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仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

高性能林業機械

2010年11月11日 20時58分00秒 | 
 地元北桑田高校森林リサーチ科の実習として開催された林業体験教室に行ってきました。林業や木材加工などを勉強する生徒たちが高性能林業機械による作業を体験することにより、実際の林業への関心を高めてくれることを目的としたもの。僕も一応指導者側の一人ですが、お手伝い程度です。

 
 
 これが本日の主役、大型高性能林業機械「ハーベスタ」。倒された木をわしづかみにして枝を払い、さらに内蔵されたチェンソーで決められた長さに切断することができるものすごい機械です。ユンボのアームの先に付けられたアタッチメントを運転席から操作するだけで1人で10人分以上の仕事をします。もっとも10人かかっても動かせないような木でも楽々持ち上げるから人数の比較はできない。
 写真は内蔵チェンソーで切断した瞬間。まるで大根でも切るように簡単に切ってしまいます。見ていて爽快。

 この中の1人でも林業を志す人が現れたら幸いです。

葉枯らし材実験林伐採

2009年10月07日 20時59分32秒 | 
 去る3日の話になりますが、うちの京都市林業研究会京北支部で伐採作業をしました。
 
 「葉枯らし材」とは、伐採した木をそのまま山に置いて自然乾燥させた材木のこと。林業の世界では昔からやってきていることですが、今回の実験は機械で人工乾燥させたものと比べて材の質・強度などにどの程度の違いがあるかを調べようというのが趣旨です。京都大学や建築家の先生方からなる検討委員会から協力を依頼されて我々が出動したというわけです。

 

 あらかじめ印をつけた木を伐って、人工乾燥にかけるものをクレーンで搬出します。



 「えーい、めんどくさい!」と自分で担ぎだしたYさんとF君。豪傑です。

 いいデータが出たら「葉枯らし材」という新しいブランドを立ち上げて新しいニーズを掘り起こそうという計画。うまくいくといいのですが。
 この木材不況が簡単に打開できるとは思えませんが、何とかしないと打開できる見込みもない。できることはどんどん協力していきたいと思います。