ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日本は科学ではなく、安全神話の国

2015年09月16日 | Weblog
危険に関する科学はかなり発達していると思います。
ところが政府と人々は科学より安全神話を信じています。

科学者は地震国日本に原発は危険と言います。
東京電力福島第一原発事故は原発が危険という何人も否定できない証拠でした。

ところが政府と人々は原発再稼動を認めました。
再稼動された九州電力川内原発については、フィリピン海プレートが九州、南西諸島に沿ってのめり込んでいますが、このプレートの境界に沿ってほぼ平行に阿蘇、霧島、桜島、口永良部島と火山が連なっています。
川内はこの火山列から約50km離れているにすぎません。
M7-8の地震もこの火山帯で発生しています。
大自然から見れば川内は地震帯の中と言っていいと思います。
安全ではありません。

仮に無事故で運転できたとしましょう。
川内原発で生じた放射性廃棄物はどこに保管するのでしょうか。
日本のどこか、一か所にまとめて保管することは不可能でしょう。
原発敷地内で永久保管になる恐れが大きいと思います。
永久ですから、常に破壊に怯えながら永久保管施設を運営することになります。
ここまで子孫を不安に陥れ、危険にさらしても原発を稼働すべきでしょうか。

原発に限りません。
山の斜面やその下に町をつくって山崩れに呑まれたり、川の近くの低地に町をつくって流されたり、海岸近くのゼロメートル地帯に町をつくって津波に一掃されたりしています。

東京のような複雑な巨大都市が地震に耐えるでしょうか。
被災者を誰が助けるのでしょうか。

近年の日本は非科学的と思います。
災害を予知しながら平気で危険な町をつくっています。
災害が来る確率は小さいということで安全神話をつくって危険なことをやっています。

ところで日銀の異次元金融緩和ですが、本当に安全でしょうか。
危険ではないでしょうか。
安全神話でないことを祈ります。