“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「彼らはどこにいるのか」(キース・クーパー著/河出書房新社)

2021-05-05 09:39:15 |    宇宙・地球

 

<新刊情報>

 

書名:彼らはどこにいるのか~地球外知的生命をめぐる最新科学~

著者:キース・クーパー 

訳者:斉藤隆央 

発行:河出書房新社

 最新鋭の望遠鏡や探査機の力で、宇宙の「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」や「テクノシグネチャー(技術痕跡)」の研究が加速して、いよいよ地球外知的生命探査(SETI)は次のステージへ。エイリアンは本当に存在するのか、どのような環境で暮らしているのか、異星文明の科学力はどれくらいか、彼らと交信することはできるのか、もし会ったらどうなるか 。......気鋭の科学ジャーナリストが宇宙科学のトップランナーへ取材を重ね、さらには心理学・人類学・歴史学などの知見をも駆使して大胆予測。「生命」や「知性」の定義を根本から再考し、「われわれは宇宙で孤独か」「われわれは何者か」という究極の問いに挑む。

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●科学技術ニュース●スズキ、SUBARU、ダイハツ、トヨタとマツダ、コネクティッドサービスの早期提供に向け、次世代車載通信機の技術仕様の共同開発に合意

2021-05-05 09:38:49 |    輸送機器工学

 スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車およびマツダは、より安全で快適なコネクティッドサービスの早期提供に向けて、5社で次世代の車載通信機の技術仕様を共同で開発し、通信システムの共通化を推進することに合意した。

 現在、自動車産業に大きな変革をもたらしているCASEと言われる領域の中で、コネクティッド領域については、クラウドサービスやIoT、ビッグデータ、AI等、通信やデータ側の技術や事業が急速に発展してきている。一方で、車載通信機の開発は自動車各社がそれぞれ取り組んでいることから、例えば、遠隔操作機能など、同じコネクティッドサービスを提供する場合でも、各社ごとに異なるアプローチでリソースを投入し開発を進めている。
 
 この状況に対して、ユーザーにより安全で快適なコネクティッドサービスを早期に提供するためには、「つながるクルマ」の基本機能である車載通信機の開発を協調領域、アプリケーションやサービス面での開発を自社領域と位置づけ、車載通信機の開発の効率化・加速化を実現することで、その共通基盤上でのアプリケーションやサービス面での開発に、より各社が力を注ぐことが可能になる。

 今回は、トヨタが開発した車載通信機技術をベースに、スズキ・SUBARU・ダイハツ・マツダが保有する技術を盛り込みながら、クルマからネットワーク、車載通信機センターまでの接続仕様を共通化した次世代のコネクティッドカー向けのシステムを構築する予定。

 これにより、車両と車載通信機センター間の通信品質がこれまで以上に安定し、ユーザーとオペレーター間の通話がよりクリアに、接続スピードもより速くなるなど、ユーザーにより快適なコネクティッドサービスを提供するとともに、各社の開発工数を低減し、システム運用や機能追加を含むバージョンアップなどを簡素化することで、設備や人員などリソースの最適化を図っていく。(SUBARU)

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●科学技術ニュース●NEDOなど、ドローンの運航管理統合機能の実証試験に成功

2021-05-05 09:38:23 |    輸送機器工学

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、NEC、NTTデータ、日立製作所、ウェザーニューズとともにロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクトに取り組んでおり、2021年3月15日から3月18日まで複数の拠点から接続し、運航管理統合機能の実証試験を実施した。

 具体的には、ドローンフィールドKAWACHIなどから福島ロボットテストフィールドの運航管理システムに設けた運航管理統合機能に接続し、事業者向けユーザーインターフェース機能の改善や空域管理機能の高度化といった、機能拡張した運航管理統合機能が正常に作動することを確認した。

 同事業を通じてドローンの運航の統合的な管理を可能にする運航管理統合機能の開発を進め、将来多くのドローンが全国で安心安全に飛び交う社会の実現に貢献する。

 ドローンは将来、物流や郵便、警備、災害調査、点検、測量、農業などのさまざまな分野での活用が期待されている。ただ高密度でドローンが飛び交う社会を実現するには、すべての機体の飛行計画と飛行状況を掌握し、衝突などの危険を確実に回避するなどドローンの運航を統合的に管理する必要がある。さらに、ドローンを安全に運航するためには、気象情報や地形、建物の3次元地図情報をドローン事業者に提供する必要がある。

 このような背景のもと、NEDOは、同一空域で複数事業者のドローンが安全に飛行するための運航管理システムの開発を推進していく。これまで「福島ロボットテストフィールド」(福島県南相馬市・同浪江町)の総合管制室に運航管理統合機能を提供するサーバーを設置し、運航管理システムのアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を公開しながら、福島ロボットテストフィールドにおいて一般のドローン事業者も参画した運航管理システムの相互接続試験を実施してきた。(新エネルギー・産業技術総合開発機構<NEDO>)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「今すぐ使えるかんたん Zoom」(マイカ著/技術評論社)

2021-05-05 09:37:57 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:今すぐ使えるかんたん Zoom~ビデオ会議やオンライン授業で活用する本~

著者:マイカ 

発行:技術評論社(今すぐ使えるかんたんシリーズ)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、「非接触型」のコミュニケーションが日常となりつつある。そんななか、いまやビデオ会議ツールの代名詞的存在となったZoomは、ビジネスだけではなく、プライベートのコミュニケーションツールとしても認知されるようになってきた。同書は、Zoomをはじめて使う人でも迷わずビデオ会議やミーティングに参加できるよう、基礎から学べるZoomの解説書。Zoomではじめてミーティングに参加する時や、自分でミーティングを開催する時のための基本操作や、よりスムーズなミーティングの進行を行いたい時に必要なテクニックなどをわかりやすく解説。ゼロからはじめたい人も、もっと活用したい人も必携の1冊。

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