ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政府も人々ももっと町づくり、家づくりのロマンを持とう

2017年10月25日 | Weblog
戦後、貧困時代、新築庭なし狭小住宅を「文化住宅」と呼びました。
「ウサギ小屋」という言葉も流行しました。
 
日本の復興に感心してアジアなどから多くの留学生が日本に来ましたが、日本の住宅事情の悪さに仰天しました。
狭い集合住宅に入り、自分の国の家よりもひどいと驚きました。
 
それでは日本人は反省して住宅を改善したかというと、全然反省していません。
1990年頃を境に経済が停滞すると、新築住宅はすべて庭なし狭小住宅ではないかと思うほど庭なし狭小住宅ブームになりました。
住宅設備などはよくなったと思いますが、狭さは文化住宅なみです。
 
庭なし狭小住宅は日本の誇るべき文化と言わんばかりに設計者は狭小住宅設計に力を入れました。
狭小化競争をやっているような雰囲気すらありました。
 
新婚さんはいいとして、子供が増え、家財が増えたら狭苦しくてたまらないでしょう。
生活しやすいとは思わないでしょう。
草木と言えば植木鉢を楽しむ程度でしょう。
町が美しいとも思わないでしょう。
古くなればただの雑然とした薄暗い町でしょう。
火災や地震に強いとも思わないでしょう。
 
政府に町づくりのロマンがありません。
人々は自分の収入に不安を持ち、気が小さくなって家づくりのロマンを失っています。
町づくり、家づくりにロマンのない政府や人々が、「強い国」と言っても「強がりの国」でしかないでしょう。
 
人口は減少中です。
政府は安心安全で美しくて住みやすい町や家を増やす住宅政策をとるべきです。
人々はもっと事業や仕事に積極的になって大いにお金を儲け、自分の住宅ロマンを追求すべきです。


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