ゲートボール(GB)日記

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薩摩川内市の価値観は狂っていないか

2014年10月29日 | Weblog
薩摩川内(せんだい)市は九州電力川内原発の再稼働に同意しました。
市長は、国の方針を理解すると述べていますが、実は地元の目先の経済のためです。

市のホームページを見ますと、市の産業に関する情報データがありません。
漁業、農業、林業など第一次産業が主で次の展開がむずかしかったので原発を受け入れたのでしょう。
原発のおかげでお金も仕事も増えたと思います。

しかし原発のせいで生産の町から消費の町に変わってきたのではないでしょうか。
原発を再稼働しないと経済が成り立たない町になったのではないでしょうか。

市はホームページで強く観光を宣伝していますが、原発があることは観光の宣伝効果を殺します。
美しい海岸があると言いますが、原発のある海岸は幻滅です。
大量の温排水を海に流しますから、海の自然環境は熱帯の海になりつつあるのではないでしょうか。
また排水には微量の放射性物質が含まれていますから海水も微量の放射性物質を含んでいると思います。

再稼働となると市のイメージは一段と悪くなります。
大規模放射能汚染が起こる恐れがある町となります。

観光を宣伝する考えと、原発再稼働の考えは矛盾します。
市は自分の現在の経済を考えたが、未来のことも日本のことも世界のことも考えませんでした。
どうしてこのような短期的近視眼的発想で市が発展するでしょうか。

原発再稼働によってさらに市は消費的になると思います。
何らかの原因で放射能漏洩が起こり、東京電力福島第一原発周辺の町のようになると、生活も生産もありません。
避難計画がありますが、実験したことがない計画で、実行できないと思います。
住民は放射能を浴び、故郷を失い、放射能障害発生を恐れつつ、異郷で苦しい生活を送ることになる恐れがあります。

太陽光発電の京セラをとらず、九州電力の原発をとったのは致命的です。
下手をすれば薩摩川内市だけでなく、鹿児島県も、九州も、さらには日本も、さらには世界も放射能汚染で駄目にする判断でした。

鹿児島県知事も薩摩川内市長と同じようなことを言っていますので川内原発は再稼働になりそうです。
国が悪いのですが、貧困に負ける地方も悪いと思います。

どうして日本は命よりお金を優先するのでしょうか。
地方は貧困と言っても死ぬほど貧困ではないと思います。
原発以外の方法で経済を改善する方法はあります。
価値観が狂っていないでしょうか。


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