ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

恐怖の中には安全に役立つ恐怖と危険を高める恐怖がある

2017年12月16日 | Weblog
沖縄県は在沖縄アメリカ軍に恐怖を感じており、軍廃止を求めています。
この恐怖は健全な恐怖です。
日本政府はまじめに沖縄県の要望に応えるべきです。
 
日本政府は中国の一帯一路構想に恐怖を感じています。
中国が世界支配力を強め、日本が不利になると思っています。
そこで中国周辺国に働きかけ、中国封じ込めを画策しています。
この日本の画策は労多くして功少なしだと思います。
対立は損という基本知識を欠いています。
原因は中国に対する恐怖です。
 
確かに中国は軍事力・経済力を背景に周辺国に積極的に投資し、インフラや産業の改善に貢献し、さらには周辺国政府に対する影響力を高め、中国に有利な経済圏を構築しようとしています。
この中国のおかげで中国を中心とする広域の経済圏が活力を持つことになります。
 
これは労少なくして功を得るチャンスと思うぐらいのゆとりを日本政府は持ってはどうでしょうか。
日本がやるべきことは中国との対立ではありません。
中国経済圏が買いたいと思うもの・サービスの提供を今後も日本ができることが重要です。
 
戦後アメリカは軍事力・経済力を誇って世界を支配する勢いでした。
世界はそのアメリカを利用して経済力を高めたのではないでしょうか。
(注)軍事力を高めた国も出ました。
今ではアメリカのグローバリズムを否定し、アメリカを批判する国が多くなっています。
アメリカファーストとトランプアメリカ大統領は叫んでいますが、世界はアメリカがファーストなどとは思っていないでしょう。
 
中国も世界の活性化に寄与しますが、中国が世界を支配することはありません。
長い歴史において、一時代、電気機関車の役割を担うだけです。
どうも日本は、戦後の底力を失い、対立・戦争というドラッグで元気を出すような状態になっています。
中国の一帯一路に対する日本政府の恐怖は日本の危険を高める恐怖です。