ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

放射能汚染地での除染体制

2015年02月22日 | Weblog
放射能汚染の除染の仕事ですが、実際に仕事をする人の日当が3000円などと聞くとこれでは除染はできないと思います。
時給1000円時代です。
除染の仕事をやりたいと思う人はいないでしょう。

どうしてこんな馬鹿なことが起こるかというと、仕事を受注した会社(元請)が、下請けに、その会社がまた下請けに、・・・と下請けに仕事が回されているそうですが、それぞれの会社がなにがしかのお金を取りますので、末端は日当3000円などという信じられない労働対価になるのだそうです。

発注する国、地方、東京電力に問題があります。
本当に仕事をする会社に発注すべきです。
そうすると受注会社が非常に多くなって発注作業が面倒になるというのが国等の言い分と思いますが、そう言っていると、現体制の改善が進まず、仕事の労働対価が非常に安くなり、仕事そのものが実行されなかったり、仕事の質が悪くなったりします。

最初は受注会社管理が面倒ですが、時と共に受注会社の実績が明確になり、信用のある会社は労働者を集め、訓練し、安全管理することが上手になり、次第に発注作業がやりやすくなります。
最初楽をしていつまでも除染ができないでいる(お金の無駄使いをしている)より、最初苦労して除染ができる体制をつくった方が賢明です。

今後放射能汚染環境で仕事をする人が増えると思います。
作業者の安全管理ができるしっかりした会社を育成する必要があります。
国は、この仕事の重要性を認識し、長期的視点で法整備を行ない、安全かつ有効な体制をつくることが望ましいと思います。

東京オリンピックとかリニア新幹線とか、非常に多くの作業者を必要とする大事業があります。
そのために放射能汚染問題解決がどんどん遅れるのは非常にまずいことだと思います。