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仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

ヒサカキの木

2011年07月17日 13時24分08秒 | 
 仙太の材料シリーズ第2弾はヒサカキ。漢字名は木扁に令と書きますが、PC画面には表示不能なのか文字化けしてしまいます。

 名前の由来は、「榊に似て榊に非ず」ということで「非榊」だという説と、榊より小さいので「姫榊」だったのが縮まったという説があるそうですが、有力なのは「姫榊」のほうだとか。



 実際榊の代わりにお供えなどに使われることが多いらしい。新しい葉が出ているところはお茶の葉にもよく似ています。



 この曲がりが特徴。仙太の椅子にはもってこいなのです。成長が遅いので木目は非常に細かく緻密。なので断面はきれいに磨くとつやつやに光ります。

 こいつはちょうどいい太さになってきました。この冬にでも伐ろうかな。

椿の木

2011年07月10日 21時25分35秒 | 
 ネットショップのページ作りに苦戦しています。「オープンはしたけれど…。」というやつで、なかなか思うようなレイアウトにならない。入れ替わり立ち代わり入ってくるページ作り代行業者のセールスをことごとく断って一人でもそもそとやっております。

 この椿の木もそれ用に撮ったものです。「材料はこれです!」というノリに持っていきたい。
 それはいいが、この写真は一体どこにピントが合ってるのやら…。



 いい感じの太さになってきてます。あと2~3年で伐れるかな。

杉苔

2011年07月08日 20時52分45秒 | 
 梅雨が明けたんだとか。昨日、もういつ以来だかわからないくらいの本格的な雨が降って、山も畑も人間もホッとしたところで一夜明けたらまた猛暑。「今しかない!」というタイミングでの「梅雨明けと思われる宣言」になったようです。

 山の杉苔も元気に茂っています。

 そういえば今日、初めてヒグラシの声を聞きました。早っ!季節の道標が何もかもいっぺんにやって来ます。

 ここに声を添付できないのが残念…。

雪害木始末完了

2011年07月04日 21時35分53秒 | 
 先日からぼちぼちやっていた雪害木の始末がやっとできました。

 

 作業前。しっかり数えていませんが、2つの現場で100本以上の木を伐ったと思われます。この木はもうチップくらいにしかならないのでもったいないかぎり。ここは場所的によく目立つところなので片付けましたが、奥の方の山では手付かずでほったらかしのところも。とても手が回りません。



 それにしても…半日も仕事すると汗でシャツがぐっしょり。絞ったらポタポタとしずくが垂れるほどです。汗をかくのは健康にいいというが、ものには限度があります。

湧き水

2011年07月01日 21時26分38秒 | 
 山の斜面からこんこんと水が湧き出しているところがあります。ずっと昔から。冬も夏も、しばらく雨の降らないカラカラ天気の時でもこの水が涸れることはありません。


 
 しかも場所は尾根筋のすぐ下。水脈があるということなんでしょうが不思議な気がします。

 
 
 真夏に飲むと冷たくてすごく美味しい。

 これもひとつの桂川の源流です。

雪害木始末

2011年06月25日 20時53分02秒 | 
 クリエーターズマーケットが終わってから、と延び延びにしていた雪害木の始末にやっととりかかりました。

 将棋倒し状態になっていた直径20cm前後の木を玉切りして搬出しやすいように集めます。雪害木はいろんな方向にごちゃごちゃに重なり合って倒れる場合もありますが、ここは皆一方方向に倒れたので作業はしやすい。思ったより早く、半日ほどでこの現場は片付きました。



 次はこちらの現場。ここの方が伐る木の数は多いですが、一日かかればなんとかなるでしょう。

 それにしても、折りしもやってきたこの猛暑!えらくしんどいと思ったらそれもそのはずで気温32℃湿度ムシムシ。もっと涼しいときにチャッチャとやっとけばよかったのに、と言う声が聞こえてきそうですが しょうがない。ものには優先順位があるのです。

 

馬酔木(アセビ)と滝

2011年03月30日 20時44分02秒 | 
 梅がやっとちらほら咲き始めたところですが、まだ雪が残る林内に馬酔木(アセビ)の花は満開でした。実を言うとこれで満開なのかどうかよく知らないのですが、見た目の印象としては「咲いている」というより「たわわに実っている」というほうが適しているような気がする。

 

 お気に入りの滝にも足を伸ばしました。雪解けでさぞかし水量が多いに違いない、と楽しみにしていましたが、ちょっと拍子抜け。秋に見た時とあまり変わらない。もうすでにほとんど解けてしまっているのかもしれません。
 一度大雨のあとに来てみよう。覚えていたらですが。

雪害

2011年03月29日 20時50分27秒 | 
 雪が消えて雪害の全貌が明らかになってきました。ご他聞にもれず家の近くの林にはこんなところも。ここは30年くらいの若い林ですが…



70年くらいの太い木の林もやられました。雪の重みで根こそぎ倒れてしまっているものが多い。杉の木は根が浅いので倒れやすいといえば倒れやすいのですが、それにしても…。こんなになっても搬出できさえしたら多少なりともお金になるのですが、ここは道がないので搬出しても経費がかかりすぎて赤字になります。どうしようもないです。
 かなりの損害ですが、こんなものは今回の地震の被害に比べたら「へ」でもない。たいしたことないです。



 倒木が塞いで通行不能だった林道が森林組合さんのおかげでようやく開通して通れるようになり、おそるおそる見に行った奥山は大丈夫でした!やはりさすがにここはまだ雪が軽いのでしょう。よかった…。

 

 山一番の大木も元気に立っています。

 今はまだ大丈夫ですが、どんどん地球温暖化になるとこのあたりにも重たい雪が降るようになるのは間違いないと思われます。

 

雪害

2011年01月07日 21時25分58秒 | 
 また降りました。今度は朝起きた時には31cmありました。去年の冬は全くと言っていいほど降らなかったのでその反動が来たみたいです。



 あと1回こんなのが来たら屋根の雪おろしをしたほうがよさそう。



 地球温暖化の影響で最近は水気を含んだ重たい雪が降ることが多い。大晦日に降った雪の重みで木が倒れました。山ではもっとひどい。50年~60年たった大きな木もたくさん倒れています。北山杉丸太の山でも大きな被害が出ているらしい。まだまだこれから長い冬が続くというのに…。
 ただでさえ木材価格が安く、厳しい不況がつづいている上にこんな被害がたびたび出たら林業はますます先細りです。相手は天気だからしょうがないといってもしょうがないではすまない。

チェンソー

2010年11月24日 20時18分48秒 | 
 20年来愛用したゼノアのチェンソー368が、度重なる修理の甲斐なくとうとう動かなくなってしまったのでついに後継機を買いました。シンダイワ“ペッカー”410。オークションで13,500円。安い!勿論中古です。
 「動作良好」という言葉を信じて落札しましたが、確かに何ら支障なく使えました。古い型ですがきれいに使ってある。バーもスプロケットも目に見える傷みはないようです。よかった。ただ、前のが35ccだったのに対してこれは40ccなのですが思ったほどパワーがない。というより高回転がイマイチ弱いようです。調整すれば良くなるんではないかと思います。18インチのバーが付いてきたのですが、普段使いには少々邪魔になるので16インチに付け替えました。

 「ペッカー」という名前は軽いが機械は重い。でもまあどちらも我慢できる範囲内です。お世話になります。よろしく!