goo blog サービス終了のお知らせ 

ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

危険物の長期運転・保管は非常に危険

2020年08月08日 | 社会

レバノンのベイルートの港の倉庫に約7年ぐらい長期保管されていた2750トンの硝酸アンモニウムが大爆発をおこし、600mも離れた場所でも爆風で建物の窓ガラスなどが割れたほどの広域被害を受けました。レバノン政府は原因を調査中だと言っていますが、原因の一つとして安全管理怠慢を挙げています。現実問題として人間が緊張して危険物を長期安全保管することは不可能ということをこの大爆発は教えています。

大規模放射能漏洩・汚染をおこすまでは東京電力は原発は安全だと言い張っていました。現実は長期運転している間に次第に安全管理がずさんになり、大津波による電源喪失などおこらないと考え、電源を安全なところに設置することを怠り、大事故をおこしました。安倍晋三内閣はいまだに原発を重要な発電技術と位置付けると言って再稼動に熱心です。経験知識を活かせない内閣です。

日本の人々によく考えていただきたいのですが、原発の稼動を続けると、原発の危険性は必然的に上がります。安全管理に全力を投入すると言っても現実は気が抜けます。さらに、稼動を続けると放射性廃棄物が増えます。現在処理処分技術がありません。恐らく原発が「永久」安全保管することになると思います。人間が「永久」安全保管できるでしょうか。100%不可能です。100%の確率で、現在の人々あるいは子孫は非常に大きな被害を受けます。

危険物は爆発性物質や原発や放射性物質・廃棄物だけではありません。日本の技術を信じて安全だと思っている巨大土建構造物も長期で使っていると非常に危険なものになります。「永久」に安全などというものはありません。「永久」安全管理は人間にとって至難のわざです。