“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「エネルギー産業2030への戦略」(竹内純子編著、伊藤 剛、戸田直樹著/日本経済新聞出版)

2022-02-21 09:34:31 |    エネルギー



<新刊情報>



書名:エネルギー産業2030への戦略~Utility3.0を実装する~

編著:竹内純子

著者:伊藤 剛、戸田直樹

発行:日本経済新聞出版

 エネルギーが変われば、日本のどこが、どう変わるのか?今後10年の日本の勝ち筋、負け筋が見えてくる。誰もが知っておきたい「エネルギー」の最新動向「エネルギー産業の2050年 ユーティリティ3.0へのゲームチェンジ」に待望の続編。霞ヶ関から関連業界まで各方面に反響を呼び、エネルギーフォーラム賞なども受賞した前作から4年。その続編となる本作ではこれからの10年に焦点をあて、2020年代に分散型エネルギー社会を実現する上での具体的な方策を提示する。コロナ禍による社会変化や、デフォルト化した2050年温室効果ガス実質ゼロ目標についての試算を提示し、日本の新たなエネルギーのあり方の政策提言も含むほか、太陽光発電、水素エネルギーの最新動向、国内外の具体的なエネルギー関連ビジネス事例や重要キーワードを盛り込んだ。すべての人に関わりがある脱炭素社会とエネルギーのあり方について、具体的に「なに」が、「どう変わるのか」、「なにができるのか」、「どこに真のビジネスチャンスがあるのか」、などをイメージしやすくなる一冊。
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◆科学技術<テレビ番組情報NHK>◆「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他

2022-02-21 09:33:26 |    ◆TV番組◆



<テレビ番組情報>




コズミック フロント  NHK‐BSプレミアム  毎週木曜日 午後10時~11時00分

2月24日(木) “幽霊粒子” ニュートリノの謎

 物質を構成する最小単位・素粒子の一つ、ニュートリノ。捕えることが極めて難しいため「幽霊粒子」とも言われている。その正体は何なのか?研究の最前線に迫る。

地球ドラマチック  NHK‐Eテレ  毎週土曜日 午後7時~7時45分

2月26日(土) 魔法の国の生き物たち〜オーストラリアの大地で〜

 固有種を中心にたくさんの野生動物が暮らす“魔法の国”オーストラリア。しかし今、人間の経済活動の影響により、動物たちの生息環境が激変している。街中に暮らすフクロギツネやウォータードラゴンは、変化を逆手に取り、生息数を増やすが、コアラは生存が危ぶまれるなど、苦境に立たされる動物も。一方、コガタペンギンは保護活動が実り、生息数を回復させつつある。たくましく生き抜く動物たちの物語。(2019年イギリス)

ガリレオX  BSフジ  毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

2月27日(日) 鬼の正体・今の日本があるのは鬼のおかげかも

 日本人なら誰もが知っている「鬼」。ところで、その正体をご存知だろうか?悪魔?神?妖怪?その歴史に詳しい研究者によると、かつて鬼は、目に見えない存在として、人々の恐怖の対象であったという。しかし、現在の鬼と言えば、赤い肌で額に角、手には鉄の棍棒といった出で立ちが定着している。またその性格は凶暴いっぺんとは限らず、時として優しく、気弱な時さえある。一体いつ、どのようにして、鬼は目に見える存在に変化し、いまの出で立ちとなったのか?全国に残る鬼にまつわる伝承から、鬼の正体を浮き彫りにしていく。

主な取材先:八木 透(佛教大学/世界鬼学会 会長)
      宇高 景子(能面師)
      森栗 茂一(神戸学院大学)
      中尾 聡史(京都大学)

サイエンスZERO  NHK‐Eテレ  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

2月27日(日) “知られざる国民病”天気痛の正体に迫る!

 天気の影響で体調が悪くなる「天気痛」。日本で1000万人以上いると推定されているほど身近な現象だが、そのメカニズムは長年謎に包まれていた。この謎に挑んだのが日本の医師と気象予報士らの異色のタッグ。膨大な気象データと患者の症状の分析から、天気痛を引き起こす意外な原因を突き止めた。春先の天気は要注意ということも明らかに!さらに、天気痛になりやすいのは体のある部分が敏感な人であることも。その対処法とは?
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「情報通信工学」(相河 聡著/森北出版)

2022-02-21 09:33:08 |    通信工学



<新刊情報>



書名:情報通信工学  

著者: 相河 聡

発行:森北出版

 基礎から近年の無線通信技術まで、今の時代に学ぶべきことを凝縮した1冊。基礎としては、通信工学に必要なフーリエ解析から始め、線形システム、変調方式、デジタル化、通信路共用、雑音対策、誤り訂正などについてしっかりと学べる。特にデジタル通信の関連項目については詳しく説明されている。実用・応用としては、携帯電話・スマートフォンや無線LANに不可欠な無線通信技術である、スペクトル拡散、OFDM、MIMOなどについての知識を得られる。さらに、各章末の演習問題とその詳しい解答によって理解を深められる。
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