“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「世界の知的財産権」(大樹七海著/経済産業調査会)

2021-12-29 09:40:14 |    企業経営



<新刊情報>



書名:世界の知的財産権

監修:正林真之、大熊雄治 

著者:大樹七海 

発行:経済産業調査会

 同書は、主要各国・地域の知的財産権制度に関する諸制度に関し、法務全般に渡る重要事項を網羅的に取り上げる。さらに、各国の背景や経緯から各制度の解説を試み、わかりやすく包括的な書籍を創ることで、そうした方々の意欲に応える、という意図で執筆されている。海外進出を考える企業経営者、政策決定や企業支援に携わる公務員、企業知財部・法務部、特許事務所における弁理士・技術者・事務員、さらには知財業界を目指す学生が必読の内容となっている。
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●科学技術ニュース●NTTデータ イントラマートとオージス総研、業務判断をAIによって自動判別し業務プロセス全体の自動化で企業のDXを推進

2021-12-29 09:39:15 |    情報工学
 NTTデータ イントラマートとオージス総研の両社は、アライアンスパートナー契約を締結した。BRMSを活用した業務改革に高度な技術力を持つオージス総研がイントラマート社のパートナー制度に加わることで、あらゆる業務判断をAIによって自動判別し、一段とスピーディーな業務プロセスのデジタル化・自動化による企業のDXを推進する。

 先行き不透明な経済環境の中、企業がDXを実現するためには、既存のシステムを生かし、IT投資を抑制しながらも素早く大きな価値を創出できるデジタルプラットフォームの整備が求められている。

 イントラマート社は、業務プロセスのデジタル化・自動化を実現するDigital Process Automation Platform「intra-mart」を主軸に、これまで8200社を超える多くの企業の生産性向上をサポートし、国内外のワークフロー市場において14年連続No.1の実績を誇っている。

 一方、オージス総研は、Daigasグループの中核企業として巨大な基幹システムの構築と運用、BRMSの開発経験から蓄積した豊富な知見やノウハウ、さらに強みとする先進的なIT技術を取り入れたトータルソリューションの展開に取り組んでいる。

 今回のパートナー契約を機に、オージス総研のルールベース開発プラットフォーム「yonobi」とイントラマート社のBPM/ワークフローを組み合わせて提供することが可能となる。

 これにより、システムにおいて変更が頻繁に発生するビジネスルールや人に依存している複雑な条件もAIによって自動判別し、業務プロセスを素早く可視化・デジタル化できる。
  
 また、直感的に分かり易い操作性のため、実行時の柔軟性に加えて、意思決定のスピード向上による変化対応力の高い業務システムの構築を実現する。<NTT>
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●科学技術ニュース●ベルテクスとエコ・プランナー、年間消費電力量を半減可能な地中熱冷暖房システムを完成し製品化

2021-12-29 09:38:51 |    エネルギー
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」で得た成果を活用して、ベルテクスとエコ・プランナーは、このたび開発した「ライニング地中熱冷暖房システム」を製品化した。

 同事業では、貯水蓄熱を効率良く利用することで長さを2分の1にした「ライニング地中熱交換器」と、エアコンの出力に合わせた循環水量の調整によって、必要な地中熱のみの利用と採熱効率の向上を可能にした「熱収支制御ユニット」を開発した。2020年度までの同事業で行った実証試験を基に試算した結果、同システムが従来の空冷式エアコンに比べ年間の消費電力量を約50%削減できる見込みであることを確認した。

 地中熱を利用した水冷式エアコンは、空冷式エアコンや灯油ボイラーなど従来の空調設備と比べ省エネルギー効果やCO2削減効果に優れている。しかし、地中熱交換器の設置コストが高い日本国内では、必要な初期投資が大きく普及が進んでいない。また、地中から熱を取り出すために設置する地中熱交換器は、地下に直径160mm、深さ100m程度のボーリングを行い、孔内に直径30mm程度のU字形採放熱チューブを挿入した上で隙間を熱伝導率の高いけい砂で埋め戻すのが一般的だが、高い設置コスト(主に掘削コスト)に対し、少ない採熱面積しか確保できないことが課題となっている。

 このような背景の下、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業(旧:ベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業)」において、ベルテクス、エコ・プランナー、福井大学は、2016年度~2020年度の間、事業所や公共施設向けに新たな地中熱冷暖房システムの開発に取り組み、実証試験を行った。2020年度のNEDO事業終了後も開発は継続され、今回、2社は「ライニング地中熱冷暖房システム」の製品化に成功した。

 同システムは、同事業で開発したライニング地中熱交換器と熱収支制御ユニットを、従来の水冷式エアコンと組み合わせて構成される。季節に関係なく一定の温度を保つ地中熱を利用することで、外気熱を使う従来の空冷式エアコンに比べ年間の消費電力量を約50%削減することができる見込み。<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「未来をつくる仕事がここにある 通信会社図鑑」(NTT東日本監修/日経BP)

2021-12-29 09:37:52 |    通信工学



<新刊情報>



書名:未来をつくる仕事がここにある 通信会社図鑑

監修:NTT東日本

絵:いわた慎二郎  

発行:日経BP

 世の中の会社はどんな仕事をしているのか、ひと目でわかる会社図鑑シリーズ。その最新作として「通信会社図鑑」が登場。商業、農業、製造業といったさまざまな産業や人々の暮らしの中で、コミュニケーションや情報伝達のために使われている情報通信ネットワークにスポットを当てた1冊。さまざまな場所で社会の役に立つ情報通信ネットワークについて、絵本作家のいわた慎二郎氏が小・中学生にも分かるようにやさしく絵本で表した。
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