ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉になる方向

2016年09月22日 | Weblog
今から20年前のことですが、ある会社の技術担当として「もんじゅ」を訪問し、見学したことがあります。
先方の技術担当と情報交換したのですが、お話しの内容が浅くて、話し合いは話し合いだけで終わりました。
まじめな人達でしたが、一般市民に話しているような内容でした。
そのとき、三人寄れば「文殊」の知恵ではなく、閉じこもりの「もんじゅ」と思いました。

閉じこもりはとうとうこんにちまで続き、問題山積みとなり、解決方法がなく、年内に廃炉が決まる確率が高くなりました。
お金を食っただけではありません。
これからの廃炉が大変です。
核燃料・放射性廃棄物処理が大変です。
廃炉のお金は潤沢に出るでしょうか。
技術者達はまじめに廃炉に取り組んでくれるでしょうか。
施設が廃墟のようにいつまでも残るのではないでしょうか。
ケチがついた福井県敦賀市はどうでしょうか。
漁業や観光にどのような影響を与えるでしょうか。

政府は原子力推進方針に執着し、核燃料サイクル技術開発を続けると言います。
夢のエネルギー技術と信じています。
その信念は素晴らしいのですが、実用化を急ぎすぎです。
実用化しながら問題解決すると考えていますが、解決できていません。

核燃料(ウラン235)利用の原発も、使用済み核燃料再処理も、プルトニウムを利用するプルサーマルも、核燃料サイクル(増殖など)も、そして放射性廃棄物処理・永久保管も深刻な問題山積みです。
大規模原子力施設が多いことは非常に危険です。
放射性物質を増やさない、自然環境に拡散させない確信もなく、夢の技術と言って、実用を重視し、規模拡大をはかることは非常に危険です。

原子力利用は思い切って基礎研究に戻す英断が必要です。


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