ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

安倍晋三内閣が戦争、戦争と騒いでいる裏で生産会社の信用が失墜

2017年10月13日 | Weblog
原発事業の失敗で東芝が破綻したこともショックでしたが、今また神戸製鋼所のアルミ・銅製品などの品質検査データの改ざんのニュースにショックを受けています。
品質で他社の製品に負けているとか、高品質の材料の生産・在庫が不足していて低品質の材料をデータを改ざんして納品していたとか、何らかの理由があって会社は不正を行ったのでしょう。
人でも会社でも国でも信用第一と言いますが、一番大事なことを神戸製鋼所は守れませんでした。
 
どんな国だって生産は非常に重要と思うのですが、高度経済成長が終わってからは日本の生産はどんどん軽視されているような気がしてなりません。
金融重視、海外生産重視、最近は戦争重視で、政府も人々も、戦後生産で現在の生活水準を達成したことを忘れたのではないかと心配です。
海外生産を重視すると、技術開発も海外に移ります。
技術者が海外に育ちます。
日本では生産が空洞化するだけでなく、技術開発も空洞化します。
技術開発は日本で、生産は海外で、などと格好いいことを言う人が言いますが、やがて優秀な技術者は減るものです。
 
もちろん今日でも世界に誇るべき技術は日本に数多くあります。
しかし今後もすぐれた技術を開発するには生産を重視しなければなりません。
人件費で日本が不利でも生産する執念が必要です。
(注)日本が優先する生産をよく考えて設定するのはいいと思いますが、全体的に生産軽視は致命的です。
 
戦争技術を開発すればその技術が平和産業に移転し、平和産業も発展するという人がいますが愚論です。
戦争技術は非常に偏ったもので、戦争技術で非常に多岐にわたる平和産業を支える技術を供給できる訳がありません。
第一、技術者の気持ちが戦争に向いているようでどうして平和産業への応用を真剣に考える技術者が育つでしょうか。
 
軍事力を重視しても日本は戦争に明け暮れるだけでいいことはありません。
軍事力を重視する国を横目に見て、馬鹿だなあと思いながら、平和産業に役立つ技術に注力していると日本は発展します。
世界は日本と戦争するのではなく、交流を望みます。
軍事力を重視する国まで日本との交流を求めます。
 
戦争を考えているようでは人々が自由を失い、技術開発と生産が停滞します。
つまり安倍内閣では日本の経済は発展しません。
(注)今景気がいいということと、経済発展は別です。