<テレビ番組情報>
コズミック フロント NHK‐BSプレミアム 毎週木曜日 午後10時~11時00分
12月9日(木) ホットハウス・アース
温暖化破局は、回避できるのか。
地球ドラマチック NHK‐Eテレ 毎週土曜日 午後7時~7時45分
12月11日(土) 地球“冷却化”作戦!
世界各地で起きている異常気象。地球の温暖化は危機的なレベルに到達している。そんな中、科学者たちは革新的な挑戦を続けている。大気中から二酸化炭素を取り出し、地下の岩盤に流して地球に戻すプロジェクト。二酸化炭素を資源として、セメントなどを作る技術。さらに化学物質や微粒子を大気にばらまき、人工的に気候を変えたり、太陽光を遮ったりして、地球全体を冷やすアイデアまで登場した。(アメリカ2020年)
ガリレオX BSフジ 毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)
12月12日(日) 宇宙はどのように進化したのか? コンピュータでさぐる銀河誕生の謎
私たちの宇宙は、数千億もの恒星の集団である銀河や、その銀河がさらに集合する銀河団、そしてその銀河団が連なり大規模構造を作り出すという階層的な構造をしている。ではこの構造はどのように生まれ進化してきたのだろうか? そうした宇宙進化の謎を解明するため、いま世界最先端の望遠鏡を用いた観測が続けられているが、観測の結果だけでは宇宙の歴史の情報を引き出す事はできないという。そこで注目されるのがコンピュータを用いて宇宙そのものを実験するシミュレーション天文学だ。これはいわばコンピュータの中に模擬宇宙を作る研究。この模擬宇宙と実際に観測された宇宙を比較する事で進化の歴史が見えてくるのだ。しかし、そんなシミュレーション研究で課題となっていたのはコンピュータの計算能力だ。この問題を天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイⅡ」が解決に導き、世界最大規模の模擬宇宙が実現された。そして、このシミュレーションによって宇宙が進化を遂げてきた道筋が詳細に見えてきた。宇宙はどのように進化したのか?コンピュータでその謎をさぐる最新研究に迫る。
主な取材先:小久保 英一郎(国立天文台)
石山 智明(千葉大学)
吉田 直紀(東京大学)
泉 拓磨さん(国立天文台)
サイエンスZERO NHK‐Eテレ 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
12月12日(日) 祝!ノーベル賞 真鍋淑郎さん 物理学賞の神髄に迫る
温暖化の予測に不可欠な「気候シミュレーション」。スパコンを駆使して地球環境を丸ごとコンピューター上に再現させる、という研究分野を切り拓き、発展させてきた真鍋さん。50年以上前にまだ非力だった計算機で、不可能とも思える研究にどう挑んだのか?貴重な映像やインタビューから迫る。さらに、同時受賞した二人の研究とともに、今年のノーベル物理学賞のテーマ「複雑系の理解への画期的な貢献」の意味を深掘りする。