関しては失恋もかなあ。
この厳しい母については、私たちの世代の親ってこんなだったなあ、と思い出してしまいました。
そうそう、私も親に腹を立てて、死んでやる!と思ったこともあったなあ、とか。
でも、キッスのレコードを焼いてしまうのは、行き過ぎじゃない?
エアロ・スミスも捨ててしまった。
でも、娘たちは泣きながらでも親の言うことは聞いたものでした。

ラックスみたいな多感な、早熟な子もクラスメートにいましたよね。
彼女だって、家に帰れば素直な良い子だったに違いありません。

結局は、誰にもわからないんです。
大人の女は自分が少女のときの気持ちを忘れているし、男の人には一生分からない。
ただ、息苦しい青春のひりひり感を共有できるだけです。

そういうメッセージを初仕事で、みごとに表現したソフィアは、ほんとうにうまい、と思いました。

電話を使って、当時のヒット曲を使って、姉妹と男の子たちが心を通わせるシーンなんか、ホントにいいです。

私は、自殺は比喩であって、彼女たちはそれぞれ、道を見つけて旅立って行ったのだと感じました。
少女の時代か終わった、ということかもしれません。

 ソフィア・コッポラ

特典を見たら、コッポラ家総出でソフィアのために協力していました。
父は制作、母もインタビューに出演していました。
兄はセカンドユニットの監督、その他いとこが数多く出演、もちろん、コッポラ組のスタッフが総動員だったのでしょうね。
映画もとてもいいできなんだけど、それもすごいと思いました。
恵まれた環境で、ちゃんと答えを出す娘がお父さんは誇らしいことでしょう。
しかも、女優さんより美しい。
天は彼女にいくつ与えたのかしら?

JOHNNY DEPPの似顔絵

2007-03-09 17:28:59 | Weblog


ジョニー友達がこんな素敵な似顔絵を下さったので、彼女の許可を得て、ブログにアップさせていただきました。
いいでしょう?
じっと見ていると、描いた本人の面影も浮かんでくるから、不思議です。
KKさん、本当にありがとうございました。