“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIガバナンス入門」(羽深宏樹著/早川書房)

2024-01-08 09:32:56 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIガバナンス入門~リスクマネジメントから社会設計まで~

著者:羽深宏樹

発行:早川書房(ハヤカワ新書)

 ChatGPTをはじめとする現在のAIは、巨大な便益とリスクを持ち合わせている。有効に活用するために何を心がけ、どのような社会を設計すべきか。京大「人工知能と法」ユニット特任教授を務める気鋭の弁護士が、「AIガバナンス」の現状と未来を語る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他>

2024-01-08 09:32:30 |    ◆TV番組◆



<テレビ番組情報>




フロンティア NHK‐BS  毎週水曜日 午後9時~10時00分

1月10日 中国・アメリカ 月への夢

 1960年代から世界の宇宙開発をリードしてきたアメリカ。21世紀に入ってから急激に伸びてきた中国。今、2つの大国が目指しているのは月だ。一体月には何があるのか?両国が次に着陸を狙っているのは月の南極。そこには氷が大量に眠っていると考えられている。氷を水に変え飲料水や植物の栽培に活用。さらには水素と酸素に変え、ロケットや機械の燃料に。月面に基地を作り、資源の採掘を目指しているという。両国のフロンティアに立つ人物にインタビューし、目指しているものは何かを明らかにしていく。

居間からサイエンス BSテレ東 毎週水曜日 午後10時~10時55分

11月10日(水)  6時間寝ると十分? 柳沢正史 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長

 睡眠に関してあらゆる情報が出回る昨今、良い睡眠をとるにはどうすればよいのか?世界的権威から、睡眠の新常識が続々と語られる…なんと睡眠は貯金(寝だめ)できない!?人間にとってかかせない睡眠。柳沢正史教授は、謎だらけだった「眠りのメカニズム」を次々と改明している睡眠研究の世界的な研究者。実は生物がなぜ眠るのかは、まだ正確にはわかっていない。さらに睡眠に関わる様々な疑問に柳沢教授が、次々と解説。日本人は世界的に見ても睡眠時間が少ない?ショートスリーパーは希少?徹夜すると体にとんでもない事が起きている?!まさかの睡眠の真実に驚愕の連続。加藤浩次の質問が攻めが止まらない!?知られざる睡眠の世界を加藤浩次と徹底トーク。柳沢教授は、眠りを制御する「オレキシン」、眠りを引き起こす「SIK3」などを次々と発見し、紫綬褒章、ブレークスルー賞を受賞。世界的にも注目を集めている。さらに柳沢教授の日々の研究を活かし、不眠症で困っている人に役立つ画期的な睡眠薬が開発された。自身も質の良い睡眠をとるため、自宅での実践生活の様子も公開。早く眠りに入るコツ、適切な睡眠時間とは?尽きない睡眠の謎に迫る最先端サイエンスに迫る。

出演:柳沢正史(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長)

司会:加藤浩次、須黒清華

地球ドラマチック  NHK‐Eテレ  毎週土曜日 午後7時~7時45分

1月13日(土) 魔法の国の生き物たち〜オーストラリアの大地で〜

 固有種を中心にたくさんの野生動物が暮らす“魔法の国”オーストラリア。しかし今、人間の経済活動の影響により、動物たちの生息環境が激変している。街中に暮らすフクロギツネやウォータードラゴンは、変化を逆手に取り、生息数を増やすが、コアラは生存が危ぶまれるなど、苦境に立たされる動物も。一方、コガタペンギンは保護活動が実り、生息数を回復させつつある。たくましく生き抜く動物たちの物語。(2019年 イギリス)

ガリレオX  BSフジ  毎週日曜日 午前8:28〜9:00(隔週新作)

1月14日(日) サナダムシの世界 キモ美しきその存在は善か悪か?

 人間に寄生し生き延びてきた寄生生物「サナダムシ」。サナダムシとは条虫の俗称で、条虫とは、脊椎動物の体内に寄生し宿主から栄養を奪うことで生きながらえてきた紐状の寄生生物だ。そして近年、ネットには“サナダムシはダイエットに良い”や“アレルギー抑制に効果がある”といった情報が散見される。これらは事実なのかだろうか?また事実だとしても危険性はないのだろうか?腸管寄生蠕虫が動物の免疫機能に及ぼす影響を探る研究や、恐怖の寄生生物“芽殖孤虫”の研究。更には今、増えつつある謎のサナダムシに迫り、サナダムシにまつわる真実を浮き彫りにする。

主な取材先:倉持 利明(目黒寄生虫館)
      下川 周子(国立感染症研究所)
      菊地 泰生(東京大学)
      林 慶(岡山理科大学)

サイエンスZERO  NHK‐Eテレ  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

1月13日(土) もはやSFではない! “人工冬眠”研究最前線(アンコール放送。初回放送日: 2023年1月15日)

 SFでおなじみ「人工冬眠」が現実のものに?冬眠は極限環境を超省エネモードで生き抜く生存術。人間に応用できれば、救急医療や宇宙進出に欠かせない技術になると期待されている。2020年、本来冬眠しないマウスを“冬眠に似た状態”に誘導することに成功した驚きの研究が発表。さらに人類がかつて冬眠していた可能性も!飲まず食わずでも臓器や筋肉が衰えない冬眠パワーを寝たきり予防に生かす研究も紹介。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「Human-in-the-Loop機械学習」(Robert (Munro) Monarch著/共立出版)

2024-01-08 09:32:15 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:Human-in-the-Loop機械学習~人間参加型AIのための能動学習とアノテーション~

著者 :Robert (Munro) Monarch

訳者:上田 隼也、角野 為耶、伊藤 寛祥

発行:共立出版

 同書は、Human-in-the-Loop機械学習(人間参加型AI)の活用により、効率よく高品質な学習データを作成し、機械学習モデルの品質とアノテーションのコストパフォーマンスを改善する方法を解説する。実世界で応用されるほとんどの機械学習モデルは、人間のアノテーターが作成した学習データセットを利用して構築される。それゆえ機械学習を実世界の問題に応用していくには、この学習データセットをいかに高品質とするかが重要である。学習データセットが高品質なら、単純な機械学習アルゴリズムでも実用的に十分な性能を引き出すことができる。同書では、アノテーションのプロセスに能動学習という機械学習手法を導入して、アノテーションの品質とコストパフォーマンスを劇的に向上させるテクニックを軸に、AIと人が互いに助け合いながらより良いAIシステムを開発するために役立つ、幅広く、かつ奥深い知見を提供する。同書は4部構成の大著であり、Human-in-the-Loop機械学習や能動学習の解説だけではなく、アノテーションの品質管理手法やアノテーターの評価・管理手法、アノテーションツールの設計方法といった、実際の機械学習プロジェクトに必要な極めて実践的な内容を豊富に含んでいる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする