ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

戦国時代の発想では戦争はなくならない

2015年02月04日 | Weblog
太平洋戦争について考えてみましょう。
日本の戦争は残虐であった、アメリカの戦争は残虐ではなかったと言えるでしょうか。
私の町は無差別艦砲射撃と空からの無差別攻撃を受け、町の半分が廃墟になり、大勢の老若男女が殺されました。
一番残虐だったのは朝群れをつくって登校中の女学生が空から機銃掃射を受け、通学路で大勢死んだことです。
当時アメリカ軍機は低空で機銃掃射をやっていましたから女学生が軍人に見えるはずはありません。
町の北に陸軍駐屯地があったからだと思いますが、それにしてもアメリカ軍がやったことは残虐でした。
東京大空襲や広島・長崎への原爆投下を残虐ではなかったという人は一人もいないでしょう。
アメリカは勝ったからその残虐さが不問にされただけです。
残虐ではない戦争などないと思います。

今アメリカとイスラム国の戦争が問題になっていますが、イスラム国の戦争は残虐であると非難されています。
確かに残虐です。
反対するだけで殺したり、敵国の人であるだけで殺したり、敵味方判断することなく殺したりしています。

それではアメリカの戦争は残虐ではないでしょうか。
アメリカ軍人の戦死を減らすために空爆を行いますが、アフガニスタン戦争やイラク戦争では無数の誤爆が報告されました。
空爆はどうしても無差別殺戮になります。
それでは地上戦ということになりますが、地上戦ではアメリカ軍人は自分が殺される恐怖にさらされます。
危険地帯では何かが動いたと感じると敵・非軍人の判断をする間もなく攻撃します。
自分が先に殺される恐れがあるからです。
アメリカは勝ったので残虐さが不問にされただけです。
現代でもアメリカの戦争も残虐です。

真実はアメリカもイスラム国も関係なく、戦争は残虐ということではないでしょうか。

国や武装組織の戦争については、戦争で解決するという考えでは解決しません。
負けた方は、次は勝ちたいと戦争準備するでしょう。
勝った方が正義と思う負けた人はいないからです。

世界が法をもって戦争を犯罪とし、法をもって警察行為で戦争組織を破壊し、法をもって戦争人を罰するという仕組みを構築しないと永遠に人類は戦争をやるのではないでしょうか。


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