<新刊情報>
書名:感染症の虚像と実像~コロナの時代を生きるための基礎知識~
著者:ディディエ・ラウト
訳者:鳥取絹子
発行:草思社
人類はこれまでパンデミックとどう対峙してきたのか。そして現在のコロナ禍とどう向き合うべきなのか。フランスの感染症の権威がその知られざる実態を解説する。
<新刊情報>
書名:感染症の虚像と実像~コロナの時代を生きるための基礎知識~
著者:ディディエ・ラウト
訳者:鳥取絹子
発行:草思社
人類はこれまでパンデミックとどう対峙してきたのか。そして現在のコロナ禍とどう向き合うべきなのか。フランスの感染症の権威がその知られざる実態を解説する。
古河電気工業は、新たな事業領域としてライフサイエンス領域を設定し、新たな事業の柱とする取り組みを加速するが、その一環として、高度な光学測定技術を用いた測定プラットフォームを開発するアトナープに対して戦略的出資の実行と共同開発契約を締結し、同社のライフサイエンス用測定プラットフォームの改良およびデジタル・トランスフォーメーション(DX)を活用したサービス提供を含む事業化支援を含む、古川電工ライフサイエンスの新規事業創出に挑戦する。
古川電工は、アトナープと共同開発契約を締結し、同社が開発を進めるライフサイエンス向け測定プラットフォーム「ATON-360」の実用化に向け、総合的なフォトニクス技術をアトナープに提供し、ATON-360に求められるフォトニクス部品(光学モジュール)を供給することも検討する。
新規事業化にあたっては、既存の医療技術の改善から早期診断、未確立の医療技術開発、既存の情報通信インフラとの融合によるDX化まで、ライフサイエンス領域を取り巻く社会環境を俯瞰して幅広い医療ニーズへの対応に挑戦する。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球環境部門の藤原義弘 上席研究員らは、2016年に実施したベイトカメラ(餌付きカメラ)による調査において、駿河湾に生息する深海性サメ類の中で最大種の1つであるオンデンザメの遊泳速度を明らかにした。
駿河湾の水深約600メートルに設置した2台のベイトカメラには、全長約3メートルに達するメスのオンデンザメの映像が何度も記録されていた。この個体は吻に釣り糸を巻きつけており、左側の鰓蓋2枚がなく、両目には寄生性カイアシ類が付着しているという外見上の特徴を示していた。
この個体はまず1台目に設置したカメラの前に姿を現し、その後しばらくして2台目のカメラに記録され、最終的にもう一度1台目のカメラの前に姿を現した。
2台のカメラ間の距離は436メートルで、この個体がカメラ間を移動した時間から遊泳速度を推定すると、平均対地速度と対水速度はそれぞれ秒速21センチメートルと秒速25センチメートルであった。
この遊泳速度は、体重比で最も遊泳速度の遅い魚として知られるニシオンデンザメの秒速22〜34センチメートルと同等であり、オンデンザメもニシオンデンザメと同様に世界で最も泳ぎの遅い魚類であることがわかった。
ニシオンデンザメの場合、生息域の水温が非常に低い(2℃以下)ために代謝速度が低下し、その結果として遊泳速度が遅いのではないかと考えられていた。しかし、今回撮影したオンデンザメの生息域の水温は約5℃と相対的に高く、オンデンザメの遊泳速度の遅さは水温の低さに起因するものではないことがわった。
また、同研究ではベイトカメラ映像と流向流速データを用いた新たな深海生物の生息密度計算法を提案した。その結果、駿河湾の水深500〜1000メートルには推定で約1150頭のオンデンザメが生息することがわった。(海洋研究開発機構<JAMSTEC>)
<新刊情報>
書名:即戦力になる人材を育てる! 製品設計の基礎入門
著者:髙橋俊昭
発行:技術評論社
初めて設計業務に携わる人のための、現場の製品設計業務に必要な基礎知識をやさしく解説した書籍。設計の経験と日本設計工学会が主催している「設計コンテスト」(電子情報技術産業協会(JEITA)三次元CAD情報標準化専門委員会後援)における研修指導経験で得た、現場で活用できる・即戦力となる人材を育てるために必要なノウハウ、知識が同書に盛り込まれている。これからの設計者が習得しなければならない幾何公差を活用した図面の基礎、3D図面による設計手法、モールド部品、モールド部品設計の基本を学ぶことができる。