ノルウェーElopak ASA と日本製紙は、両社の専門知識、資産、ネットワークを前提に、両社間のさらなる協力関係を構築し、共同開発、組織化を検討することに合意し、包括的な協業に関する覚書を締結した。
日本製紙は、「木とともに未来を拓く」とのスローガンを掲げ、人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献することを目指し、紙製パッケージの分野に力を入れていいる。「紙でできることは紙で。」を合言葉に、再生可能な資源である「木」から生まれた紙容器の可能性を追求し、様々な提案を行っている。
一方、Elopakは、容器包装および充填機器の世界的な大手サプライヤーであり、プラスチックボトルに代わる自然で便利な代替製品を提供する持続可能な包装ソリューションを提供している。
今回締結した覚書は、イノベーションへの投資を中心とした成長戦略の追求、チルド市場とアセプ市場の両方における既存および新規市場における新たなビジネスチャンスの追求、プラスチックから液体紙容器への転換の推進により、持続可能なパッケージング・ソリューションに対する需要の高まりに応えるという両社の長期展望に沿ったものであり、運営委員会を設置して協業の検討と実行を推進していく。
両社は長年にわたり緊密な取引関係にあり、2016年3月には日本市場向け口栓付新形状容器に関するライセンス契約を締結するなど、30年以上にわたり両社の関係を深化させてきた。Elopakが2021年6月にオスロ証券取引所に上場した際、日本製紙は株式資本の5.0%に相当する株式を取得した。<日本製紙>