ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日本経済が不調な原因は国内生産軽視

2017年10月07日 | Weblog
人件費が上がったという理由で、収益のみ重視し、生産を人件費の安い国に移してきたが、政治家・資本家・事業家のこの安易な考えが日本経済低迷の原因になったと思います。
決して彼らが資本主義を軽視したからではないと思います。
生産の海外移転は資本主義に基づく行動であったと思います。
 
日本は高度経済成長が終わると、第三次産業を重視しました。
狂った金融が1980年代の不動産バブルを大きくしたと思います。
バブルの破裂で日本は行くべき方向を見失い、政府は不良大会社を助けるような経済政策をとり続けました。
国債を発行して政府が経済を主導しました。
このやり方は現在も変わらす、アベノミクスはその最たる保守的経済政策だと思います。
衆院選に臨んでも安倍晋三内閣はアベノミクスを重視すると言っています。
時代遅れです。
 
これは先行投資ではなく、単なる保守です。
依然として会社は収益を重視し、海外生産を重視しています。
劣化した日本経済の本質は改善されていません。
貯蓄を持った老人が増えているというので、老人に投機を勧めたり、自分の子供に生前から資産分けすることを勧めたりしていますが、市場にお金を供給し、経済破綻を防いでいるだけです。
経済を改善するための投資になっていません。
日本人が蓄積した資本は、海外の経済成長に役立っていますが、日本の経済改善には役立っていません。
 
日本人は、資本家・事業家は少数で、大半の人々は労働者です。
資本家・事業家はいいのですが、労働者は労働生産性の悪い仕事ばかりたくさんあって、労働生産性のいい仕事がありません。
いくら失業率が低くても、生活水準は改善していません。
 
保守的な政府の悪い経済政策のおかげでだいぶ日本人の人件費は下がったと思います。
そろそろ真剣に国内産業へ先行投資すべきです。
金融で金回りをよくして、お金の一部を自分のふところに入れるような非生産的経済で経済が順調に発展すると思ったら大間違いです。
 
輸入が増えたなと思うものを国内生産するといいと思います。
輸入品より品質などを改善するといいと思います。
当面の収益は悪いかもしれませんが、生産量が増えればコストダウンも可能となります。
 
新製品の開発については規制を緩和し、安全が確認できれが大いに商品化を認めるべきです。
既存類似製品を駆逐すると言って保守的になり、新製品を規制するのは資本家・事業家の活力をそぎます。
 
外国とは自由貿易を維持しながら、政府は国内生産を重視する生産環境整備にお金を使うべきです。
保守に使ってはいけません。
すると外国人資本家も日本の生産に注目します。
日本人資本家も国内生産へ投資しないと、日本で自分を見失うことになるでしょう。
世界人になるなら別ですが。