ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政府は社会の劣化に対応できていない

2007年08月03日 | Weblog


ある大手の住宅会社の人が話してくれましたが、都市部では収益性は戸建住宅より集合住宅の方がいいそうです。
そこで集合住宅に注力しているそうです。

地方から都市部への人の流れは、大きな流れですから個人や一会社の努力では変えることができません。
都市部での住宅需要は当然のことながら大きくなります。
しかし土地がありませんから集合住宅建設以外に対応する方法がありません。

すでに都市部では土地の値上がりが進んでおり、1990年頃の土地バブルを思い出すような動きになっています。
土地バブル現象は、いつまでも続くように見えますが、急に終わりを迎えて、その後10年単位で経済の停滞の原因になります。

都市部でも住宅は生活基盤として安定していることが望ましいのですが、時とともに住宅や町が大きく変化し、しかも経済の波を増幅する原因にもなって人々の不安要因の一つになっています。

集合住宅が多い町は、集合住宅が老朽化したときどのような町になるでしょうか。
集合住宅の建て替えは容易ではありません。
貧相になり、空き家が増えて、活気が消え、近くの店も繁盛しなくなるでしょう。
集合住宅だけでなく、その周りの管理も手抜が増え、次第に廃墟のようになるのではないでしょうか。

都市部の健全化のためには地方を元気にすることが不可欠です。
都市部への人口集中を止めなければなりません。
中央政府は農林業の見直しと工業生産維持を基本とした地方の産業政策を打ち出すべきと思います。
なるようになると考えていると、政府は長期的な社会の劣化に対応できません。


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